2019年 江田島市の人口 その1
晴れのち雨 左は今年1年の月別人口をまとめたものです。広報えたじまで毎月人口(外国人市民を含む数字)についての記載がありますので市民の皆様も市の人口についてはお気づきになっていると思います。
平成16年(2004)11月に江能4町が合併して誕生した江田島市ですが、合併当初(平成16年12月)人口は30,980人(江田島町11,854人、能美町6,175人、沖美町3,990人、大柿町8,961人)でした。そして今年12月1日現在で22,980人となり、第2次総合計画における令和6年の人口目標23,000人を5年も早く切ってしまいました。
左は大正9年(1920)以降の国勢調査の数値をまとめたものです。江田島市は農漁業中心の島ですが、広島市や呉市に近いこともあり、船で通勤することもできる環境もあって人口は4万人を超えていたものと推測します。呉の海軍工廠で働く人たちも多かったと聞いたことがあります。
しかし、戦後、昭和22年(1947)の61,449人をピークに人口減少がスタートしました。高校や大学への進学率も上がり、また、高度経済成長時代を経て若者が都会へと流れていきました。
皆さんの家族や親せき、そして地域を振り返ってみると広島や関西に移住した方々が多いのではないでしょうか。実際、私の父方、母方も仕事の関係で広島や関西方面で生活する親戚が多い。
江田島市は交流人口の増加策により、江田島を知っていただき、移住定住に繋がるよういろいろな施策を展開しています。子育て世代も沖地区を中心に移住していただいておりますが、社会減を食い止めるまでには至っていません。
しかしながら、江田島市が広島湾の中心に位置し、広島市や呉市に近いという利便性と自然の豊かさをアピールすることで社会増に転じていけるのではないか。ただ、どこの町でもやっていることをただ移入するのではなく、例えば、『子育てするなら江田島』などターゲットを絞り込み、思い切った施策を試みることも必要です。
限られた財政の中で、あらゆる分野への投資ではなく、一点集中型の施策をすることが求められ、行政、議会、市民が一つになることが大切です。
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