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2020年2月28日 (金)

R2予算委(産業建設分科会)その2

晴れのちくもり

 予算委員会の産業建設分科会2日目を傍聴しました。本日は企業局が所管する水道事業会計及び下水道事業会計についての予算審査です。(質疑は省略します。)

(1)水道事業会計
 過疎化による人口減少に加え、節水意識の高まりや節水器具の普及により、水需要は年ごとに減少している。令和2年度予算における給水戸数、年間給水量および1日平均給水量も軒並み減を見込む。

  給水戸数 年間給水量 1日平均給水量
R2年度(予算) 12,241戸 230万㎥ 6,301㎥
R1年度(予算) 12,411戸 237万1千㎥ 6,495㎥
R2 - R1 ▲170戸 ▲7万1千㎥ ▲194㎥


 令和2年度は、「重要給水配水管耐震化工事」及び「石綿管更新工事」を実施予定であり、平成30年7月豪雨災害の復旧事業もあります。石綿管は4,153mあり、令和2年度は637mを更新する予定。残り3,516mは令和9年度を完了目標としている。(年間500mを更新)

 下表は給水サービスの提供など水道事業の本来的な営業活動の結果生じた利益である営業利益の推移ですが、令和2年度予算では初めて営業赤字を見込んでいます。

【水道事業営業利益】

H27 H28 H29 H30 R1予算 R2予算
1億5838万円 1億685万円 1億5246万円 1億1646万円 504万円 ▲902万円

(2)下水道事業会計
 下水道整備区域の見直しにより、秋月、柿浦、大君地区の全域及び江南、飛渡瀬地区の一部を整備区域から合併浄化槽補助による整備区域へと変更。令和2年度には、令和1年度の繰越事業として飛渡瀬地区を整備し、概ね下水道整備は完了する予定。(約98%)

 今後は、更新改築にシフトしていく。令和2末の企業債(借金)の未償還残高は41億5,374万9千円の予定。(▲3億743万8千円)

 令和元年12月に江田島市上下水道事業審議会(委員は商工会、JA、漁業関係、社協、自治会、女性会、老人クラブ等14人)を設置し、12月に第1回会議を開催した。令和2年度には3回の会議を予定しており、接続率の向上・事業整備計画の見直し等の経営健全化に向け、市民生活への影響を十分考慮しながら、料金改定も視野に入れた見直しを検討する。

 未接続への世帯に対しては、下水道整備後3年以上の家庭に対し水洗化促進委員が訪問し接続をお願いするもので、83件のうち40件が接続した。

(下表は平成30年度末現在)

整備区域人口 水洗化人口 水洗化率
16,413人 12,098人 73.7%

【一般会計補助金】

下水道使用料で賄えない汚水処理経費に対する一般会計からの繰り入れであり、下水道事業が財政的に厳しいことが判りますわかります。

H27 H28 H29 H30 R1予算 R2予算
8397万円 5295万円 6039万円 8914万円 1億4813万円 2億9681万円

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