大崎上島町、有害鳥獣の処理施設を建設
くもりのち晴れ
今日の中国新聞から。大崎上島町は総事業費、約4800万円かけてイノシシなどの有害鳥獣の処理施設を町有地に建設し、今年4月から稼動を目指すという記事。これまで捕獲した人がそれぞれ畑などに埋めて処理しているが、高齢化で負担が大きくなったことによる。
江田島市においても鳥獣被害は深刻であり、12月定例会でも3名の議員が一般質問しています。平成27年度でのイノシシ捕獲数は850頭。大崎上島町と同様、高齢化で捕獲者による埋設処理に大きな負担がかかっており、今後の課題です。
→江田島市鳥獣被害防止計画
→江田島市有害鳥獣捕獲報奨金制度
酒永議員の一般質問(H29.12定例会)
Q.イノシシの捕獲後の現状と課題は。
A.捕獲者が埋設または食用として処分しているが、最近では埋設場所の確保が困難なこと、作業負担が大きいなどの課題が出ている。
Q.適切な処分について。
A.法的には捕獲した鳥獣の放置は禁止。埋設または食用等の自家処理を行なう必要がある。
Q.処分施設の建設について。
A.場所の選定や建設費、環境問題等で大きな課題。他の自治体の状況を踏まえ、検討するとともに、捕獲後の処理労力を軽減する方策を検討。
Q.モデル的に埋め立て処分場を建設する考えは。
A.有害鳥獣捕獲対策協議会と協議しながら早急且つ慎重に進める。
参考までに、大崎上島町議会の平成26年12月定例会における一般質問。(→議会だより第47号)
このたびの建設に関係する質問です。執行部答弁として、「近年、微生物や菌により残骸物を分解する減容化処理が注目されている。これによれば、イノシシ一頭が二日から四日で分解され、悪臭や虫なども発生しない。処理機本体が一千万円位で、ランニングコストは年間百万円位で済む。具体化するため、猟友会と調査協議をしていきたい。あわせて処理場の建設も考えている。」
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