災害時に備えた井戸の活用@呉市
くもりのち雨 左は7月21日の中国新聞から。西日本豪雨災害の断水を教訓に、呉市では井戸活用が広がっているという記事です。
平成30年(2018)7月の豪雨災害により、呉市や江田島市は長期間の断水になりました。(→2018.7.25市内全域で断水解消)
新聞記事には呉市の三条地区の事例が出ていますが、『住民の力』で地下水をくみ上げる手動式ポンプを8年ぶりに増設したそうです。
呉市では今年度から市民が共同で利用できる『災害時協力井戸』として登録制度を始め、活用を後押ししています。(参考→2018.9.21 尾道市、共助の井戸を検討)
参考までに、左は8年前(2012=平成24)に呉市三条地区で撮影した手動式ポンプです。かつては江田島市内でもよく見かけ、懐かしさもあったので記録として撮っていました。
このたびの新聞記事がでる1日前にFacebookの過去記事に使用していたのを偶然見つけました。
因みに、江田島市では平成30年(2018)7月豪雨災害の時、洋伸建設が自社の井戸水を解放され、能美金属業団地においても井戸水の開放、そして、洗濯のサービスもしていただきました。
江田島町の江田島銘醸、能美町高田の光源寺、大柿町の濵口醤油も井戸水の開放をしてくださいました。また大柿町の宝持寺の井戸水を活用したボランティア洗濯機サービスもありました。(→こちら)
地域の方々が自主的に井戸水を開放してくださり、多くの市民が助かりました。平成18年(2006)の送水トンネル崩落事故(参考→平成18年広報えたじま10月号)による大規模な断水がひとつの教訓になっていたのかもしれません。
井戸水の活用について、豪雨災害直後の平成30年9月定例会に一般質問しました。自己水源が少なく85%を広島県に頼らざるを得ない江田島市であるため、所有者が了承をすれば『命の水』として江田島市ならではの井戸水マップを作成することを提案しました。(参考→H30.9月定例会議事録抜粋)
今年に入って江田島市でも井戸の登録制度を推進すると聞いておりますが、その後どうなっているのか気になるところです。
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