江田島ボウルの解体が始まる
くもり時々晴れ
私がUターンした頃は島唯一のボーリング場として営業していました。平成16年には2階のレストランで食事をした記憶があり、江田島ボウルで検索すると平成19年(2007)に閉鎖されたとありました。(→こちら)
この10年間、解体もされずそのままになっていた、いわゆる塩漬け土地・建物でした。
しかし、このたび江田島市が更地として9,000万円で購入することになり、所有者が建物を解体しはじめました。更地購入のあと新消防庁舎を建設する計画になっています。
すでにブログでも書いていますが、今年の予算議会(2月定例会)が閉会した後、3月28日に急遽、この場所が当初建設予定地の鷲部公園から変更されました。当初予定していた鷲部公園よりも更地で用地取得すると今年度予算内の事業費が4千万円安くなるという理由からです。(→H29.4.3)
5月18日の臨時議会において消防本部庁舎の用地取得費に関する増額補正(8,760万円、合併特例債)の補正予算案が可決されました。
補正予算が可決されて10日も経たない5月26日の市議会全員協議会で今後の事業計画や総事業費等の説明があり、概算事業費が21億円であることが分かりました。9千万円で更地を購入した後、浸水対策工事(擁壁、地盤改良、盛土)で4億5千万円かかることも判明して、議員の一部から疑問の声も上がっていると聞きます。
当初の鷲部公園で進んでいた計画ですが、昨年11月の上本議員の文書質問(→こちら)に対する答弁書では「再検討しない(変更しない)」と言い切っていたものが、そして、2月定例会では鷲部公園での本年度予算案が可決されたにもかかわらず、何故急に変更したのか(→H29.6.29)。
市民からは10年塩漬け土地であったことには理由があるはずであり、何らかの力が働いたのではないかと疑う声も聞きます。真偽のほどは分かりませんが、市民が不審に思う状況は決してよくありません。
『協働のまちづくり』は『行政と市民の信頼関係』があって初めて成り立つものであり、市民代表の議会はしっかり行政をチェックし、市民に報告する責務があります。『透明性と対話』こそ、あるべき姿ではないだろうか。
※江田島市議会議員政治倫理条例→PDF
※江田島市議会基本条例→PDF
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