H30予算委(文教厚生分科会) その2
晴れ
昨日の雨から一転して気持ちよく晴れた一日でした。本日は予算審査特別委員会の文教厚生分科会(2日目)を傍聴しました。市民生活部所管の一般会計及び住宅新築資金等貸付特別会計の予算審査。執行部から新規事業を中心に説明がなされ、その後、質疑応答がなされました。
午後から分科会に分割付託された一般会計(教育委員会、福祉保健部、市民生活部所管分)及び特別会計(国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険(保険事業勘定)、介護保険(介護サービス事業勘定)、住宅新築資金等貸付次号)の討論及び採決がなされ、すべての予算案は賛成多数(全会一致)で可決されました。その後、個別意見の取り纏めがなされました。
本日の審議内容について、新規事業を中心にメモ書したことの一部を書き記します。(不正確な部分があればご容赦ください)
○大柿民センター整備事業 (2,100万円)
定例会初日で議決された江田島市市民センター等設置及び管理条例の一部を改正する条例に関連しますが、4月1日より大柿公民館が大柿市民センターとして、①まちづくり、②地域活動、③生涯学習の拠点になります。老朽化し、耐震基準を満たしていない大柿公民館を解体撤去し、同所へ新築する計画になります。
来年度は新築工事基本設計及び解体工事設計が予定されており、平成31年4月から2ヵ年度にかけて解体・建設となるため、今後、利用不能期間の代替施設について利用者との協議が行われます。
・工事期間の代替施設はどこを予定しているか。
→既存の施設を想定しており、複数施設を分散利用することもありえる。運用面で工夫したい。
・市民センターの整備の順番はあるのか。
→企画部所管の公共施設再編と絡めて地域と相談。尚、江田島町は支所が市民センター、能美町は旧・本庁の改修でこの度完成。沖美町は昨年度末に新築された。
・地元と協議をこれからしていくのか。
→大柿町全体と大原地区の拠点として2面性がある。地元(大原地区)とはこれから協議する。
・新築を前提としているが、耐震診断してから判断しても良いのでは。
→1次診断のあと耐震工事及び大規模改修費を積算すると高かった(安く見積っても7億円)ので、隣接施設・交通環境等周辺状況(駐車場など)総合的に考えて建替えと判断した。
・公民館から用途変更すると補助金適化法(補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律)の問題は無いか。(補助金を返還しなければならないかどうか。)
→補助を受けて10年経過していれば報告のみで問題ないことは確認済。(→参考新聞記事)
・公民館を市民センターにするとどうなるか。
→社会教育法に基づく公民館では営利目的なもの及び飲食も駄目だが、市民センターとなることでバザーや駐車場での朝市、同窓会、コンサートも開催できる。これまでの生涯学習活動も問題ない。
○国際交流協会えたじま設立事業(275万8千円)
外国人の文化・習慣・価値観などの違いによらず、お互いが尊重される多文化共生社会会を築くために設立。日本語教室ほか市民や関係団体の協力により各種事業を実施する。
・事務局は市役所に設置するのか。
→人権推進課が窓口(市で対応したい)。
・嘱託職員の報酬等について。
→週29時間労働。国際交流に関心のある方が応募している。
・江田島市内にどのくらいの外国人がいるか。
→750人程度。国別ではベトナム、中国、フィリピン、インドネシアが100人を超えている。技能実習生が大半を占め、永住・定住の方や就業目的の方もいる。
・技能実習生の市税納付についてはどうか。
→租税条約(→こちら)の絡みもある。中国は課税無し、ベトナムは課税、フィリピンは金額が低い。(→参考ブログ)市民税は(仕組み的に)一年遅れで徴税。2年目の前半で帰国することもあり未納になることも。(技能実習生が最大)3年滞在したとしても、法務省から帰国したという連絡で知ることもある。事業者や斡旋組合に給料からの天引きをお願いしたことろ、1社応じて頂けることになった。
○人権問題市民意識調査事業(297万1円)
部落差別解消法の施行に伴い、部落差別をはじめ各人権問題に対するアンケートによる市民意識調査を行ない、市の課題について把握し、人権啓発を進めるための基礎資料とする。併せて、平成20年12月に策定した「人権教育・啓発指針」を改定する。
※北朝鮮の拉致問題、ホームレス、人身売買、LGBT、東日本大震災等により差別問題も多様化している。人権関連3法(→参考)が平成28年に施行されたこともあり時代に則したものへ。
・アンケート調査票の作成・取りまとめを業者に委託するとあるが内容は市が考えた方が良いのでは。
→人権問題に精通した大学関係者(元職員?)に何度も来島してもらい、実情を知って頂きながら作成する。
○その他
・合併浄化槽の補助金が昨年比で低いが。
→引島団地の浄化槽切り替えがあった。来年度は5人槽(50万円補助)を18基、7人槽(72万円補助)を10基想定している。
・市営墓園の状況はどうか。
→北部墓園は2件の申し込みがあり、1件が返還。飛渡瀬墓園は5件返還。
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