東広島市、有害獣処理加工施設を開設
晴れ
11月19日の中国新聞から。捕獲した有害獣の食肉活用拠点施設として整備を進めていた「東広島市有害獣処理加工施設」(整備費:5,714万3千円)が完成し、令和元年11 月25 日(月)に開設されます。
国内最大級となる年間約1500頭の処理を目標とし、野生鳥獣肉(ジビエ)の新たな特産化を目指す。対象となるのは市内で捕獲されたイノシシとシカ。
東広島市による説明では施設整備の目的は以下の通りであり、東広島ジビエセンター株式会社が指定管理者として施設運営します。
【施設整備目的】(→こちら)
① 捕獲従事者の有害獣捕獲後の処理負担を軽減する。
② イノシシやシカの有害獣の食肉を地域資源として活用し、地域活性化を図り、かつ、農作物等への被害額の減少に繋げる。
③ 平成30 年5 月に農林水産省が制定した「国産ジビエ認証」制度に基づき、令和2 年3 月末までに「国産ジビエ認証」を取得し、ジビエの安全性の向上及び透明性の確保を図るとともに、ブランド化を推進する。
東広島市の捕獲数(イノシシ・シカ)と農産物被害額
平成26 | 平成27 | 平成28 | 平成29 | 平成30 | |
捕獲頭数 | 2,603 | 2,700 | 2,998 | 3,204 | 3,310 |
被害額(万円) | 3,305 | 3,399 | 2,335 | 2,577 | 1,420 |
先日も書きましたが(→2019.11.15)、江田島市においてもイノシシ等の鳥獣被害は深刻であり、被害防止のため電気柵等の設置補助金や捕獲報奨金制度がありますが、捕獲したあとの処理として地中に埋めなければならず、高齢化が進むなかで捕獲者の負担が大きい。
明るいニュースとしては、捕獲したイノシシを食肉に加工して『ジビエ』食材として販売する市民も出てきました。(→2018.8.31、おきらくやFB)いまは農作物被害の犯人であるイノシシですが、捕獲・加工・販売と6次産業化され、地域活性化につながれば貴重な『地域資源』になります。
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