外国人市民の推移2019
晴れ
昨日は江田島市国際交流協会が主催した『第1回国際ヒューマンフェスタ』に行ってきたことはブログに書きました。
写真は2019年の外国人市民の増減を含む江田島市の人口推移(→市HP)をまとめたものです。令和元年12月1日現在では、外国人市民の人数はこれまでで最も多い775人、そして人口比率も過去最高になっています。(人口は昨年比557人の減)
外国人市民が従事する業種としてカキ養殖があります。カキの繁忙期である冬場に多くなり、オフシーズンの夏場に減少傾向にあります。これは江田島市特有のものであると思われます。
カキ養殖業で仕事をする永住者・定住者(フィリピン国籍)から、夏場に仕事があれば、母国に帰らず江田島市内にとどまっていたいという話を聞いたことがあります。
夏場で人材が必要な仕事(例えば農業、サツマイモづくり等)とのマッチングを模索していくのもどうだろう。外国人市民の雇用の場の確保と地場産業の人材不足を補うことができるかもしれません。
左の2枚は令和1年6月現在のデータですが、地域別(左上)国別・在留資格別(左下)の資料です。市が日本語教室空白地域解消推進事業「空白地域解消推進協議会」で発表したもの。(→文化庁HPより、資料PDF)
旧4町でいくと沖美町の外国人比率が最も多く8.8%という数字です。100人のうち約9人が外国人ということになります。
国籍では、ベトナム(26.1%)、フィリピン(22.9%)、中国(21.2%)、インドネシア(18.7%)の順に多く、この4か国で約89%を占めます。全国的にも同様の傾向があります。
在留資格では、ベトナム・インドネシアでは技能実習及び特定活動、中国では技能実習を大半が占めます。
フィリピンでは永住者・定住者が82.8%を占め、子ども(未就学児、小学生から高校生)も江田島市内の認定こども園、小学校、中学校、高校に通っています。
日本人市民の減少と相まって外国人市民の人口比率は増加する傾向にあり、これからも多文化共生社会をどう形づくるかが課題です。
参考までに、左は広島県HPで公開されている資料(→こちら)から抜粋したもので平成26年から平成29年の県内23市町に在留する外国人の推移。
右は令和1年11月末(一部10月末)における県内市の外国人比率をまとめたものです。江田島市は東広島市に次いで外国人比率が高いことが分かります。
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