江田島湾で牡蠣養殖のAI実証実験 その2
くもり
すでにブログで書きましたが、江田島市は直近の最新データ(H29年)でカキの生産量で自治体として11年ぶりに全国1位に返り咲きました。(→2019.5.11)
また、表題にある『江田島湾で牡蠣養殖もAI実証実験』は2月に一度書いています。(→2019.2.6)
上の写真は9月18日のTSSニュースから。近年、カキの幼生の採苗は不安定になっており、2014年は特に深刻でした。(→2014.10.31)このことにより、広島県では原因を探れば年ごとの好不調のメカニズムを解明することができるとして定点観測を始めました。(→2016.9.3)
そして昨年12月から江田島湾で東京大学とシャープなどが人工知能(AI = Artificial Intelligence)を活用した牡蠣養殖の効率化に関する実証実験を2018年12月下旬から2021年3月末までの予定で行っています。(→大学及び企業の共同プレスリリース、2018.12)
今回、その活動状況がTSSで特集されており、漁場のブイや養殖用の筏(いかだ)にセンサーを設置し、海水の温度や塩分濃度などを遠隔監視するとともに、ドローンに搭載したカメラで上空からかきの幼生が多く生息する場所や潮流などを観測する作業を密着取材していました。(期間限定→TSSニュース)
ニュースで知りましたが、シャープ技術者の角田錦さんと東京大学大学院の中尾彰宏教授はともに広島県出身だそうです。
離れた場所からかきの生育環境をリアルタイムに把握し、早期に対応することが可能となることで、採苗不調や育成不良を抑制し、かき養殖生産の効率化や業務効率の改善、労働負担の軽減が期待できるとのこと。
労働人口が減り、外国人技能実習生を頼りにしているカキ養殖業ですが、この実験によりカキに限らず、養殖業全体の働き方改革につながることに期待したい。
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