H30年1月 総務常任委員会
晴れのちくもり
午前、総務常任委員会に出席しました。協議事項は以下のとおり。
(1)財産の借受状況について
総務部財政課から江田島市の公共施設及び公共用施設に係る土地等について、国及び民間の財産を借り受けている現状説明を受ける。左写真のとおり年間借上料は2,354万円。以下の質疑・意見がありました。(全てではありません。)
・借上料の算定基準はどうか。
→地代基準は原則、固定資産評価額(3年に1回見直し)をもとに算定。
・有償借地は固定資産税収入もあり、実質的に市が負担している額を明らかにしてほしい。(個別の不動産における公表は難しいだろうから総額で)
・費用対効果を考えなければならない。
・指定管理されている施設が利用されず周辺住民からは管理が行き届いていないとの声を聞く。(年10万3千円の指定管理料)
・指定管理されている施設等についてモニタリングをすべきである。(有効に使われているか評価する必要がある。)
・江田島バス㈱(→H30.1.6)のバス方向転換地を市が有償で借り受けているが、本来は民間企業が負担するものでは。(呉市営バスが運行していたときに旧町が借り受けて提供していたものがそのまま引き継がれているのか?江田島町、大柿町で9筆、年額51万8千円。)
・平成23年に策定された未利用財産利活用基本方針(→こちら、参考過去記事→H23.11.1)に基づいて対処しているか。
→半恒久的に利用するものは土地を買うこと、不用のものは返還することを検討している。(建物がある場合は、原状回復に取り壊し費用がかかる。)
・未利用財産の検討をする会議はあるのか。→ない
・土地の所有者の確認はどうか。登記簿謄本を確認しているか。(相続等による所有権移転)
→所有者の確認はしているが、登記簿までは確認していない。
・いつから借り受けているか把握しているか。(合併以前の旧町時代に契約を結んだものもあり、これまで地代をどれだけ支払っているか把握することも必要。)
→所有者の相続等で契約を新たにしたものもある。
質疑終了後、執行部の退席をもとめ、委員間で意見交換・集約をおこなう。引き続き本件についても調査研究項目とすることを確認。取りまとめは財政課であるが、市民生活部、教育委員会、産業部、土木建築部等が担当(所管)する建物・土地もあることから、議会においても総務以外の常任委員会(文教厚生、産業建設)が所管部門の財産借受状況について調査・研究対象とすることを提言することを確認しました。
まずは2月定例会の予算審査特別委員会・分科会で、行財政改革の視点から確認していただければと思います。(3常任委員会の副委員長が行財政改革審議会の委員でもある。)
(2)活動計画について
本年度は残り2ヵ月となります。今回取り上げた(1)について取りまとめ、また、消防庁舎整備特別委員会との合同視察をもって本年度の活動を締めくくることになります。来年度は以下の項目を所管事務調査(調査・研究項目)として設定することになります。
・第3次行財政改革大綱・実施計画
・第2次江田島市定員適正化計画
・第2次財政計画
・有償財産の借受(未利用財産利活用について)
(3)その他
次回委員会は2月7日(水)。消防庁舎整備特別委員会との合同委員会で消防本部庁舎、鹿川出張所を視察後に、消防本部から庁舎整備等について説明を受ける予定。(→H30.1.12)合同委員会終了後に総務常任委員会で本日の取りまとめ及び消防庁舎視察について委員による意見集約を行ないます。
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