プラスチック漂着ゴミ
くもり一時雨
昨日の中国新聞から。読者から寄せられた「声」をもとに取材した記事です。今回はカキ養殖用のプラスチックパイプについて。
これまで瀬戸内海沿岸の各地に漂着するプラスチックパイプは各地域で漂着ゴミとして大きな問題となっています。今年5月には山口県から広島県に対してプラスチックパイプの流出防止の徹底を求める要望書が提出されています。
カキ養殖に使用するプラスチックパイプは広島湾を中心に設置されている約1万2千台のカキ筏から推計すると約3億本とみられており、何らかの理由で0.1%が流れだしても30万本という途方もない数になります。
カキ養殖業者や漁協も2000年から買い取り制度を導入しているが追いついていないのが現状です。広島県も山口県の要望書を受けて6月にはパイプを含む県内の海岸漂着ゴミの調査を始めたという。
世界的にマイクロプラスチックの問題意識が高まっており、広島県産カキのブランドを守っていくためにも効果的な解決策が必要です。産官学の連携によるゴミを発生させない仕組みやパイプに代わる資材開発も急がれます。※江田島市の海岸では、地元漁協が年1回の清掃活動をしています。
かつてはビン・缶が多かったのですが、最近は飲料水等のペットボトルも増えています。(→2011江田島の漂着発砲スチロール対策記事、2012、2016、2017)
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