観光型高速クルーザー「シースピカ」就航
晴れ
今日の中国新聞から。昨年10月にプレス発表された瀬戸内観光クルーズ(→2019.10.18)ですが、建造された観光型高速クルーザー『SEA SPICA(以下、シースピカ)』が8月20日にマスメディアに公開されました。
「シースピカ」は今年10月から始まる大型観光キャンペーン「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」の目玉としてJR西日本と瀬戸内海汽船が共同で建造しました。
本船の建造にあたっては、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)が2018年度に創設した「国内クルーズ船」の共有建造制度活用の第一号案件。(→JRTTプレス発表、R2年度共有建造制度について)
運航区間は広島港と三原港をつなぐ海上ルートで金・土・日・月の週4日、1日1往復の定期便で運賃は片道6000円程度を想定する。9月12日に第1便を運航させ、当初は団体客を対象とし、10月2日から一般向けにも広げるという。
広島港発の東向きルートは08:30に出発し、呉港、下蒲刈島、大久野島、瀬戸田港に寄港して、13:15に三原港へ到着。折り返しとして、三原港発の西向きルートは13:25に出港し、瀬戸田港、大久野島、御手洗、呉港を経て18:00に広島港に到着するダイヤ編成です。
江田島市にとっても観光誘客のチャンスも望めます。特に西向きルートをターゲットに広島港からは中町/高田、三高、切串、小用の各港へ、呉港からは小用港へという海上ルートがあります。西向きルートの広島港や呉港の到着時間を考えると当日の江田島入りは中町港、小用港が現実的かもしれません。
7月から始まった中町港・小用港を起点とするカーシェア事業(→2020.8.8)にも弾みがつくのではないだろうか。また来年7月には能美海上ロッジに替わる新ホテルが開業し(→2020.3.18)、旧江田島幼稚園を改装しての宿泊施設も計画(→2020.8.15)されており、江田島市の観光ビジネスをどう開花させていくかが試されます。
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