99回の選挙で議長決まる~与那国町議会
晴れ時々くもり
沖縄県の与那国町議会(定数10)でようやく議長が決まりました。9月9日に町議会議員選挙で議員が選ばれ(定数6→10の4増)、9月28日の議会開会以来、10月31日までに行われた議長選は99回。
選挙後の議会情勢は町長与党が5、野党が5と拮抗。議案等が議長を除く議員で採決するため、過半数を維持するため与野党が議長を輩出したくない、という思惑が原因。議長選では与野党でそれぞれ1名が5票(与党が野党議員へ、野党が与党議員へ投票)を獲得し、くじ引きで決定された議員が毎回議長就任を辞退することで再選挙が続いていました。尚、地方自治法では、くじ引き後に議長が辞退することまでは想定していない。(→こちら)
制度上、議長が決まらないと議案審議にはいることができず、緊急を要する事業に特化した補正予算を再編成し、町長が議会の議決を経ない専決処分することで対応したが、その他の議案は未審議で町政の停滞を招きました。これ以上の混乱を避けるため、最終的に町長与党から議長を出すことで決着しました。(慣例として与党側から議長選出といわれている。)
(参考)
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