R2予算委(総務分科会)その1
晴れ
予算委員会の総務分科会を傍聴しました。午前は総務部・会計・監査委員事務局所管分の一般会計、午後から企画部所管分の一般会計及び交通船事業特別会計の予算審査が行なわれました。
(1)総務部・会計・監査委員事務局
来年度では財政調整基金を16億6千万円取り崩すこともあり、財政面、そして歳入の確保及び歳出削減についての質問が多かった。
現在、行財政改革審議会で第4次行財政改革大綱(案)を検討中であり、また、第3次財政計画の推計を取りまとめていることもあり、6月以降で議論なされるものと思います。
昨年は不適切な会計処理もあったことにより、職員研修(予算795万円)ではどのような研修をしているかという質疑もありました。
(2)企画部
来年度の新規事業としては以下のことがあります。尚、江田島バス、オレンジ号、生活航路支援(三高航路)等、公共交通についての質疑がありました。
■市有財産販売促進事業(72万4千円)・・新規
販売促進用チラシを作成し、新聞に折り込み配布することで認知度向上及び売却収入を図る。令和2年度中に1回、広島市(中区・東区・南区)、呉市(呉西・呉東・呉南)を対象として配布するというもので、委員からは効果的な配布対象エリアを絞ることの要望がでました。
■広報紙等デジタルブック化事業(49万5千円)・・新規
視覚障害のある方や日本語の読み下しが困難な外国人市民などが市広報誌で情報を取得することができる環境を整える。
県内では県庁、呉市、府中市、庄原市、東広島市、安芸高田市に導入実績のある閲覧アプリ『カタログポケット』 を導入し、市ホームページでの閲覧を可能にする。多言語情報発信では10言語対応。
■江田島市応援隊事業(26万5千円)・・新規
江田島市に縁のある方(主には近隣市町在住者を想定)を対象とした応援隊を組織し、『縁』の広がりと持続性の創出を図る。交流人口増加及び定住移住につなげていくために、もっと江田島市を知ってもらって応援していただこうというもの。
頻繁に来島していただけるようイベント等の情報発信をする。
定住交流施策として平成29年度から3か年の期間で社会実験をしている2つの事業は令和元年度で成果検証期間が終了します。この2つの事業については検討した結果、次の通りとなりました。
① 定住促進通学費支援事業(予算2840万円)・・継続
対象を江田島市外への通学及び江田島市内への通学者に拡大し、公共交通機関(船舶及びバス)の定期代の補助率を1/3とする。
定住促進での効果として、はっきりとした成果は見えにくいものの、市民満足度が制度導入によって高まったこと、そして、想定していなかったが広島市等から大柿高校へ通学する生徒のニーズもあることもあり引き続き事業を継続。(参考:H29年予算)
② 定住促進奨学金返還支援事業(H30年度決算額1930万7千円)・・廃止
子育て世代やUIJターン者等に対して、奨学金返還額の一部を補助するもの。本来の狙いである人口減少傾向の改善への寄与としてははっきりと成果は見えにくい事業であり、市民満足度調査においてはそれほどの反応もなく今年度を持って廃止。
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