地域のあり方を考える
晴れ時々くもり
江田島市には31の自治会組織があります。沖美町など旧町時代になかった地域も合併後に設立され、現在に至っています。
左写真は7月1日現在のデータを基に作成したものです。自治会に入っていない世帯もあるでしょうが、地域によって規模が異なります。
最大は大古自治会で世帯数1287・人口2685、最小は幸ノ浦自治会で世帯数33・人口70。実に約40倍の違いがあります。余談ですが、外国人市民が一つの自治会を構成すると中規模(12番目)になります。
地域によって自治会を構成するエリアの考え方も違います。能美・大柿は基本的に(旧)小学校区単位、江田島・沖美では町域(郵便番号)は同じだが複数(2~4)に分かれているところもあります。例、三吉、是長、中央。
平成21年度から『まちづくり協議会』が各地で設立されていますが、構成が1自治会のところもあれば、複数の自治会の範囲で構成するところもあります。例、沖まちづくり協議会、三高まちづくり協議会。これも江田島市における地域の多様性ということかもしれません。
『まちづくり協議会』では市の補助金も交付されており、これまで市議会では決算認定の際に補助金のあり方等の視点から付帯意見をつけています。
ただ、どれが正解かということは一概に言えません。地域にはそれぞれの文化と歴史があります。統一のルールも大切ですが、個別の地域性を生かす枠組みも必要でしょう。付帯意見にもあるとおり、地域の置かれている現状に即した『まちづくり』のため、市民との意見交換をしながら最適な組織づくりを考えることが大切です。
【平成25年度決算 総務分科会付帯意見】
平成21年度から市内全域にまちづくり協議会の立ち上げを目標に取り組み、現在7団体が設立され、補助金交付等の支援をしている。一方、従来の自治会、女性会、老人クラブ等各種団体も並存しており、補助金の在り方についても検討の余地がある。地域の置かれている現状に即した協働のまちづくりのため、市民との綿密な意見交換を行いながら、地域の実情に合った組織づくりの再考をされたい。
【平成26年度決算 総務分科会付帯意見】
まちづくり協議会について、旧町ごとに地域構成や考え方が異なっており、統一的な組織運営による協働のまちづくりを推進する必要がある。各種補助金の在り方も含め、自治会連合会など各種団体との意見交換を図り、統一した組織づくりの構築に努められたい。
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