R1年第6回全員協議会
くもりのち晴れ
午後から6月定例会に上程される案件も含めた説明のため、全員協議会が開催されました。執行部からの説明内容は以下の通りです。一部案件については、詳細を別に記します。
(1)率改定に伴う公共施設使用料等の改正について
令和元年10月1日から消費税が10%に引き上げられることに伴い、税率変更分の使用料・手数料などの改正が行なわれます。従来から1円単位の料金設定をしているものを除き、原則10円未満を切り捨てて10円単位の料金に設定します。現行510円以下の料金については、現行料金と変動は生じません。
(2)江田島バス㈱の営業所機能の移設について
江田島バスと市で運行改善の協議を進めているが、PASPY(パスピー)の導入に併せて、営業所機能を旧飛渡瀬保育園に移設する検討をしている。移設に伴う敷地や内装等」の整備で約2千万円程度の改修費を見込むが、原則自己資金で対応。(現預金は約2億円保有している)
(3)新ホテル整備事業について
新ホテル等整備事業に係る優先交渉権者に決定した(株)レーサムと事業の円滑な実施に伴う基本協定を締結したことの報告。令和3年3月開業を目途に事業者と市が一帯となって事業を推進する。
周辺施設であるシーサイド温泉のうみは6月末まで通常営業し、1ヵ月程度の準備期間を経て、解体工事に着手し令和元年12月末完了予定。
一方、国民宿舎能美海上ロッジについては、土台を補強してデッキ化の活用可能性はあったが、新ホテル等整備事業公募に併せて活用案を求めたが、効果的な提案はなかったため、全て撤去する方針。6月定例会で解体工事の設計費用を補正予算案に計上し、令和2年度には解体工事実施の予定。
(4)三高地区整備事業の工事実施について
平成29年9月に策定した三高地区整備構想に基づき、ターミナルと交流プラザについて基本設計および実施設計を行ない、7月頃より工事に着手する。
交流プラザ新築工事については、広島県に委託し、ターミナルと共に一括施工することになります。交流プラザの事業費は約2億2千万円。
(5)江田島市豪雨による流入土砂等撤去事業補助金制度の拡充について
昨年7月豪雨災害により、住宅敷地内に流入した土砂等の撤去費用に対し、補助金を交付する支援制度を創設したが、被災した住宅敷地に隣接するがけ地について、復旧が及ばないか所もあるため、従来の制度を拡充し、個人が復旧するために必要な費用を補助するもの。がけ地対象費用の1/2以内60万円を上限とする。尚、市が見込む対象地は49件、予算として2350万円。
(6)下水道事業計画区域の変更について
平成29年度に毛水道未整備区域(秋月地区、江南地区の一部、飛渡瀬地区の一部、大君地区、柿浦地区)の住民対象にアンケートしたところ、下水道整備の希望世帯が約3割であるため、費用比較により下水道整備から合併浄化槽補助による整備へ切り替えることが有利(財政負担等の軽減に繋がる)ため、下水道整備区域を縮小することとした。
(7)第3次江田島市地域福祉計画について
昨年度から策定作業をしているが、計画素案ができたので広く市民の意見を募集するため、パブリップコメントを実施する。実施期間は6月中旬から7月中旬の約1ヵ月。
(8)風しんに関する追加的対策について
平成30年7月頃から30代から50代までの男性に風しんが流行しており、風しんの発生、蔓延予防のため、「予防接種法施行令の一部を改正する政令」が平成31年2月1日に施行された。これを受けて、令和元年から令和3年度までの3年間、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性を対象に、無料で風しんの抗体検査を行ない、免疫が十分でない方に対し、追加的対策として予防接種を無料で実施する。
令和元年度:昭和47年4月2日~昭和54年4月1日生まれ(952人)
令和2年度:昭和37年4月2日~昭和47年4月1日生まれ(1310)
令和3年度:抗体検査及び予防接種等を行なっていない方への勧奨
(9) 低所得者の介護保険料軽減強化について
介護保険施行令が一部改正(平成31年3月29日)され、令和元年10月以降の消費税率の引き上げによる増収分を財源とし、低所得者の対象及び減額幅が定められたことから、国が示した減額幅に従い、低所得者の保険料軽減強化を図る。6月定例会に関係条例改正案及び補正予算案が上程される。詳細については、議決後に広報で案内される予定。
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