外国籍受験生の不安
くもり
1月24日の中国新聞から外国籍の高校受験生に関する記事。2020年度高校入試で広島県の公立高校の一般入試(選抜Ⅱ)から外国籍の受験生に配慮して、受験科目を減らすなどして入学のハードルを下げる特別枠を設けることになりました。(→2019.12.18)
記事には、15歳で来日し、夜間中学で学び、日本語教室に通って日本語を勉強したフィリピン国籍の男子生徒のことが書かれています。受験時には特別枠がないときであり、日本語での受験や授業についていくのが不安なところもあって、倍率が低く少人数の定時制を選んだという。「日本語がわからないため授業についていけない。周りに迷惑が掛かるから授業中に質問することもできなくて」という不安の声。
このような不安解消のため、文科省が外国人高校生たちへのサポート体制を強化するため、都道府県教委等が日本語指導や進路指導を充実させるための補助金を設け、全国の6教育委員会が活用した。
外国籍の特別枠は入学定員外で各高等学校2人以内ということになっており、ハードルが下がったこともあり、江田島市にある県立大柿高等学校を受験する外国籍生徒もいるでしょう。高校にとっては入学後のサポート体制の構築がこれからの課題です。
市・市教育委員会にとっても、小中学生で来日しで市内小中学校に通う外国籍児童・生徒もおり、小中高の校種間連携枠のなかで、できる範囲内の支援体制を検討することも必要です。
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