ふるさと納税とクラウドファンディング2017
晴れ
最近、特定のプロジェクトでクラウドファンディングを利用する自治体が増えました。広島県では『さとやま未来博2017』における廃校舎リノベーションの資金調達に利用し、目標金額3千万円を越える寄附額が集まりました。(→こちら)「ふるさと納税」と「クラウドファンディング」のコラボレーションです。
自治体が行うCFをガバメント・クラウドファンディングといい、この場合、すべての寄附がふるさと納税の対象になります。つまり、寄附金のうち2,000円を超える部分について、住民税の概ね2割を上限に、所得税と合わせて全額が原則として控除・還付されます。プロジェクトオーナーが自治体のため、安心して参加可能という謳い文句で、自治体の課題解決に寄付者の意思を反映することができます。
江田島市のふるさと納税を掲載するポータルサイト「ふるさとチョイス」(→こちら)でも自治体による特定プロジェクトのクラウドファンディングが掲載されています。このなかで目に留まったのが「夕張高校魅力化プロジェクト」。(→こちら)
夕張市では(北海道立)北海道夕張高等学校が唯一の高校です。人口減少に伴う生徒数の減少に加え、財政破綻後の小中学校統廃合により、新たな人とのつながりを求めて市外に進学する傾向があるという。危機感を覚えた夕張市は、「地域から高校を絶対になくさない」ことを宣言し、魅力化プロジェクトを実行するというもの。
いま江田島市においても島唯一の県立大柿高校への支援を行なっています。(→こちら)県立だからではなく、『地域の宝』として応援しようという機運を盛り上げていければと思います。
ふるさと納税の使い途については何度かブログで書いています。(→H29.8.18)実行するかは別として、特定プロジェクトを定め『ふるさと納税とクラウドファンディング』について検討することもありだと思います。
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