離島におけるイノシシ対策
晴れ
今日の日経新聞から。長崎県五島市の福江島におけるイノシシ駆除に関する記事。戦前に絶滅したはずのイノシシが2009年11月に目撃され、徐々に繁殖して増えていった。
漁師さんが海を泳ぐイノシシを目撃したという情報などから福江島の北にある奈留島、中通島から海を泳いで進入してきたのではないかと役所は推測。道路の法面を崩したり地面を穴だらけにする被害が目立つようになり、ついに農作物の被害も。
危機感を抱いた行政は対策に乗り出す。現代の最新技術を取り入れ、捕獲と移動を把握する鳥獣害対策システム(①捕獲検知センサー、②出没検知センサー)を導入することで箱ワナによる駆除が4倍になったという。全国的にイノシシなどの鳥獣被害は拡大する一方、対策に苦慮しています。
江田島市においても年間800~1000頭捕獲しているが、その数は減ることなく、また、捕獲したイノシシを地中に埋める作業も負担になっています。捕獲とその後の処理をどうするか、議会では産業建設常任委員会で鳥獣対策について調査しているところです。
(追記)
江田島市の現状として、毎年800~1000頭捕獲されるイノシシ。鳥獣被害防止計画を有効なものとするため、まずは実態把握から。このような視点で、岡野議員が昨年12月定例会で捕獲場所の分布図作成を提案されました。今年2月から捕獲情報(大字単位)をもとに作成されたものをHPで公開。被害防止対策の一助になることに期待します。今年度は捕獲したイノシシを埋設するための機材を導入することが拡充事業として予算計上されています。
他自治体では、捕獲したイノシシ・シカ等を活用してジビエ料理へと商品開発する地域もありますが、大崎上島町では捕獲したイノシシの処理施設を建設しました。(→H30.1.11)
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