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2018年5月28日 (月)

H30年第4回全員協議会

晴れ
 午後から全員協議会に出席しました。議題は次の通りです。

(1) 新消防庁舎整備について
 328日の全員協議会以降の新消防庁舎整備の進捗状況についての報告。基本・実施設計業務は330日に完了し、土木工事の入札を525日に行ない、近日中に契約を締結。(1231万円)建築・電気・機械の各工事の入札を65日に行い、仮契約を締結。6月定例会に契約締結について議案を上程。

(2)子育て支援センター新築工事について
 平成273月策定の江田島市子ども・子育て支援事業計画に基づき複合施設を認定こども園えたじまの隣接地に建設。新築工事の入札は65日。予算額は24900万円。
 乳幼児同伴の保護者利用を考慮した駐車場スペースの確保を要望しました。

(3) 江田島市住宅マスタープラン(案)について
 平成30年度(2018)から平成39年度(2027)の10年間の計画期間。61日~629日にかけてパブリックコメントを実施する予定。
意見として、
・市営住宅と民間賃貸との関係について配慮して欲しい。
・学校、保育園・認定こども園の統廃合もあり、子育て世代の住居環境を考慮すべき。
・下水道の整備状況も丁寧な説明を。

(4)江田島市公園等の管理活用計画(案)について
 平成30年度(2018)から平成39年度(2027)の10年間の計画期間。61日~629日にかけてパブリックコメントを実施する予定。
意見として、
・地区公園の統合において地元自治会等に譲渡する場合は認可地縁団体となる必要があり、分かりやすいガイドブックを作成してはどうか。
・情報発信ツールでは江田島向上委員会の成果物(HPえたじまパークス)の内容を精査し、市HP5月から開設した市民ポータルサイト『えたじま広場』にリンク付けしてはどうか。
・公園利用者は幅広い年代層。自治会、老人会、子育て世代等の意見を頂くよう出向いて欲しい。

(5) 旧飛渡瀬小学校の用地取得について

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 昨年12月定例会最終後、非公開の全員協議会で旧飛渡瀬小学校校舎及び敷地の取扱いについて執行部から説明がありました。このたび検討した結果、旧飛渡瀬小学校の敷地を購入するとの説明。
意見として、
・施設取り壊しやその後の交流プラザ建設にも道路確保が必要。まずは道路が先では。
・返却するにも、プラザ建設するにも、まずは校舎取り壊しが優先。この問題を解決して購入するか判断すべき。
・飛渡瀬地区住民の総意で地域拠点をこの場所でということが確認できていないのではないか。まずは確認作業を。

(6) 下水道事業の見直しについて

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 未整備となっている秋月、江南、飛渡瀬、柿浦、大君地区の下水道整備について住民アンケート調査の結果と今後の建設コストを勘案した結果、整備地区を縮小し、下水道整備区域から外れたエリアは合併浄化槽の補助へ変更。
Q.H26年の見直しのとき、H30年まで整備できない下水道整備区域への合併浄化槽補助制度で対応していたが、補助を受けた戸数は?また、国・県の補助がない市単独補助か。
A.78戸であり、市単独補助です。
意見として、
・個人設置では下水道利用者との不公平感がある。市町村設置型の合併浄化槽整備を検討して欲しい。

(7)宿日直の報酬改正について
 仮眠時間や休憩時間を除いた報酬額を算定していたが、「仮眠時間等であっても来訪者や電話対応等が必要であれば労働時間に含めるべき」という呉労働基準監督署の見解をもとに報酬額の適正化を図る。6月定例会の議決後、平成3041日に遡って適用する。
意見として、
・平成304月以前も同様のことであるならば、労働基準監督署に確認して対応してください。

(8)定員適正化計画の見直しについて
 平成27年に策定した第2次定員適正化計画を見直し、平成36年度の目標職員数を394人から345人(▲49)に削減する。一般行政部門では根拠としている「第9次定員モデルによる試算」で使用する人口や世帯数等の説明変数を平成36年度の推計値に改めることにより、255人から217人(▲38)。教育部門は当面現状維持。消防は平成29年度の定員65人を維持。公営企業では平成29年度の定員29人を当面維持するが、水道事業の広域連携の進展によっては変動する。

(9)大柿高校存続に向けたさらなる支援について

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これまでの支援をさらに拡大する方向で次の補助金増額案が示され、6月定例会に補正予算が組まれます。補助金交付期間は平成307月からとし、その後については事業の活用状況等を踏まえ、大柿高校活性化地域協議会等の意見を聞きながら検討。
①バス定期代の補助率を1/2から2/3
②公営塾講師を1名増員
意見として、
・側面的な支援策として、広報えたじまに大柿高校の活動状況を毎回掲載することで広く市民に知ってもらうことをしてはどうか。参考として、安芸太田町の加計高校(→こちらP9)、神石高原町の油木高校(→こちらP10)、大崎上島町の広島商船高専・大崎海星高校(→こちらP10)が町広報で掲載されている。
2020年度大学入試改革をにらんだ、市独自の支援策をふるさと納税制度を活用するなど北海道夕張市を参考(→こちら)に検討はどうか。

(10)海上自衛隊第1術科学校教育参考館特別展(仮称)について
 海軍兵学校が江田島に移転して130年を記念すると共に、海上自衛隊第1術科学校・幹部候補生学校が江田島市と歩んできた歴史を振り返り、一層の地域との絆の深まりを目指すことを目的に、第1術科学校の教育参考館特別展を平成721日~92日の期間、①大柿地区歴史資料館・灘尾記念文庫、②江田島市学びの館で開催。経費300万円を6月定例会で補正予算に計上予定。
意見として、
・江田島市内にある戦争遺跡の情報を提供し、郷土を知り、平和学習の一助としてはどうか。江田島市民が書いた「呉・広島・江田島戦争遺跡」があります。今後の史跡巡りルートにもなる。(利根記念館砲台山なども含め)

(11)その他
 執行部が退席した後、大柿高校支援について、議会として出来ることを協議しました。結論としては、6月定例会で議員発議として、市議会より県知事・県教委・県議会へ意見書を提出する案が了承されました。

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