広島県水道統合、初会合
晴れ
4月24日の中国新聞記事から。広島県が目指している、県と市町の水道事業を統合する『県内1水道』の可否を探る議論が、4月23日に発足した広島県水道広域連携協議会(広島県と、広島市が給水する府中・坂町を除く21市町の水道担当者の部局長で構成)で始まりました。(→H30.1.17)
私の記憶(記録)の中では平成27(2015)年11月には県が統合に向けて動いていることが見受けられます。(→H27.11.12)当時、広島県は県の水道事業が現行のままでは2036年度(平成48年)以降に単年度収支で赤字になる長期試算。
一方、市町の水道事業も人口減による利用量減に伴う収入減、水道管更新費用の負担、人員確保難など。江田島市の水道事業も先行きは厳しい状況です。(H30年予算委員会→H30.3.2)
まずは水道施設における将来の更新時期をにらみながら複数の市町向けに協働で整備したり、維持管理を一元化したりできる案件を調査し、コスト削減額を見積る。その後、職員の採用・育成、水道料金の徴収業務一本化、料金水銃の統一などを議題とします。
協議会は2ヵ月に1回開催し、2年後の2019年度末(2020年3月)に最終的な連携方針を取りまとめる予定。
最大のハードルは水道料金の統一。2016年(平成28)4月現在で、月額料金(10m3)では最も高い江田島市が2,311円、最も安い大竹市が707円で3.27倍の開きがあります。統一の方向においては江田島市民にとっては有り難い。
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