呉市議会 定数・報酬議論(R1.10.10)
晴れのちくもり
広島県内の地方議会(→安芸高田市、三次市、江田島市など)において各市議会が定数・報酬などについて議論がなされています。写真は10月10日の中国新聞から。
すでにブログ(→2019.9.6)で書きました呉市議会の議会運営委員会(以下、議運)の定数・報酬等の適正な在り方(現行:定数32、月額報酬55万円)に関する議論の途中経過についての記事。定数及び報酬については次の通りの意見が出ています。
【定数について】(→呉市議会会派別名簿)
①削減(誠志会8人、公明党4人、1人会派2人=14人)
・歯止めがかからない人口減少
・行財政改革による市職員の減少
②検討中(仁友会人9人、市民フォーラム3人=12人)
③慎重審議(同士会6人)
議会でもっと議論を深めていくべき。議員が幅広く市民の意見を聞き取る必要性がある。
④ 現状維持(1人会派2人)
同規模の都市と比べ、現状は「妥当」である。
★現在の定数・報酬は20万~30万人都市の平均(31.1人、55万3278円)と同程度
⑤ 増員(1人会派1人)
【報酬について】
・誠志会:定数の削減に伴い、議員報酬を増額させる必要があるとの考えもある。
・議運:適正な定数を導き出すとともに、議員報酬の変更の有無も決める方針。
(参考)現行の報酬
議長 月額 660,000円
副議長 月額 600,000円
委員長 月額 560,000円
副委員長 月額 555,000円
議員 月額 550,000円
今後のスケジュールですが、有識者を招いて知見を聞いたり、市民との意見交換の場を設けたりする計画であり、2021年(令和3)3月までに一定の結論を出し、議会で取りまとめた定数は次期市議選(令和5年4月)からの適用を見据える。
尚、江田島市議会では議員定数・報酬を含む議会の在り方等について18才以上の市民2000名(無作為抽出)へ市民アンケートを9月17日に発送し、10月15日の投函をお願いしています。今年末には調査結果がまとまることになっており、調査結果を参考に定数・報酬について議論することにしています。
また、前回と同様、議員への意見を聴取(参考→前回の議員アンケート)しながら、改選1年前に当たる来年秋には議会改革推進特別委員会の結論を導き出す予定です。来年の議会報告会において市民の皆さんとの意見交換の場を設定することや公聴会制度の活用も検討する必要があります。
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