2019年 江田島市の人口 その2
雨のちくもり 左は2019年(平成31/令和1)の1月から12月の住民基本台帳人口をもとに社会増減(転入-転出)と自然増減(出生-死亡)をまとめた江田島市(日本人+外国人)の人口動態です。
社会動態(転出入)では転入1,544人に対して転出1,737人で社会減△193人、自然動態では出生79人に対して死亡429人で自然減△350人となり、1年間で543人の減少という結果になりました。(参考→江田島市の人口動態2018)
ご存じのように江田島市はカキ養殖業を中心とした1次産業、造船業、解体業等に多くの外国人市民が従事しており、令和1年12月現在で人口の3.37%、775人が住んでいます。そこで日本人、外国人の別に人口動態を見てみます。
左は日本人に関するものです。社会動態(転出入)でみると転入1,039人、転出1,329人の社会減△290人となっています。江田島市は海上自衛隊関係施設もあり、毎年4月に転出増、5月に社会増(転入が多い)という特性があります。
それ以外の転出入の理由がどういったものか分析する必要もありますが、純粋に移住・定住で島に移り住んだ(IUターン組)がどの程度か、また、転出にはどのような理由があるのかということを把握することでどこに税金を投入すべきかがより明確になるのではないだろうか。
自然動態では出生77人に対して死亡428人で自然減△351人という数字です。出生については暦年(1月~12月の1日現在)の数値ですので正確ではありませんが、一学年が約80人というのも衝撃的な数値です。
江田島市のような自然豊かな環境で小規模学校を志向する子育て世代に移住していただく思い切った施策も遅まきながら実行することが大切。
左は外国人に関するものです。ご存じの通り、外国人市民は主にカキ養殖業に従事する関係もあり、夏場に少なくなり、冬場に増加する傾向があります。技能実習生はおおむね単身で日本に来られますが、永住・定住資格のある外国人は家族を伴って来日します。
それゆえ認定こども園、保育園、小中学校に通う子ども達もいて、そして出生(自然増)もあります。また、技能実習生は最長3年の滞在資格なので季節要因もありますが転出入を繰り返し、毎年、初めて江田島市に来る外国人市民もおり、『生活者としての日本語』をどう習得していただくかの課題もあります。
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