独自支援として水道料金の減免を考える
晴れ
昨日の運営委員会で江田島市が5月初旬にも補正予算を組み、市長の専決処分をする予定であることが報告され、今日の新聞でも掲載されました。
市民一人10万円給付の特別定額給付金事業については、企画振興課内に4月24日発令の人事異動により、正規職員3人、会計年度職員5人及び外国人対応の多文化共生相談員で担当する『特別定額給付金室』を能美市民センター(2階会議室)に設置。
事業費は給付費22億8000万円(令和2年4月27日時点の住民基本台帳登録者 22,800人、12,236世帯)。給付金申請書を5月中に発送し、給付時期は早ければ5月中を目標に、6月の開始を予定しています。
市の単独策としては、次の3事業になります。
① 江田島市航路維持支援金(1080万円)
② 新型コロナウィルス感染症予防対策事業(627万円)
③ 江田島市がんばる商工業等支援金(2000万円)
参考までに、平成30年度7月豪雨災害時においても復旧と被災者支援のための応急的な補正予算を専決処分されたことがあります。(→参考資料、H30.7.28)
議会からの要望事項の一つで取り上げている、「小中学校の臨時休校及び園児登園の見合わせによる子育て世帯への生活支援策」ですが、このたびの補正予算では国の制度である『子育て世帯への臨時特別給付金』のみとなっています。(→市HP)
子育て世帯への臨時特別給付金 新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯の生活を支援する取組の一つとして、児童手当(所得制限超過により特例給付となっている者を除く)を受給世帯に対する、臨時特別の給付金(一時金)です。児童1人あたり1万円を支給します。 |
先日もブログで書きましたが、全国自治体の独自支援策は以下の項目が目立ちます。(→R2.4.23)
・大幅な減収があった中小事業者等を対象に補助制度を設ける。
・飲食店や宿泊業への支援。
・子育て世帯に対する独自の支援策
・水道料金の免除(外出自粛で家にいる時間が長くなり家庭の水道使用量が増える傾向)
・有料家庭用ごみ袋の無償配布。
これから暑い時期に入り、また、子育て家庭では洗濯物も増加する季節になってきます。平成30年7月豪雨災害の断水時の時、臨時洗濯場を設置したとき、子育てママさんから感謝されたことがあります。(→H30.7.16ボランティア洗濯機サービスと移動給水)
左は令和元年度江田島市水道事業会計予定損益計算書です。未処分利益剰余金の見込み額は2億1539万6千円。
すでに、江田島市では上下水道の支払いの相談は受けることになっていますが(→市HP)、広島県で一番高い水道料金(最も安い大竹市の3.27倍)です。
人口減少に歯止めがかからないなか、また、施設老朽化等もあり、将来の水道事業経営は大変厳しい状況になることはわかっていますが、いま、新型コロナウィルス感染症の収束が見えないなかで、子育て世帯への支援策の一つとして、また、事業者も含む水道利用者(税金で運営されている施設は除く)への支援策として水道料金の免除(一部免除も含め)の検討が必要ではないか。(参考:水道広域連携について2020)
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