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2020年7月

2020年7月31日 (金)

文書質問(市債について)の答弁書を受ける

晴れ

 以前、市債について文書質問をさせていたただいたという記事を書きました。(→2020.7.16)本日、執行部から答弁書が議会事務局に届き、写しをいただきました。来週以降、議会HPに掲載されることになります。(参考→文書質問書・文書質問答弁書

 この度の答弁書で令和元年度末の市債残高、交付税参入見込額および実質負担見込額を把握することができました。現時点では詳しく書くことは控えますが、議会HPに公開されましたらお知らせいたします。

 前回も書きましたが、これまでの議会だよりでは、『借金総額』(市の実質負担)の説明について正確性を欠いていたため、今年4月末に市民の方から疑問の声をいただきました。

 後年度、交付税措置(国が負担する)される市債についてしっかり示していないこと(実質借金額がわからない)、そして、市民の皆様(子ども、孫)が直接借金を返すことでないこと等の説明がなされていないことなど。もちろん、財政破綻すると、公共施設の利用料、水道料金、下水道料金、保育料金等の行政サービスが高くなり、間接的に借金を支払うことになります。

 令和2年11月には合併して17年目に入りますが、合併当初より懸念された人口減少の歯止めは掛かっておらず、本年7月1日現在の人口は 2万2,677 人であり、合併直後の平成16年12月の人口3万980人に比べ8,303人減少しています。

 合併時からの懸案事項である公共施設の再編については、平成26年12月に策定された「江田島市公共施設のあり方に関する基本方針」に基づき、統廃合を基本に既存施設の大規模改修もしくは新築等による施設整備を合併特例債等の活用により実施しています。

 しかしながら、再編整備による市債の増加と予期していなかった平成30年7月豪雨災害の災害復旧事業に伴う市債発行や財政調整基金の取り崩しにより、市民の皆様からは市財政に対する不安の声を最近よく聞きます。

 議会としても、市の実質的な負担を把握し、今後の財政計画及び行財政改革に対する考え方を整理しなければなりません。議会広報特別委員会で協議することになりますが、次回の議会だよりに交付税参入見込額や実質負担見込額の表が掲載できればと考えています。

 持続可能な「恵み多き宝の島、えたじま」を実現するために、まずは実質的な借金がどれだけあるのか、行政・議会・市民の皆様が共有することが大切です。

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議会運営委員会(R2.7.31)

晴れ

 10時から開催の議会運営委員会に出席しました。主な協議事項は、8月7日に開催される臨時会の議事日程です。

 執行部からは総務部長が出席し、上程予定議案は報告1件、補正予算案1件であることの説明がありました。補正予算案に計上されるものは7月29日の全員協議会で施行部から説明がありました。

 総務部長退席のあと、委員から、この度の補正予算案(総額4億1743万6千円)を委員会付託にして審議してはどうかとの提案がありました。

 過去に補正予算案について予算審査特別委員会等で集中審議すべきと何度か提言してきた経緯がありますが、議会内でのコンセンサスがとれず、また、執行部との協議が必要です。委員の意見はもっともですが、この度は時間的に調整が難しく、今後の課題として補正予算案などは委員会付託するかどうか継続審議としてはどうかとの意見をさせていただきました。

【参考】過去の委員会付託に関する記事
2012年11 9日 第12回議会改革特別委員会
2014年324日 委員会付託について
2014年4116月定例会から重要議案、委員会付託へ
2014年6 5H266月定例会の日程が決まりました
2017年10 5日 第5期議会スタート前におもう (その1)
2017年11 9日 委員会付託にむけて
2018年521日 竹原市議会を訪問 (視察研修報告

 尚、追加日程として、発議による私に対する辞職勧告決決議案についての協議がなされることになりましたので、当事者であるため退席しました。

 このたびの件については、市民の皆様に不快な思いをさせていることを改めてお詫びします。8月上旬には公判が始まる予定であり、審理に差し障ることもありますので、時期が来ましたらご説明させていただきます。

(参考)辞職勧告決議に関するコラム
 勧告がどのようなものか分かりやすい記事がありますのでご参考までに。(→) 

(追記)ホームテレビのニュースでは、『河井案里被告から受け取った』とされているが、こちらは誤り。正確には『事務所スタッフ』。経緯等も含め公判審理に影響が無くなった時期に説明します。

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2020年7月30日 (木)

R2年8月補正予算案 新型コロナウイルス感染症関連事業(教育委員会ほか)

 前回記事の続きです。7月29日の第7回全員協議会で説明された8月臨時議会に上程される補正予算案のうち、教育委員会関係は4事業ありました。(→参考資料)そのうち2事業については以下の通りです。

23学校教育振興一般事業

2020729giga_school 『GIGAスクール構想』(→参考HP文科省)向けて、構内無線LANの整備、1人1台タブレット端末などの整備を行います。(予算1億9567万3千円)

 文部科学省の補助金と新型コロナ交付金を活用し、令和2年度中の整備完了を目指すもの。各家庭のWi-Fi環境を調査した結果、約100世帯でネット環境にないということで、モバイルWi-Fiを貸与することで学習格差が発生しないように取り組みます
 
【参考】
 GIGAスクール構想とは、「児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、多様な子どもたちを誰一人取り残すことのなく、公正に個別最適化された創造性を育む教育を全国の学校現場で持続的に実現させる構想」。

※GIGAとはGlobal and Innovation Gateway for Allの略。

 Society 5.0時代(➡内閣府HPを生きる子ども達にとって、教育におけるICTを基盤とした先端技術の活用は必須であり、国を挙げて取り組むことになっています。

24学校施設維持管理事業

2020729school_aircon   小中学校では普通教室・特別支援学級にはエアコン設置されていますが、新型コロンウィルス感染症による休校の影響で夏休みを短縮したり、感染防止策として3密を避ける工夫や熱中症対策が必要です。

 そこで新型コロナウィルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、市内小中学校の理科教室等(江田島中学校のみ音楽室)の特別教室等にエアコン、気化式冷風機及び扇風機を設置するもの。(予算2168万円)スケジュールとしては8月末までの設置完了を目指すと説明がありましたが、8月18日(火)に授業が始まるということで、なるべく早い設置になるようお願いしたい。

【その他の部署】
■福祉保健部関係(予算4629万3千円):資料をご覧ください。(→参考資料
■土木建築部関係(予算1000万円)
 かきしま海道サイクリングロードの感染拡大防止に配慮した環境整備。ベンチ、注意喚起の看板、色落ちしたブルーラインの塗り替え
■市民生活部関係(予算250万円)
 多文化共生支援事業補助金として、外国人市民への多言語による情報誌等の作成。最大50万円の補助であり、5件を想定。

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R2年8月補正予算案 新型コロナウィルス感染症関連事業(産業部)②

晴れ

 広島地方気象台の発表では、本日、中国地方が梅雨明けした模様です。(→こちら
 前回記事の続きです。7月29日の第7回全員協議会で説明された8月臨時議会に上程される補正予算案のうち、産業部に関しては5事業ありました。すでに取り上げた2事業以外の3事業は以下の通りです。

18江田島市の魅力発信プロジェクト事業

2020729hosei_sangyou_2-1 観光客増加に向け、テレビや他の媒体を活用したメディアミックス(複数のメディアを組み合わせること)により、江田島市の情報を発信し、拡散していくというもので予算額は1070万円。

 自然豊かな環境であり、また、都市部(広島市、呉市)に近い立地条件を活かした観光客誘致には、まず、『江田島市』を知ってもらうことが大切です。これは移住・定住促進にも言えることです。

 今年度から地域おこし協力隊としてプロモーション推進員が着任しています。推進員を核としたシティー・プロモーション(→参考)が重要です。

地域おこし協力隊(プロモーション推進員)のミッション
・マスコミ等に提供する情報の収集,プレス向け資料の作成,情報素材のブラッシュアップ
・マスコミ等に提供する情報の創出
・マスコミ等への情報提供など

19観光客受入観光整備事業

2020729hosei_sangyou_2-2 観光客受入にむけた環境整備として、まずは、海に関するもの。長瀬海岸の遊歩道手摺、桟敷テント、水上フロートや長浜海岸のトイレ整備を行います。

 長浜海岸のトイレ整備は、水洗化はせず、和式から洋式化するということです。以前取り上げましたが、牡蠣殻を活用した循環型トイレの設置をすることでSDGsに取り組む姿を示すことも大切なのではないだろうか。(→2012年11月30日 カキ殻対策を考えよう永和国土環境㈱HP

 平成20年に文教厚生常任委員会で循環型トイレについて視察したことがあります。(→H20.8.12

Sdgs_eiwakokudo_kankyou 左写真は広島県HPで公開されている「未来につなげるSDGsとビジネス~広島における企業の取組現場から~(→こちら)」に掲載されている企業の記事です。

20体験型修学旅行等魅力アップ事業

2020729hosei_sangyou_23 新型コロナウィルス感染症の影響で受け入れを止めています。この時期だからこそ、受入環境整備を行うというのは正しい選択だと思います。(予算額500万円)

 まずは体験プログラムの拡充により、江田島市ならではの魅力的なアクティビティーを多様化すること、そして、民泊受入家庭を増やすためのスタートアップガイドブックにより、参画しやすい環境づくりは大切なことです。

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R2年8月補正予算案 新型コロナウィルス感染症関連事業(産業部)①

くもりのち晴れ

 昨日の第7回全員協議会で説明された8月臨時議会に上程される補正予算案のうち、産業部に関しては5事業ありました。まずは、そのうちの2事業ですが下記の通りです。

16事業継続支援金事業

2020729hosei_sangyou_11 新型コロナウィルス感染症に起因して、売上高が減少し、『市がんばる商工業等支援金』等での支援ができない商工業等事業者に対して、継続的な経営を支援するもの。(1010万円)

 市商工会への確認手数料(10万円)を除くと、支援総額は1000万円であり、申請者が満額10万円支援を受けると想定すれば、100件分の予算が組まれていることになります。対象となる要件については左写真をご覧ください。

17未来創造支援金事業

2020729hosei_sangyou_12 新型コロナウィルス感染症でこれまでの経済活動が縮小になる中、事業継続のため新たな取り組みをする事業者(個人の取組は対象外)に対し、一定の要件を満たすと限度額30万円の範囲で支援するというものです。(4500万円)対象については、左写真をご覧ください。

(追記)
 広島地方気象台は、本日、中国地方が梅雨明けしたとみられると発表しました。昨年より5日遅く、平年より9日遅い。(→参考

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2020年7月29日 (水)

R2年8月補正予算案 新型コロナウィルス感染症関連事業(企画部)

 第7回全員協議会では8月上旬に開催予定の臨時会で、新型コロナウィルス感染症関連の予算が計上されています。

2020729hosei_kikaku-8  部署ごとに多岐にわたり市民や事業者に関する支援・補助等の予算が盛り込まれています。今回は企画部所管について取り上げますが、交通系と移住定住の3事業となります。

5航路維持対策事業

 市民の日常生活を守るための支援です。5月8日の専決処分で、航路ごとに3月~6月の期間、広島航路50万/月、呉航路30万/月を支給する予算が成立しました。(→参考
 いまだ観光客等の利用者の回復が見込めないため、令和2年7月~11月まで支援期間を延長することを補正予算案に盛り込む。(1320万円)

※専決処分(→参考資料
 議会が議決または決定すべき事項を、特定の場合に限り、地方公共団体の長が議会に代わって処理すること。

(参考)港湾施設使用料の減免措置(→広島県HP
 新型コロナウィルス感染症の拡大により、売り上げが前年同月比30%以上減少した生活航路の運航事業者などに対し、広島県管理港湾が管理する港湾施設使用料を減免する制度があります。

 当初の減免期間は4月1日から6月30日までですが、この制度が延長されたかどうか、まだ、未確認ですが、江田島市を発着する航路事業者が運営する航路維持のためにもお願いしたいものです。

16公共交通対策事業

 市内を運航(行)する交通事業者(航路、バス、タクシー)が実施する感染防止措置及び需要喚起の取組に要する経費を補助する事業です。感染防止だけでなく、観光客誘致をすることで利用客増に取り組む経費の補助になります。(1260万円)

17移住・定住対策事業

 新型コロナウィルス感染症の拡大により、都市部から地方へ移住する動きが出ています。アフターコロナを見据え、移住・定住情報を提供できるポータルサイトを新たに構築するというものです。

 江田島市は全域で光回線が利用でき、また、広島市などの都市部に近く、かつ、自然豊かな立地条件をどう生かすかがポイントです。(220万円)

(参考)光回線が敷設される経緯
2013.2.5 平成25年第1回全員協議会 その1(1)光回線の整備について
2014.2.13 いよいよ光回線スタートへ

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R2年第7回全員協議会

くもり一時雨

 午後から議会全員協議会が開催されました。(1名の議員が欠席)会議中に空が暗くなり、一時、激しい雨が降りました。主な協議事項は以下の通りです。

(1)新型コロナウィルス感染症への対応について(その3)

 これまでの感染症拡大防止対策の取組、5月8日専決処分及び6月補正実施分による支援策の進捗状況の報告。

 さらに8月上旬に予定される臨時議会で提案する更なる支援策を盛り込んだ補正予算案の概要について説明がありました。

 詳しくは別に書きますが、学校教育振興一般事業(GIGAスクール整備関連)1億9567万3千円、新型コロナウィルス感染症緊急経済対策として医療従事施設等支援事業1260万円、航路維持対策事業1320万円、公共交通対策事業1260万円、移住・定住対策事業220万円など4事業を含む合計26事業で総額4億1743万6千円の補正予算となります。

 財源としては、国庫補助金のほか、新型コロナウィルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当する予定です。

(2)旧沖美臨海教育場について

20200729toyoashikai  平成25年に広島大学から購入し(→平成25年第1回全員協議会その2)、平成27年に広大付属小学校の同窓会『一般財団法人とよあし会』に建物を無償譲渡し、土地の無償貸与をして施設の運営及び維持管理をお願いしていた『旧沖美臨海教育場』(→平成27年第5回全員協議会)について。

 このたび(一社)とよあし会が一般財団法人を解散し、任意団体に移行するため、建物および土地にかかる全ての契約を解除することになりました。

 今後は、普通財産とし、『江田島市未利用財産の利活用方針』に基づき、公共的な活用が見込めない場合は民間事業者への貸付・売却を検討することの報告がありました。

(3)その他

 執行部が退席した後、私が関わっている「河井事件」について、非公開にて経緯などの説明をさせていただきました。(非公開であるため出席した議員、職員は内容を公にすることはできません。)

 本来であれば、市民の皆様にご説明すべきところですが、8月上旬に公判を控えており、捜査当局から秘密保持を強く要請されているため、現段階で詳細を話すことができません。時期が来ましたら全容をご説明いたします。

Etaima_gikai_kyougi  尚、議会の対応ですが、会派代表者会議で本件について協議がなされることが確認されました。構成メンバーは正副議長と各会派から。会派は3人で構成することになっていますが、いわゆる『一人会派』も会派とみなして出席することになります。

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2020年7月28日 (火)

新型コロナウィルス感染 第2波

くもり一時雨

Covid19_hiroshima_20207282015  左は本日20:15更新の広島県内の新型コロナウィルス感染症の累計感染者数をまとめた表ですが、前日比で19人増となっています。

 本日の感染者の地域内訳は広島市13人、福山市1人、2市以外5人(府中町1、海田町1、大崎上島町1、熊野町2→こちら)となっています。大崎上島町や熊野町では初めての感染者確認です。

Graph_20200728_04_covid19-hirosima 国が全国を緊急事態宣言の対象としたのが4月16日(→参考)で、広島県など39県が解除となったのが5月14日(→参考)です。左表を見ると宣言期間よりも感染者発生が多いように感じます。

 また、現在は外出自粛の意識も何となく薄れ、実際はどうか分かりませんが、県外からの出張者なども多くいるように感じます。人の移動が感染リスクを拡げているのではないでしょうか。(参考→第2波来たのに緊急事態宣言に及び腰な3つの訳

 いま出来ることは、『新しい生活様式』を身につけながら感染防止に努めることなのかもしれませんが、どこまで防げるか気になります。一日も早くワクチン及び治療薬開発が望まれ、その一助となるよう寄付いたしました。(→こちら

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2020年7月27日 (月)

梅雨明け前の大雨に注意2020

Heavy-rain-100027thjul2020 今日は時折、強い雨が短時間に降りました。左は午前10時の気象庁HP(→雨雲の動き)のスクリーンショットです。沖美町の沖地区に強い雨をもたらす雨雲(赤色)が接近する様子です。天気予報で大雨の予測がある日は、この気象庁HPをこまめにチェックするようにしています。

 まもなく梅雨明けだろうといわれていますが、この時期は集中して激しい雨が降る傾向にあります。先週水曜日から雨模様の日々が続いているので、地盤も緩んでいます。土砂災害にはくれぐれも注意してください。(→2020年7月の天気

Covid19_hiroshima_2020727_2100 Graph_20200727_04   一方、7月に入ってから広島県内においても広島市や福山市等で新型コロナウィルス感染症と判明した人が増え始めました。(→2020.7.25)本日も21時更新情報では6人の感染者が判明しました。

 昨日(7/26)は東京239人(6日連続で200人台)、愛知80人、大阪141人、兵庫49人、福岡90人など大都市圏の感染者数は尋常ではありません。不要不急の県外移動を控えることも感染防止対策のひとつです。

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2020年7月26日 (日)

道の駅構想について2020

くもり一時雨
Soushinno-31_2016101 左は平成28年(2016)10月1日に発行した議会報告『創新31号』(→こちら)から抜粋したものです。

 江田島市の『未来への挑戦』のため、積極投資による経済活性化への挑戦の具体例として、『道の駅』等の拠点整備を挙げました。

 これは江田島市の特産品販売拠点及び情報発信基地として整備することによって観光客誘致に弾みをつけることを目的とし、過去に一般質問で市へ提案したことが施策として具現化されなかったことを推進するために掲げました。

『道の駅』とは(→国土交通省HP
 道路利用者のための「休憩機能」、道路利用者や地域の方々のための「情報発信機能」、「道の駅」をきっかけに町と町とが手を結び活力ある地域づくりを共に行うための「地域の連携機能」の3つの機能を併せ持つ休憩施設。
 最近は、防災機能強化についての取り組みもされています。(→こちら

201707261207410001 過去に2回の一般質問をしました。1回目は、平成20年12月定例会で、旧・大君小学校が平成21年3月に閉校するにあたって廃校利活用について『道の駅』にしてはどうかと一般質問しました。このとき市長からは立地可能性を検討するとの答弁がありました。

 2回目は平成26年6月定例会です。平成26年(2014)5月に旧・大君小のグランドを賃貸する(一部1,200㎡、賃料年額60~65万円)ことで産業振興による地域の活性化や就労機会の拡充に役立ていただける事業者を公募型プロポーザル方式により募集したこと(→こちら)を受けて、再度「道の駅構想」について質問しました。

 その後、江田島オリーブファクトリーが進出したことはご承知の通りです。(→2017.7.27「道の駅」の早期検討を

20206-general-question_hamanishi_giin  すでに6月に記事に書きました(→R2年6月定例会(1日目))が、6月定例会で浜西金満議員の一般質問(次期市長選挙について)がありました。

 人口減少対策をどう考えるかの再質問において、明岳市長が具体的な施策の一つについて、『農水産業者の生鮮農水産物や商工業者が生産するえたじまブランド商品などの生産販売拠点として“道の駅”の整備』を検討されていると答弁されました。(→録画中継21分35秒あたりから

 市長答弁をお聞きするにあたり、ようやく、市長が公の場で『道の駅』整備について積極的な発言をしたことをうれしく思いました。いま平成30年7月豪雨災害の復旧や新型コロナウィルス感染症で大変な時期にありますが、将来を見据えた必要なもののうち、『道の駅』は最も有効性のある施策のひとつであると考えています。

 江田島市には素晴らしい生産物があり、これをどう知っていただき、島に来てもらうか、そして経済効果がどうなるか、この点をしっかりマーケティングすることが大切です。

 江田島市内には花農家さんが『島の花』を売っている場所がありますが、市外から多くの方々が車でお花を買い求めにこられます。理由は、『安くて日持ちがする』というものです。また、季節によっては道路沿いにある無人の売り場には季節によって柑橘、タケノコ、野菜などを置いているのも見かけ、そして、車を止めて買い求める方も見受けます。

 市長がおっしゃるように、島の1次産業(農水産業)、そして、商工業者が作る江田島ブランド商品が集積する『島の市場』的な拠点があれば必ず島外からお客様が来るでしょう。また、『海辺の新鮮市場』(→施設概要)も建物としては合併前の江田島町が建設したものであり、近年、駐車場を設置しましたが、大型バスが何台も駐車するスペースはありません。旧大柿町が建設した『ふれあいプラザさくら』(→施設概要)も規模の点では同様です。(→中国農政局

 今後、議会の所管常任委員会でも調査研究課題として取り上げることも重要です。視察先としては、山口県周防大島町の『道の駅サザンセトとうわ』もお薦めです。また、県内では竹原市にある『道の駅たけはら』(→こちら)も参考になるのではないでしょうか。

 江田島市内のどこに設置すればよいか、ということも課題のひとつですが、私としては2か所ほど適している場所があると思いますが、市民の皆さんはどこが最適だと思われるか聞いてみたいところです。

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2020年7月25日 (土)

広島県内、7月に入って増加傾向~新型コロナ

くもり

Covid19_hiroshima_2020723 新型コロナウィルス感染症ですが、広島県内も7月に入って新たな感染者が増え始めてきました。東京、大阪、名古屋など大都市では最多感染数を更新している地域もあります。

 4月に1名の感染者がでた江田島市では、いまのところ新たな感染者はでていませんが、県内で感染者が増加し、広島県が感染拡大に対する『警戒強化宣言』を発令したことを受けて、7月22日に江田島市新型コロナウイルス対策本部会議が約2か月ぶりに開催されました。今できることとして、ひとりひとり、『新しい生活様式』など感染防止策を心がけていくことが大切です。

 参考までに、呉市ではHPで、呉市新型コロナウイルス感染症対策本部の会議資料を公開しています。(→呉市HP)7月21日の会議資料では、『全国的又は大規模なイベントを開催する場合の県への事前相談について』という資料があり、イベント開催を検討している方には参考になります。

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2020年7月24日 (金)

手押し井戸ポンプ~津田式ポンプ

3rd-our-etajima_tsuda  左は江田島市内の小学校で活用されている社会科副読本『わたしたちのえたじま』(三訂版)の掲載記事です。(参考→2015年11月17日 ふるさとの民話

 一昨日、呉市の防災時に備えた井戸水活用についての記事を書きました。(→2020.7.22

 昔懐かしい井戸水を汲み上げる手動式ポンプですが、大正時代に画期的な発明をしたのが江田島市能美町出身の津田喜次郎さんです。インターネットを検索してみると、いまでも日本中で現役として活躍していることがわかります。

(補足)津田喜次郎氏と津田式ポンプ
①ウィキペデキア②参考HP③オンラインショッピング

 上水道や電動モーターで汲み取る方式が普及するまでは、人々の暮らし(水汲み仕事)に貢献していたのではないでしょうか。

 江田島・能美島はこれまで多くの著名人が輩出しており、これからも江田島市から日本だけでなく世界で活躍する人が出てくることを信じています。

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2020年7月23日 (木)

ケイキカップ2020@入鹿海岸

くもり一時雨
Keiki_cup2020 今日は『海の日』で、また4連休の始まりでした。江田島市沖美町の入鹿海岸では、(公財)日本財団の助成事業『海ゴミ大作戦~海のゴミを未来のタカラに!~』のうちの一企画、『ケイキカップ2020』が開催されました。(→2020年7 4日海と日本プロジェクト@江田島2020

 『ケイキ(Keiki)』はハワイ語で『こども』です。広島市や呉市、江田島市の子ども約50人と保護者、関係者を併せて約100人が赤、青、緑、黄の4グループに分かれて3つの競技で得点を競い合う『海の運動会』です。受付では非接触型体温計で体温を測り、健康チェックシートで体調を確認しました。

Beach_cleankeiki_cup2020 第1種目は、みんなで海岸清掃しながらのビーチクリーン競争。ゴミの種類(流木、ビン、缶、ペットボトル等のプラスチック、発泡スチロールなど)で点数が違います。(→視聴期間限定ですがNHKのニュース

 ゴミ拾いが終わるとこちらを活用して『海ゴミ・アート』。ピンクのゴミ袋を利用して瀬戸内海でよく見かける『スナメリ』を形取り、参加者全員で『ソーシャルディスタンス』を守って『人文字(KEIKI CUP)』。上空からドローンで撮影された動画が楽しみです。

 第2種目は、『ライフジャケット・リレー』。命を守る『ライフジャケット』を正しく身につける話を聞いたあと、ライフジャケットをバトン代わり(着て、走り、脱ぐ)にリレーです。

Supkeiki_cup2020 第3種目は、『SUPリレー』です。(→映像)一時、波が少し出ていましたが、このころには穏やかな瀬戸内の海になっていました。

 今年は新型コロナウィルス感染症により、ほとんどの学校が運動会を中止しました。今日は『海の運動会』、親と子ども達が協力しながら、全種目、頑張っていました。

 お昼前から時折、大粒の雨も降りましたが、親子が楽しく、また、海についていろんな学びをしていただきました。島の子ども達、そして、呉や広島の子ども達にとって、『わくわく・どきどき・楽しい島 えたじま』の思い出になったのではないでしょうか。

第2種目 ライフジャケット・リレー

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2020年7月22日 (水)

災害時に備えた井戸の活用@呉市

くもりのち雨
2020721registration-system-of-well-in_ku 左は7月21日の中国新聞から。西日本豪雨災害の断水を教訓に、呉市では井戸活用が広がっているという記事です。

 平成30年(2018)7月の豪雨災害により、呉市や江田島市は長期間の断水になりました。(→2018.7.25市内全域で断水解消

 新聞記事には呉市の三条地区の事例が出ていますが、『住民の力』で地下水をくみ上げる手動式ポンプを8年ぶりに増設したそうです。

 呉市では今年度から市民が共同で利用できる『災害時協力井戸』として登録制度を始め、活用を後押ししています。(参考→2018.9.21 尾道市、共助の井戸を検討

2012kure_sanjo_ido 参考までに、左は8年前(2012=平成24)に呉市三条地区で撮影した手動式ポンプです。かつては江田島市内でもよく見かけ、懐かしさもあったので記録として撮っていました。

 このたびの新聞記事がでる1日前にFacebookの過去記事に使用していたのを偶然見つけました。

 因みに、江田島市では平成30年(2018)7月豪雨災害の時、洋伸建設が自社の井戸水を解放され、能美金属業団地においても井戸水の開放、そして、洗濯のサービスもしていただきました。

 江田島町の江田島銘醸、能美町高田の光源寺、大柿町の濵口醤油も井戸水の開放をしてくださいました。また大柿町の宝持寺の井戸水を活用したボランティア洗濯機サービスもありました。(→こちら

 地域の方々が自主的に井戸水を開放してくださり、多くの市民が助かりました。平成18年(2006)の送水トンネル崩落事故(参考→平成18年広報えたじま10月号)による大規模な断水がひとつの教訓になっていたのかもしれません。

 井戸水の活用について、豪雨災害直後の平成30年9月定例会に一般質問しました。自己水源が少なく85%を広島県に頼らざるを得ない江田島市であるため、所有者が了承をすれば『命の水』として江田島市ならではの井戸水マップを作成することを提案しました。(参考→H30.9月定例会議事録抜粋

 今年に入って江田島市でも井戸の登録制度を推進すると聞いておりますが、その後どうなっているのか気になるところです。

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2020年7月21日 (火)

「3・3・7拍子!」で元気に!応援!プロジェクト

晴れ時々くもり

20200711_337_iruka 左は7月11日、入鹿海岸で行われた動画撮影のヒトコマ。ボランティア市民と『えたぼう』も参加しています。

 広島のヒト・モノ・コトを応援するグループ、「全力ひろしま応援隊」(→こちら)が、未だ収束しない新型コロナウイルス感染症の影響や全国各地で発生する豪雨災害等により、不安な気持ちになっている皆さんを何とか応援したいという思いで、県内各地をロケ地として『3・3・7拍子!』で元気に!応援!プロジェクト(→こちら)として動画制作しています。

 最終的に出来上がった動画が公開されましたら、また、ご案内します。まだ梅雨明けはしていませんが、蒸し暑い日々が続きます。十分な水分補給などの熱中症対策、そして、新しい生活様式による新型コロナ感染症予防策をして、この夏を乗り切りましょう。

下(↓)は2018.11.29に公開されているMV(ミュージックビデオ)

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2020年7月20日 (月)

定住促進子育て世帯家賃補助金2020

くもり一時晴れ

20200720rent-subsidy-for-settlement-prom 左は江田島市役所HPからです。若い世代(子育て世帯)を対象とした江田島市への移住・定住策の一つとして、新たな家賃補助制度を創設したことについての案内です。(→市HP

 条件を満たせば、期間12か月(一年)で、『家賃の半額又は1万円のどちらか低い額(つまり最大1万円)』の家賃補助が受けられるというものです。

 対象者の条件のうち、『(4)入居者のいずれかが申請前に移住相談を行ったことがある人』ですが、どこに移住相談したことが条件なのか市HPを見る限りではわかりません。例えば、移住先を探すなかで、自分でインターネットなどで調べて移住してきた人とかは、対象にならないだろう。

 また、移住者が江田島市に住む知人・友人に相談した場合はどうなんだろう、と思ったりします。もし、相談があれば、先ずは市役所に相談してみて、ということにしようと思います。

 人口減少の歯止めをかけることが最大のテーマであり、いろいろな施策を模索しながら実施することは大切です。今回の補助金額(最大1万円)をどう感じ取るかにもよりますが、まずはやってみることです。定住フェア(参考→H26年2月)などで制度の説明をしたり、反応を見るのも必要です。

201702231409400033 尚、平成29年度から3年間実施した『定住促進奨学金返還支援事業』は、UIJターンの動向並びに市民満足度調査等の結果による成果検証を行なったところ、費用に対して効果が見込めなかったとして令和2年度予算からは削除されました。(参考→H29年度予算案(その4)~福祉・保健

定住促進奨学金返還支援事業(決算額)・・・令和元年度は8月1日までに調製

年度 申請件数 補助金額
平成29年度 105件 14,804,795円
平成30年度 121件 19,907,000円

★決算について(参考→愛知県
 地方公共団体における決算とは、一会計年度の歳入歳出予算の執行の結果・実績を表示する計数(表)をいいます。 会計管理者が調製する決算は、地方自治法(以下、法という。)に基づき作成しています。
(1)出納の閉鎖(法235条の5) 会計年度終了日の翌4月1日から5月31日までの間で、決算年度に係る現金の未収・未払を整理します。
(2)決算の調製(法233条第1項) 出納の閉鎖後3か月以内(8月1日まで)に、会計管理者は決算書及び付属書類(歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書)を作成し、首長(知事、市長村長)へ提出します。

【追記】
2020722-yachin_hojo  7月22日の中国新聞に『定住促進子育て世帯家賃補助金』についての記事が掲載されていました。令和2年度は10世帯を見込んでおり、事業費は120万円を見込んでいます。

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2020年7月19日 (日)

2020年度第1回えたじま日本語クラブ

くもりのち晴れ
200719nihongo_mitaka 江田島市国際交流協会主催の『日本語クラブ』ですが、新型コロナウィルス感染症の影響で、3月から休止していましたが、今日からスタートしました。

 ボランティアスタッフとして、午前中に開催された三高会館に行ってきました。フィリピン4(うち子ども2)、日本7の参加者。
 外国人参加者は、カタカナの勉強をしたり、日本語の会話をしたりと自分のしたいことを日本人スタッフと一緒に活動します。

 新型コロナウィルス感染症は、まだまだ収束する見込はありませんが、『新しい生活様式』を実践しながら、外国人市民に寄り添う『居場所』として日本語クラブが再開したことにホッとしています。

【新型コロナウィルス感染防止対策】
 ①会場入り口で手指消毒をする
 ②受付時に体温をはかる
 ③マスクを着用する
 ④距離を開ける
 ⑤飛沫防止パネルを使用する
 ⑥会場の喚起をする

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2020年7月18日 (土)

令和2年海浜清掃

晴れ

200718-beach-clean-at-shingai 毎年7月には地元漁協の海岸清掃に参加しています。今年は新型コロナウィルス感染症の影響もあり、規模を縮小しての活動です。朝6時に地元漁協に集まって、地域の海岸へ出向きました。(江田島市内のそれぞれの漁協組合でも清掃したようです。)

 先週からの雨によるものか、今年の海岸は多くのゴミが漂着していました。海岸には竹、木材、ペットボトル、ビニールパイプ等が漂着しており、燃やせるものは、何カ所かに集めて燃やしました。また、ペットボトル、ビニールパイプ等は袋に回収します。

200718styrofoam これまでに回収済みの発砲スチロール(トラック2台分)と本日回収したペットボトルや缶・ビンは環境センター(沖美町)へ搬入しました。

 小さな活動ですが、一つ一つの積み重ねが大きな動きに繋がればと思いながら参加させていただいています。

これまでの海ごみ清掃(過去ブログ)
2019年(R 1)令和元年海浜清掃ほか
2018年(H30) 海浜清掃と洗濯サービス
2017年(H29) 海浜清掃と新たなスポット
2016年(H28) 海浜清掃と「おかげんさん」
2014年(H26) 海浜清掃とミニ・コンサート
2012年(H24) 海浜清掃です
2009年(H21) 海浜清掃とうれしい発見

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2020年7月17日 (金)

マンホール蓋で賑わいを

晴れ

20200715_manhole 左は7月15日の中国新聞から。カープロードにマツダスタジアムの開場10周年の記念マンホールが設置されたという記事です。

 今シーズンは新型コロナウィルス感染症の影響により、プロ野球の開幕も大幅に延期となり6月19日になりました。

 今のところ、カープの調子は今一つですが、広島が元気になるよう活躍を願っています。

 マンホールといえば、2年ほど前に呉市の一般社団法人街のフタ協会が取り組んでいることをブログで紹介しました。(→H30.12.6)企業・個人がカラーや通常マンホールの蓋の制作費を出資し、協会が呉市に寄附するという仕組みで行政の負担は要らないと同時に観光ルートの整備にもなるというものです。

 『街のフタ協会』から、江田島市でも、このような取組を検討して”まちづくり”に活かしてはどうかというご提案をいただき、市役所(産業部、企業局)に紹介したことがあります。いつか、江田島市内で、オリジナル・マンホールで賑わいが創出できればと期待しています。

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2020年7月16日 (木)

市債について(文書質問)

くもりのち晴れ
R2gikai_dayori_shisai  左は議会だよりの令和2年5月号に掲載されている江田島市の借金と貯金のページです。議会だよりで市債(借金)と基金(貯金)の掲載を始めたのは平成18年5月号(→こちら)からです。

 平成17年11月の改選で市議に復帰し、議会広報特別委員会の委員となって、議会だよりで市債と基金を市民の皆さんにお知らせしてはどうか、との提案が受け入れられた形で掲載がスタートしました。

H185gikai_dayori_shisai  左のように、このときは市債と基金の総額のみでした。次の平成19年5月号(→こちら)では、市債については、区分(種類)ごとの年度末残高見込みを表記することになり、翌平成20年5月号(→こちら)には、現在のように複数年度の推移を掲載し、『○○○億円の借金を払うのは、私たちと子どもと孫です!』という過激とも思える表現を入れました。

 その理由というのは、皆さんもご記憶にあると思いますが、北海道夕張市が財政破綻で平成19(2007年)に財政再建団体に指定されたことをきっかけに、市民の皆さんから『江田島市も夕張市になるのでは?』との不安の声が一気に広がったからでした。(参考→夕張市破綻から10年「衝撃のその後」若者は去り、税金は上がり )しかしながら、『○○○億円の~』の表記が市民の皆様に誤解を招く結果となっていたことは、当時の広報委員の一人として反省しています。

 『借金総額』(市の実質負担)の説明について正確性を欠いていたため、今年4月末に市民の方から疑問の声をいただきました。後年度、交付税措置(国が負担する)される市債についてしっかり示していないこと(実質借金額がわからない)、そして、市民の皆様(子ども、孫)が直接借金を返すことでないこと等の説明がなされていないことなど。もちろん、財政破綻すると、夕張市のように公共施設の利用料、水道料金、下水道料金、保育料金等の行政サービスが高くなり、間接的に借金を支払うことになります。

 平成26年から始まった議会報告会でも、市民の皆様から借金について何度となく質問があり、「江田島市は財政が厳しいと、いつも言うが大丈夫か?」との声がありました。
 答弁する議会側としては、臨時財政対策債は国に地方交付税の原資が足りないため、国に代わって地方自治体がいったん借金し、国が後年度、その元利償還金を100%交付税措置をするので実質の借金ではないと説明をさせていただくと、市民の皆様も少し安心されたこともありました。

 臨時財政対策債に限らず、過疎対策事業債(過疎債)辺地対策事業債合併特例債なども後年度の元利償還金に対して一定の割合(国が70~80%)で交付税措置がなされることも説明しましたが、議会だよりでは説明不足のままの状態でした。

 尚、合併特例債の発行残高は議会だよりや広報えたじまでも表記がないので実質借金の予測も立てられない状況でした。詳細について確認せず、市民の皆様にお伝えしていないのは議会側の落ち度かもしれません。
 議会でも様々な市債が交付税措置の対象となることは認識していても、実質の借金総額について具体的な数字を質疑することはありませんでした。

 このたび、上述した今年4月末以降、市民の方々との意見交換を交え、一度、確認して改めてご説明するとの約束をさせていただいており、今週月曜日に市債について文書質問を提出させていただきました。文書質問・答弁書は、後日、議会HPで公開されることになります。(参考→議会HP文書質問・答弁書

 先日のブログ(→R2.7.12)でも書きましたが、持続可能な「恵み多き宝の島、えたじま」を実現するために、まずは実質的な借金がどれだけあるのか、行政・議会・市民の皆様が共有することが大切です。

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2020年7月15日 (水)

議会広報特委(R2.7.15)

くもり一時雨

 午前は議会広報特別委員会に出席しました。8月1日発行の議会だより第63号の第5回編集会議でした。前回はゲラ刷り(校正刷り)の第1回校正作業で、誤字脱字、修正・加筆等を委員間で協議しました。

 今回は第2回校正作業で、前回の加筆・修正箇所が反映されているか確認し、他に修正すべき点がないか再チェックです。表紙写真(黄幡社の大楠)、裏面の『まちかどフォトスケッチ』は前回(→R2.7.9)確認されたとおりです。

★『まちかどフォトスケッチ』は随時募集しておりますので、ぜひ、議会事務局にご連絡ください。
[議会事務局]
電話:0823-42-6310
メール:gikai@city.etajima.hiroshima.jp

 その他の項目として、議会だよりに掲載される『市民の声』について、次号(令和2年11月1日発行)の原稿依頼先について協議しました。

 次号候補として、平成26年8月号(→こちら)以降、掲載のない中学生にお願いしてはどうかとの意見がでました。委員長が学校へ協力のお願いにあがることになります。

 次々号以降については、江田島市に移住して来られた方、保育園・小中学校の保護者という案も挙がり、次号の編集会議で結論を出すことになります。

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2020年7月14日 (火)

第4次行財政改革実施計画について(R2.7.14)

雨のちくもり時々晴れ

R2529-4th-gyozaiseikaikaku_jisshikeikaku 平成27年度から平成31(令和元)年度までの5年間を計画期間とした第3次行財政改革大綱に続き、令和2年3月に第4次行財政改革大綱(令和2~令和6)が策定されたことは以前書きました。(→R2.3.27

 大綱に基づいた実施計画の策定については、5月29日に開催された市議会全員協議会で担当課(総務部財政課)から説明がなされました。

 実施計画は下記の策定方針に基づき、令和2年11月には策定する予定です。

実施計画の策定方針
(1)基本的な考え方
 10年後、20年後に目指す「まち」の姿の実現に向けて、「第2次江田島市総合計画」(以下「総合計画」という。)を踏まえ、実効性のある施策・事業が推進できる態勢を構築
(2)行財政改革実施計画
《ステップ1(取り組む体制の構築》
・職員の意識改革(求められる人材の育成)につながる仕組みづくり
・行政組織運営のシステムの確立
《ステップ2(実践)》
・全庁的な改革の推進
・成果施行による施策・事業の構築
・PDCAサイクルによる実施・事業の推進
(3)財政計画
「総合計画」の実現を目指し、成果施行により構築した実施計画に基づいて、収支額を試算

 第3次行財政改革大綱の計画期間(H27~R1)、これまで事務事業評価について質問させていただきまいた。(→H28年2月定例会H30年2月定例会)PDCAサイクルをうまく回すには、市役所だけの内部評価だけでなく、外部評価や事務事業評価シート(→参考を議会の予算(決算)委員会の資料として提供するよう要望しましたが、引き続き検討するということでした。

R22general_question 今年の2月定例会で事務事業評価の確立をするための人材登用について質問(左写真・議会だより、録画中継→R2年2月定例会) したところ、令和2年度より広島県から派遣される職員を中心に行財政改革を推進していくとの答弁がありました。

 今まさに派遣職員を含む財政課が第3次財政計画および第4次行財政改革実施計画について検討されているところです。

 財政計画を策定するには、第2次総合計画に基づいた事業にどう予算をつけるか、また、合併特例債を活用する事業を列記した『新市建設計画』の事業化をいつするか、また、どれだけ予算がかかるか、の検討作業が必要になります。

R2529-new-city-construction-plan 左は全員協議会で「第4次江田島市行財政改革実施計画」等の策定についての附属参考資料にある『新市建設計画の状況』です。令和2年~令和6年度の事業内容には、「さとうみ科学館整備事業」や「大柿市民センター整備事業」(現施設を解体し、体育館はありませんが、新築予定)などの大型投資案件も控えており、最終案がどうなるのか注視する必要があります。

合併特例債は新市建設計画に基づいて行う事業について起債が可能です。(→参考①参考②

【参考】R2年第4回全員協議会(R2.3.30)
(3)さとうみ科学館リニューアル整備基本計画について
 昨年度(H30)から検討している整備計画ですが、基本計画について説明がありました。
【敷地】   能美海上ロッジ駐車場跡地(1521㎡)
【施設規模】 鉄筋コンクリート造3階建(延べ床面積2183.5㎡)
【概略事業費】13億4千万円
【工程計画】 基本設計から工事完了までを4年
 財源確保が重要課題であるため、令和2年度も引き続き、整備手法及び財源等の情報収集や整備効果を高める運営手法等を学ぶための先進地視察を行う。
(参考)所管する常任委員会の動き
R1年12月文教厚生常任委員会
R2年 1月文教厚生常任委員会
R2年 2月文教厚生常任委員会

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2020年7月13日 (月)

児童、牡蠣養殖の最先端を学ぶ

200710nakamachi_oyster 左は7月10日の中国新聞から。中町小学校の5年生が、江田島市の特産であるカキの養殖において、昨年から実証実験している最先端技術(→R1.9.21)について学習したという記事です。

 これまで自然を相手にする採苗(カキの幼生をホタテの貝殻に付着させる)では、年によっては危機的な状況(不調な年→H26.10.31、順調な年→H27.8.4)もあり、広島県など行政もこの問題に取り組んできました。(→H30.1.23)このたびのAI実証実験により安定的な採苗方法を確立することで生産性が向上することに期待します。

 一方、海ごみという悩ましい問題(→環境に関すること)もありますが、様々な視点から真剣に取り組んでいる江田島市内の養殖業者さんも多くいることを知ることも大切です。

 平成30年12月定例会で、「海ごみ削減プロジェクト」と題した一般質問(→創新35号)をしましたが、県・市等の行政も養殖方法等で海ごみ対策に取り組む養殖業者さんへの支援策を講じる必要があると考えます。

(追記)19時00分
 明日(7/14)未明から明け方にかけて局地的な大雨が降る恐れがあります。今後の気象情報や市からの避難情報を確認しながら危険が迫る前に適切な早めの避難行動をとってください。

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2020年7月12日 (日)

市債について考える(R2.7.12)

くもり一時雨
Photo_20200712163601 今年度は第4次行財政改革大綱(R2~R6)にもとづく実施計画、第3次財政計画(R2~R6)が策定され、第2次総合計画の後半(R2~R6)が始まります。左は令和2年度江田島市当初予算案の概要(→こちら)に掲載されている『地方債の現在高の見込』。当初予算当時の令和2年度末の市債現在高見込みは248億9133万1千円となっています。

R2529no2  左は5月29日に開催された市議会全員協議会で配布された資料にある平成17年度から令和2年度の『合併特例債発行額と残高』についてです。令和2年度末には75億4000万円の残高となっていますが、交付税措置(元利償還金の70%)があるため、実質的な市の負担は22億6200万円の見込みです。

 令和2年度は江田島市にとって大きな節目の年となっています。上述した通り、市の最上位計画である第2次総合計画(→こちら)の後半5年間の始まりであり、また、これに基づく第2次総合戦略(→こちら)の策定や令和2年度から5年の期間で第4次行財政改革実施計画がスタートし、第3次財政計画で今後5年間の市財政について示されることになっています。

 令和2年11月には合併して17年目に入りますが、合併当初より懸念された人口減少の歯止めは掛かっておらず、本年7月1日現在の人口は2万2,677人であり、合併直後の平成16年12月の人口3万980人に比べ8,303人減少しました。

 合併時からの懸案事項である公共施設の再編については、平成26年12月に策定された「江田島市公共施設のあり方に関する基本方針」(→こちら)に基づき、統廃合を基本に既存施設の大規模改修若しくは新築等による施設整備を合併特例債等の活用により実施しているが、再編整備による市債の増加と予期していなかった平成30年7月豪雨災害の災害復旧事業に伴う市債発行や財政調整基金の取り崩しにより、市民からは市財政に対する将来の不安の声を最近よく聞きます。

 以前にも書きました『市債をわかりやすく説明するには』(→R2.5.4)では、江田島市の実質的な借金ということに触れています。市債のうち、臨時財政対策債、過疎対策事業債、辺地対策事業債、合併特例債、災害復旧事業債等は、後年度、交付税措置(元利償還金の一定割合を普通交付税の基準財政需要額に算入すること)により、国から普通交付税等で交付されます。(参考:令和2年度地方債充当率

 持続可能な「恵み多き宝の島、えたじま」を実現するために、まずは実質的な借金がどれだけあるのか、行政・議会・市民の皆様が共有することが大切です。

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2020年7月11日 (土)

JA呉の新たな支店統合2020

くもり
2020jul-ja-kure-branch-integration 先日の中国新聞に、8月24日にJA呉が8支店を統合する記事が掲載され、江田島市内では深江支店と高田支店が近くの支店に統合することになります。(深江→大古支店、高田→中町支店)

 JA呉のホームページでは4月に支店統合について公にしていますが(→JA呉)、間もなく1か月後ということで改めて記事にしたのでしょう。

Ja-history-of-merger かつて合併前の江田島市内には地域ごとに農協(農業協同組合)がありました。左写真は平成12年以降の広島県内各地の合併の歴史です。

 農業人口の減少に伴い組合員も減り、また全体の人口も減る中で金融・販売・購買事業も縮小するなかで支店を維持できないということになります。かつての支店(大君)も含め、廃止された支店の建物等がそのまま放置されるのか、有効活用されるのかも気になります。

 身近な店舗が無くなるということは寂しいことですが、これが現実であり、今後の地域の生活をどう守っていくか考えなければなりません。

JA(農業協同組合)とは
 相互扶助の精神のもとに農家の営農と生活を守り高め、よりよい社会を築くことを目的に組織された協同組合です。
 この目的のために、JAは営農や生活の指導をするほか、生産資材・生活資材の共同購入や農畜産物の共同販売、貯金の受け入れ、農業生産資金や生活資金の貸し付け、農業生産や生活に必要な共同利用施設の設置、あるいは万一の場合に備える共済等の事業や活動を行っています。

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2020年7月10日 (金)

R2年7月1日の江田島市人口

 一時、強風と強雨の時間帯がありました。7月5日からの大雨により地盤の緩んでいる地域があります。今夜遅くから明日の朝方にかけて局地的に雷を伴って激しい雨が降る可能性がありますので、今後の気象情報や市からの避難情報を確認しながら危険が迫る前に適切な早めの避難行動をとってください。

 江田島市の7月1日現在の人口は前月比66人増の2万2677人(うち外国人市民745、3.29%)でした。増加の要因は海上自衛隊関連(古鷹寮官舎・幹部隊舎・第一術科。学校・幹部候補生学校)であり、転入111人、転出7人の社会増104人ということです。(R2年7月1日人口→PDFエクセル

 自衛隊関連施設を除くと転入48人(日本人46人、外国人2人)、転出64人(日本人47人、外国人17人)で社会減16人。また出生8人、死亡22人で自然減22人でした。人口減少の歯止めがかからない状況ですが、策定中の第2次総合戦略をひとつの方針として具体的な施策を展開することが必要です。

7月人口増 66人
自衛隊関連人口増104人-自衛隊関連以外の人口減28人(社会減6+自然減22)

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2020年7月 9日 (木)

議会広報特委(R2.7.9)

くもり時々晴れのち一時雨

 午前は議会広報特別委員会に出席しました。8月1日発行の議会だより第63号の第4回編集会議でした。

 前回委員会で割付作業した原稿を印刷会社がゲラ刷り(校正刷り)したものを校正。(誤字脱字、修正・加筆等を委員間で協議)表紙写真と裏面の『まちかどフォトスケッチ』の写真は、前回の方針通り、委員が各町で撮影したものになりました。

 表紙は沖美町岡大王にある黄幡社(おうばんしゃ)の大楠(参考ブログ→その1黄幡社についてその2大楠について)、裏面は三高小学校の学校田の田植え、7月豪雨災害の復旧工事状況(切串地区の大歳神社付近の砂防堰堤)、完成した認定こども園のうみ、アジサイとお堂(河内観音堂)が掲載されることになりました。

 議会だより第63号の『市民の声』は今年4月から着任された地域おこし協力隊(3名)の皆さんです。これから『恵多き宝の島、えたじま』を一緒に磨いていただけることに期待します。

(追記)19時30分
 現在、大雨注意報が発表されており、夜間から明日の朝方にかけて局地的に雷を伴って激しい雨が降る可能性があります。今後の気象情報や市からの避難情報を確認しながら危険が迫る前に適切な早めの避難行動をとってください。

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2020年7月 8日 (水)

通行止め情報(R2.7.8)

晴れ時々くもり

 昨夜の雨も上がり、青空が見える一日でした。早朝には江田島市防災情報メールが登録者へ配信され、一昨日からの大雨警報も解除され、今後、大雨の見込みがないため午前8時に避難準備・高齢者等避難開始を解除し、すべての避難所を閉鎖したことのお知らせがありました。

200708-road-closed 左は市HPの通行止め情報です。(→市HP)このたびは、人身にかかわる被害はありませんでしたが、まとまった雨のため、市内各所で倒木、土砂崩れなどによる通行止めも発生しています。場所によっては消防団の応援で仮復旧(ブルーシート掛け)したところもあるとのことで感謝です。

200708donou 江田島市Facebook(左写真)では、今週末のまとまった雨に備え、防災対策用の土のうを配布しています。明日7/9(木)は市役所本庁、各市民センター、三高支所では午前9時から午後5時まで、江田島消防署及び消防署能美出張所は午後7時まで配布します。具体的なことは危機管理課(電話:0823-43-1633)にお問い合わせください。

 いま現在の予報では明日7/9の夜から7/10にかけて大雨が降るとのことで、地盤が緩んでいるため、土砂災害については警戒が必要です。

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2020年7月 7日 (火)

明日未明にも強雨予測、早めの避難行動を

雨(一時強い雨)

 昨日からの大雨警報により、江田島市では「警戒レベル3 避難準備・高齢者避難開始」を発令し、6日15時に23カ所の避難所を開設しました。

 ピーク時(6日22時)には92世帯、126人が避難され、本日7日9時には17世帯、18人であったという。2年前の7月豪雨災害の記憶は鮮明であり、ご自宅が危険個所の附近にある方は早目の行動をとられたのだと思います。

 今回は新型コロナウィルス感染症もあり、避難所の運営については6月定例会でも取り上げられました。危機管理課によると、3密(密閉空間、 密集場所、密接場面)を回避するため定員(防災計画23カ所、2612人)を1/2する。(一人当たり3㎡の確保)足らない場合は代替施設も検討するというもので、段ボール製間仕切り、テントなどを活用して密接場面を回避する工夫もする。

 健康チェックシートや非接触型体温計、手指用消毒液等も備える等、十分気を配られていることが分かりました。

20200708-etajima_1hr_tenki-jp  明日未明にも強い雨が降るとの予測もあり、まだまだ予断の許されない天候が続きます。避難準備を整え、気象情報に注意しながら早目の避難行動をすることが大切です。


[重要]早めの避難について【江田島市防災情報メール7/7 16:36発信】

 現在,大雨警報が発表され,警戒レベル3 避難準備・高齢者等避難開始を発令し,一時避難所を開設しています。今後,夜遅くに大雨が予想されますので,暗くならないうちに早めの避難行動をお願いします。開設する避難所は以下のとおりです。
江田島町:江田島保健センター,山田コミュニティホーム,鷲部交流プラザ,江南ふれあいセンター,秋月交流プラザ,江田島コミュニティセンター,切串公民館,幸ノ浦老人集会所、大須公民館,津久茂児童館,宮ノ原交流プラザ
能美町:鹿川交流プラザ,能美市民センター,高田交流プラザ、わくわくセンター
沖美町:沖美公民館,沖美ふれあいセンター,鹿田公園管理棟
大柿町:深江交流プラザ,大柿市民センター,旧大君小学校,大柿厚生化センター、飛渡瀬老人集会所

(追記)7/8 08:00 江田島市防災情報メールの要旨
・大雨警報が解除され,今後,大雨の見込みがないため午前8時に避難準備・高齢者等避難開始を解除
・すべての避難所を閉鎖

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2020年7月 6日 (月)

大雨警報 早めの避難行動を(R2.7.6)

雨(一時強い雨)

 先週末、九州・熊本では記録的な大雨により多くの犠牲者が出ました。亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りするとともに、被害にあわれている方々にお見舞い申し上げます。

 今日は平成30年7月豪雨災害からちょうど2年。広島県内でも午前中から雨脚が強くなり、夕方までには県内各地に避難指示や避難勧告が発令されました。

202007061600-amagumo2020070618bousai_web 左は16時頃の気象庁HPの雨雲の動き(大竹市から広島市北部・東広島市にかけて斜めのラインが激しい雨)そして、右は広島県防災WEBの避難情報であり、「紫」は警戒レベル4【避難指示】が発令されている地域です。

 九州北部では、梅雨戦線の停滞による猛烈な雨が降り、16時30分には長崎、佐賀、福岡の3県の一部地域に大雨特別警報が発表されました。

 まだまだ予断の許されない状況が続いています。気象情報に十分注意し、崖や河川の付近など、家の近くに危険地域がある皆さんは早め早めの避難をしてください。

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2020年7月 5日 (日)

イエナプランの実証研究@三高小学校2020

くもり

 先日の文教厚生常任委員会(→R2.7.3)では、江田島市内の小中学校、保育園・認定こども園の新型コロナウィルス感染症の対策や今夏の暑さ対策について担当部局から説明を求めました。

R2kenkyu_shiteikou_jigyou 先日議員に配布された令和2年度江田島市教育要覧に、国や県の指定研究を受け、教育研究の充実と教員の資質向上を図る目的とした『研究指定校事業』の紹介があります。三高小学校では、県教委の新たな研究指定事業に指定校として応募し、今年4月から2年かけて実証研究することになってます。

 Demonstration-research-project3798192_pa三高小学校が指定された新たな研究指定事業ですが、令和2年度、広島県教育委員会が個別最適な学びに関する実証研究事業を3つのカテゴリーで実施することになっており、その一つにイエナプランを参考とした自立・協働学習があります。(→個別最適な学びに関する実証研究事業

 イエナプランとは、異年齢集団(複式学級に似ている)による教育活動の実施であり、広島県内では福山市教委が、常石小学校で実施予定になっています。(→こちら

R2mitaka_elementary_school  このたびの新型コロナウィルス感染症拡大により、3月からの長期休校により学校運営にも大きく影響がありました。 委員会では、研究指定校事業にどのような影響があるのか、質問しました。

 三高小学校のイエナプランを参考とした自立・協働学習において、学校教育課の説明では、休校中は県教委と学校側がZOON会議を活用しながら、準備を進めているところであり、大きな支障はないということでした。

 次の学習指導要領改訂をにらみ、児童生徒にとって最適な学習機会をどう構築するか、県教委も『学びの変革』を進めているところであり、このたびの実証研究が江田島市の将来の教育にとって明るい希望になることを願っています。(参考:政府広報

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2020年7月 4日 (土)

海と日本プロジェクト@江田島2020

雨のちくもり
200701keiki_cup  左は7/1の中国新聞から。子どもが海に親しむイベント「ケイキカップ」(ケイキはハワイ語で『子ども』)が7月23日に入鹿海岸(沖美町)で開催されることが掲載されています。(→申し込みサイト

 このイベントは単なるSUP(スタンドアップパドル)の子ども用イベントではありません。(公財)日本財団の『海と日本プロジェクト』(→こちら)の令和2年度助成事業に採択された複数のコンテンツで構成される事業のなかの一つであり、『海の運動会』と『ゴミ拾い(ビーチクリーニング)』などを組み合わせたものです。(主催:ケイキカップ実行委員会(事務局:一般社団法人フウド)、日本財団による広報

 このたびの『ケイキカップ』以外に、海を守り(環境など)、また、海を知る、海から授かる恩恵に感謝するなどの企画やイベントもあると聞いています。一連の大きな枠組みを市広報やHPなどで市民の皆様にご案内していただければとも思います。

 江田島市は海に囲まれ、地域資源としての海岸、そこから見る夕日は格別なものです。全国でも有数のカキの産地であり、また、広島県の漁獲高のうち半分を占める江田島市の恵み豊かな海(参考→H29.5.17)を将来にわたって守っていくことが大切です。

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2020年7月 3日 (金)

R2年7月文教厚生常任委員会


 6月は定例会があったので委員会はありませんでしたが、本日、7月の文教厚生常任委員会がありました。

R27bunkyo_question 5月委員会(→R2.5.28)で確認された通り、新型コロナウィルス感染症の対策や今後の予防策を中心に教育委員会(学校教育課・生涯学習課)及び福祉保健部(子育て支援課)から説明を受けたい事項などを取りまとめた質問に対し、担当部署から説明がなされました。(→教育委員会関係の回答子育て支援課関係の回答

 その後、次のことについて委員からの質疑がありました。(筆記した範囲で記します。)

・不登校について
→今回の長期休校等による新たな児童生徒はいない。

・保護者がコロナ感染症となった場合の対応は。
→学校長の判断に任せる。

・エアコンについて
→普通教室・特別支援学級には設置してある。特別教室については一部屋だけ国の交付金を活用して各校にエアコン、冷風機、扇風機を設置する予定。アンケートを各校に取った結果、理科教室が多い。

 尚、給食センターの調理員は長期休校のとき、放課後児童クラブ(7施設延べ24人)、学校の草取り(2チーム4人編成)、5月下旬には特別定額給付金(ひとり10万円)の事務手続き等(延べ36人)をすることで仕事をしていただいて収入を支えたということで、こちらは教育委員会の配慮に感謝です。

 夏休みの短縮(→R2.5.15)により、小中学校も7月末と盆明けの17日間、学校では授業があります。長期休校による勉強の遅れの解消、熱中症対策そして新型コロナウィルス感染症対策と先生方の心労も気になるところですが、チーム教育委員会として支えていくという言葉をお聞きし、安心しました。

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2020年7月 2日 (木)

議会広報特委(R2.7.2)

晴れ

 午前は議会広報特別委員会に出席しました。8月1日発行の議会だより第63号の第3回編集会議でした。本日は前回チェックした原稿をもとにページ割付作業を行いました。

 以前にも書きましたが、新型コロナウィルス感染症の影響によるイベント等の自粛により、掲載する写真が集まるかどうか厳しい状況でした。

 委員が各町で撮影した写真をもとに検討した結果、学校田の田植え、7月豪雨災害の復旧工事状況、完成した認定こども園のうみ、アジサイ等の季節の風景などの写真を掲載することが案として決まりました。

(追記)新型コロナウィルス感染症、広島で新たに1人感染
200701covid19_hiroshima 昨日(7/1)のことですが、広島市で新たに1人が感染したことが判りました。広島県では5月3日以来で、延べ169人目ということであり、感染経路は不明ということです。

 東京都では今日(7/2)、新たに107人が感染したことが判り、都内で1日の感染確認が100人を超えるのは5月2日以来、2か月ぶりとのこと。

 都道府県境をまたぐ移動の自粛要請が6月19日から全面的に解除されております。まだまだ収束していない状況下、ひとり一人ができる感染予防策を心がけることが大切です。

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2020年7月 1日 (水)

令和2年度(令和3年春採用)職員採用試験について

くもり

R3shokuin_saiyo 左は市HPから。江田島市の職員採用について市のHPで受験案内等が公開されました。(→こちら

 昨年、初めて採用された社会人枠(→R1.7.4)ですが、今回も社会人枠を引き続き設けることになっています。

 平成30年6月定例会で、『定住枠』、『社会人枠』、『移住枠』の採用について提言(→創新34号)したうち、『社会人枠』は昨年から取り入れられましたが、『採用後、原則として江田島市に居住する者であること』という条件は今回も入りませんでした。

 R3shoubou_boshu 尚、消防職員については、職務上、『 原則として江田島市に居住できる人』が『受験資格』に入っています。(→消防本部)ただし、やむを得ない事情により、この限りではないということになります。

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