三高地区と切串地区の可能性
晴れ
まもなくお盆期間に入ります。今年は新型コロナウィルス感染症の影響で全国的には帰省の動きは例年ほどではないようです。
江田島市内ではショッピングセンターなどを見る限り、帰省されている人たちでいつもとは違った活気があります。
左は令和2年4月1日分の年齢別人口(→こちら)から作成した三高小学校区及び切串小学校区の0歳~15歳人口を取りまとめたものです。江田島市内には6つの小学校がありますが、三高小学校(54人)、切串小学校(51人)は他の小学校に比べて小規模です。
平成29年12月定例会(→議事録P27~)で、広島市との教育の連携について質問したことがあります。
広島市との海生交流協定(→こちら)及び連携協約(→こちら)の取り組みをさらに拡充し、第2次江田島市総合計画及び総合戦略が目指す交流人口増加を観光面だけでなく、教育面からも推し進めるための具体策として、江田島市ならではの特色ある教育活動プログラムを確立し、広島市から船便を利用して三高地区、切串地区の小中学校に通学できる仕組みを検討できないかというものです。
広島市内のことですが、似島の小中学校にフェリーで通っている児童生徒も多くいます。(→いきいき体験オープンスクール校)
教育委員会の答弁としては、原則的にはそれぞれ居住している市町村の学校に就学する必要があるが、保護者からの申し出により、その指定した学校を市内の中で変更することを認める指定学校変更制度や市外の学校への就学を認める区域外就学の制度を設けている。
このうち、区域外就学の認定を行う際には、相手側の教育委員会との協議を行う必要がある。現在、区域外就学により市内の学校に就学している生徒は2名おります。区域外就学の希望があった場合は、関係する市町村教育委員会と協議を行い、今後も柔軟に対応したい、というものでした。
いま三高・切串両地区の0~15歳人口を見るとゆくゆくは複式学級(三高小は一部すでに実施)となり、最終的に廃校になりかねない状況です。広島市との航路がある玄関口が廃れていくことはあってはならないと思います。
先日も書きましたが、切串地区は小学校の大規模改修を終え、これから保育施設や交流プラザを新築する予定です。(参考→2019.3.28切串小学校校舎大規模改修、保育施設・交流プラザの新築→R1.11.26、R2.4.28)
また、広島県教育委員会が今年度から2年間、三高小学校で個別最適な学びに関する実証研究事業(→こちら)を行っており、江田島市ならではの教育プログラムを確立し、新たな島の魅力につながることを願っています。
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