外国人技能実習生の現状 2018
晴れ
昨日の中国新聞から。開会中の臨時国会で外国人労働者受け入れに関する法整備(入管法の改正)を審議しているところです。(→H30.11.8)
全国で愛知県に続いて2番目に外国人技能実習生が多い広島県内(1万3602人)で、広島労働局が昨年(2017年、平成29年)に労働に関する法令違反を確認した事業者は261ヵ所と、立ち入り調査した378ヵ所の約7割(69.04%)であったことが分ったという記事。
最も多い違反としては、労働時間に関するもので、主に基準を上回る時間外労働の104ヵ所。実習生が使う機材の検査を怠るなど労働安全衛生法に抵触する安全基準違反87件、時間外や休日、深夜の割増賃金を支払っていない違反が54件。法令違反は2016年(平成28年)が289ヵ所がピークで、2017年は3年振りに減少した。
広島県内の外国人技能実習生が従事する業種は、造船・自動車・縫製などの製造業が約7割、建設業が1割弱、その他としてカキ養殖業などの水産業もあります。
江田島市では平成29(2017)年12月現在、764人の外国人市民における技能実習生は432人(①技能実習2号ロ252人、②技能実習1号ロ180人)で56.5%。
外国人市民が主に従事している仕事は造船、船舶解体業、カキ養殖他水産業となっています。(参考:平成29年度地域日本語教育スタートアッププログラム報告書)
江田島市民として市の産業を支える外国人市民の労働環境等を含めた生活相談を受ける体制づくりと支援体制を構築することは江田島市にとって喫緊の課題です。
現時点では窓口は市民生活部人権推進課ですが、市役所(教育委員会を含む)として組織的に多文化共生社会の実現について真剣に取り組むことが求められます。
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