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2018年2月 7日 (水)

消防庁舎整備特委・総務常任委の連合審査会(H30.2.7)

晴れ一時小雪

 消防庁舎整備特別委員会(→H30.1.12)と総務常任委員会(→H30.1.19)により、本日、委員全員出席で連合審査会が開催されました。来年度から建設予定の消防本部庁舎及び能美出張所の現庁舎の視察を行い、消防本部から庁舎整備等について説明を受け、議会棟にて土木建築部(建設課)を交えて質疑応答というスケジュール。

※構成議員10名:吉野(消)、酒永(消・総)、岡野(消・総)、胡子(消・総)、上松(消)、沖元(消)、重長(消)、長坂(消)、浜西(総)、熊倉(総)

(1)消防庁舎現地視察について

ア 消防本部(署)庁舎

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 現庁舎は昭和49年(1974)8月に完成。当時の江能4町(現・江田島市)の人口は4万3000人を超える。当時としては最新鋭の建物であったと思います。写真右は職員の浴室となっているが、浴槽を取り除いた簡易シャワールーム。 

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 通信指令室ではエアコンの老朽化により、ホースを直結して水滴をバケツに収集しています。エアコンは2基あるが、平成28年に1基、平成29年から2基ともこのような対応をせざるを得なくなったという。

イ 能美出張所庁舎

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 現庁舎は昭和49年(1974)7月に完成。車両増と大型化により本部庁舎と同じく車間が狭い。
 本部庁舎と同じく、平成13年(2001)の芸予地震により、壁にクラック(ヒビ割れ)があり、また近年は雨漏りも発生する状況。

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 隣接する移転予定地の旧・梶川医院跡地も見学。保育施設の統廃合によって新たに建設する新・認定こども園のうみと隣り合わせになる。購入土地面積は5658.02㎡、購入額は現状渡しで2700万円(仲介業者はいない)。改選前の前議会において9月定例会で補正予算可決。田中市長時代に現在地での建替えで決まっていたが、認定こども園のうみ(旧・鹿川保育園)と中町保育園を統合する等の諸条件も重なり、明岳市長になって新たに土地を取得しました。江田島市民にとって最善の策であったから市民代表の議会も議決しました。移転後の現・認定こども園のうみの跡地利用が今後の課題として残ります。

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 旧・梶川医院跡地には医療施設及びオーナー宅もあり、建物取り壊し・立木伐採撤去費用として4000万円を見積もっています。想定以上のコストがかからないことを願っています。

(2)新消防庁舎の整備について

 現地視察を終えて、議会棟で消防本部と土木建築部を交えて新消防庁舎の整備について質疑応答。メモしている範囲では以下の通り。

①消防本部(署)庁舎について

・建替地は石炭灰を埋めている場所という話を聞くが、地質に問題ないか。
→5箇所ボーリング調査したが、地震による液状化の被害は少ないと考える。
・地質調査結果を公表してもらえるか。
→公表することはできます。
・女性職員の働き安い職場としての新庁舎設計か。
→国の方針として消防職員の女性比率は5%という目標値。定員65人の5%を考慮すると3~4人。最大4人の受入可能な設計。
・(建替え場所は海に面している。)大地震による最大津波が発生した場合、車両は機能するのか。
→発生時、まずは管内パトロール。津波による被害がないよう、車庫の高さは確保している。
・最大津波で道路が寸断されるルートを認識しているか。
→現に策定しているハザードマップがあります。
・庁舎建て替えの財源として、合併特例債以外のものがあるか。本部・出張所の同時建替えや立地場所について前議会でも異論があった中で、事を急いいると感じる。合併特例債の延長法案が今国会で成立する可能性があるがどうか。
→過疎債他ありますが、延長するまえの合併特例債で建設したい。(H31年建設完了)
・将来的に江田島市の人口が2万人を割ることが予測される。(H30.2月現在、2万4022人、日本人のみ2万3260人)昨年、呉市との連携協約を締結した。(→協約書)消防の広域化について検討してはどうか。
→呉市は対応してくれない。現場からすると国の方針は誤り。(消防の広域化→H29.7.4

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・車庫の車両間隔が現施設では狭いが、新施設での改善は。
→当初、車間2mとして施設設計したが、議会から面積減の要望があったので1.5~1.6mとし、車両が同時出動しない配置で対応。

②能美出張所について

・認定こども園との併設だが、緊急車両の出動時の騒音対策は。
→訓練時間の制限、道路に出てから音を出す、防音壁に限らず出来るだけの対応をする。来週(2/13)、担当の福祉保健部と協議する予定。(予算案に提出するため、土木建築部、総務部財政課も同席し、同日市長へ報告)
※本日は新庁舎の設計図面はなし。

(3)連合審査会協議

 質疑応答を終えて消防本部・土木建築部が退席したあと、議員間で本日の連合審査会に関する協議がなされました。結論としては以下の通り。

①消防本部(署)庁舎について

・安心・安全確保を担保することにおいて、計画中の建替え規模については了とする。(賛成9反対1)
・将来的に消防広域化を視野に入れたシステムの検討を図るべし。

②能美出張所について

・現庁舎の現状を認識した。設計図面等が出てから規模について議論する。

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