H30.9中町/宇品航路の指定管理者モニタリング評価結果
晴れ
2月8日の全員協議会で報告のあった『中町/宇品航路に係る指定管理者のモニタリング』ですが、平成29年10月~平成30年9月の経常損益は1750万円の赤字となりました。(→PDF)
利用者減(▲1.3%)ですが、7月豪雨災害が要因と思われる増加により、通常は前年度比3%強の削減率は減少した結果となっています。
赤字の大きな要因として燃料高騰があります。燃料潤滑油費が前期比19.1%増、金額で1913万円増であり、高騰がなければ赤字になることはなかったのではないだろうか。参考資料(→こちら)によると10月以降は軽油価格も下がっておりますが、利用者減は進んでおり、今後の対応を検討しなければなりません。
資料によると、今後の対応として市は次のように説明しています。
【今後の対応】
1.根気の運航は適切になされたと認められます。ただし、赤字運航となったため、今後、航路維持のため、より一層の努力が必要です。
2.今後は、次の点などについて、積極的に指定管理者に協議・提言していきます。
・企業のスケールメリットを生かした合理化の推進
・観光客の利用促進を意識した企画の検討
・路線バスとの連携等による市内需要の掘り起こし
私見ですが、航路事業者および関係機関で次のことについて検討してみてはどうか。
・宿泊施設『サンビーチおきみ』と宮島を結ぶ航路
・国内旅行者・インバウンド旅行者の利便性向上に向けた船内Wi-Fi設備
・船、バスなどに交通系ICカード導入(これまでも検討していたが)
・広島市民(平成31年1月1日現在119万9543人)の1%利用増
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