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2017年7月

2017年7月31日 (月)

消防庁舎の移転場所について

晴れのちくもり

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 消防庁舎建替えについて複数の市民等からお問い合わせを頂き、自分なりに調べてみることにしました。左は3月28日の全員協議会で配布されたものと集成図を組み合わせたものです。
 集成図により土地の地番および所有者等を知ることができ、不動産登記簿で土地・建物の所有権等の権利関係を確認することが出来ます。
 市役所から取り寄せた集成図からは、市が建替え場所に決定した土地は3筆であることが分かります。登記簿からは2筆(土地AB)は同一3名の共有、1(土地C)は前述の3名のうちの1名であることと権利関係の推移等が分かりました。また、旧・江田島ボウルの建物は民間企業が所有者になっており、土地・建物について登記簿上から知り得るポイントをまとめてみます。

【土地について】

 土地A
共有者3名のうち、2名の住所変更届出が転居した平成167月と平成283月であるのに
平成292月中旬に登記がなされている。
②土地B
平成285に3名の共有者へ遺贈。所有権移転登記は平成2812月。

③土地C

平成256月に相続されているが平成2812月(土地Bと同日)に所有権移転登記。


【建物について】

土地Aにある旧・江田島ボウルの建物ですが、税金等の滞納により旧・江田島町が差押(平成137月)、江田島市が参加差押(平成187月)していました。しかし、平成281111日に旧・江田島町の差押および江田島市の参加差押が解除になっています。滞納を不能欠損として処理したものと思われますが、滞納額がいくらだったのか気になるところ。また金融機関により1億円の根抵当権が設定されていたが平成296月に解除によって抹消されています。
 
建物を所有する法人(会社)は平成208月に破産手続きを開始するも費用不足によって手続き廃止が決定され、平成213月に登記簿は閉鎖されました。しかし、平成295月になって清算人が選任され登記簿が復活しています。


 今年の2月定例会(予算議会)が閉会したあとの328日に議会全員協議会で急遽、移転先変更の報告がありました。登記簿を見る限り、昨年11月頃には既に移転先候補として挙がり、土地・建物の権利関係の整理・手続きが着々と進められていたのではないか。議会はこの点をしっかり行政に説明を求めることが必要で、行政にも説明責任がある。
 現在、江田島ボウル(及び元・歯科医院)は解体工事が進んでいます。旧・ボウリング場施設はアスベストを含む建物ですが、解体作業発注者は建物所有者(破産した企業)ではなく、土地所有者3名の内の一人です。解体作業費を考えると更地購入費9,000万円はかなり安いと思います。建物所有者の破産により、土地所有者が売るに売れない塩漬け土地として長らく放置されていたことがうかがえます。
 現在の消防庁舎は有償土地(1123.97㎡)にあり、将来的に原状回復(建物解体)費用がいくらになるのか、こちらも議会への説明がなされているのか気になるところ。一連の動きを整理すると、行政が丁寧な説明をしていないことで市民への不信感を招いていると思われます。

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2017年7月30日 (日)

住民説明会、はじまる

晴れ

H29730 今日の中国新聞記事から。県の指導の下、事業者が7/29と30の二日間、市内4箇所で住民説明会を開催することになりました。(→H29.7.22)、昨日の2会場(江田島コミュニティーセンターと農村環境改善センター)での説明会について掲載されています。

2会場の出席者は計約80人で、次のような意見がでたとあります。
・地震や津波でも安全を確保できるか。
・汚染土壌の海上輸送が不安。
・施設があること自体、特産カキへの風評被害をまねく

 などの厳しい意見があったという。昨日、水産業者の方と話す機会がありました。江田島産のカキやナマコは乾燥させて海外輸出もしています。

 如何に『安全』といっても汚染土処理施設がある地域の食材は買わない、という海外からの文書を拝見しました。

 いま第2期水産振興ビジョン(→H29.2.20)を策定している江田島市。行政は地元水産業の海外輸出比率や国内外バイヤーが今回の件をどう受け取っているか把握することも大切です。

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2017年7月29日 (土)

江能4町を巡る

くもり一時晴れ

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 今日も暑い一日でした。6月25日にサンビーチおきみで開催した高校同窓会の江田島支部総会(→H29.6.25)の記念写真を江田島市内に在住の先輩方にお配りさせていただきました。江能4町のそれぞれの良さを実感した一日でした。
 写真は江田島町の向側農道からのショットです。初めて通りましたが、素晴らしい景色に出会いました。まだまだ私も勉強不足です。

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 明日、サマーフェスティバル江田島2017(→こちら)が術科学校で開催されます。沢山の人々が彼の地で楽しいひとときが過ごせますように。『恵み多き、宝の島、えたじま』をみんなで創っていきましょう!

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2017年7月28日 (金)

市議選立候補予定者説明会の日程決まる

くもり

Koho201708_p01_28 広報えたじま8月号から。10月1日執行の市議会議員一般選挙の立候補予定者説明会が8月23日に開催されます。(→H29.3.4

 市議選告示まで2ヶ月を切り、定数18に対して立候補予定者が何人なのか市民の皆さんも気になるところでしょう。前回の立候補者は21人(定数18)でした。(→H25年10月6日執行市議会選挙結果

 さて、江田島市議会では4年前の9月定例会で「議会基本条例」が可決され、平成26年4月1日に施行されました。これに基づいて議会報告会を毎年1回開催することになりました。

 ただし、今年は残念ながら見送りになり(→H29.5.3)、現・議会では過去3年間の議会報告会等の反省および見直し等の再検証および参加しやすく・わかりやすい報告会とするための再調査・研究をすることになっています。

H28121nigendaihyousei 地方自治体は二元代表制であり、住民が首長と議員を別々に選ぶ仕組みになっています。行政・市民・議会の関係は左写真(再掲)になります。首長が条例や予算などを提案し、議会が審議・決定する権限をもっています。議会の議決がなければ行政が予算執行することはできません。

 つまり、議会が議決する以上、責任は首長(市長)ではなく、最終的に議会にあるといえます。議会の役割は非常に重要かつ責任あるもので、『行政のチェック機能』を強化することが求められます。その一つの手法として議案等の委員会付託(会議規則第37条)があります。これについては以前に書いた記事を参考にしてください。(→H28.12.4

Hyouka このたびの改選では現職・新人・元職の立候補が想定されます。現職においては、この4年間の議員活動が有権者の皆さんの判断基準のひとつになります。

 例えば、任期中にどれだけ一般質問したのか、前回の公約にどう取り組んで、どのような結果がでたのか、また、次の4年間ではどうしたいのか。新人はどのような政治(議員)活動をしていくのか、江田島市の問題・課題についてどう取り組むか、議会をどうしたいか等々。元職も同様であり、立候補者は自分の考えをしっかり有権者の皆さんに訴え、約束しなければなりません。

 かつて平成25年改選前に議会改革特別委員会による委員会報告会及び意見交換会を開催したとき、江田島地区会場では『立候補者の立会演説を開催してはどうか。』という提案がありました。(→H25.5.13)どこが主催者になるか、どのような手法をとるか、立候補者が参加するか等、検討課題もありますが、このような動きがでてくることに期待したい。

参考: 江田島市議会基本条例 
制定までの経緯 →こちら
平成26年4月1日制定 →条例実施基準
平成26年度第1回議会報告会→議会基本条例の資料

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2017年7月27日 (木)

「道の駅」の早期検討を

くもりのち晴れ

201707261207410001 旧・大君小学校が平成213月に閉校するにあたって平成2012月定例会で廃校利活用について「道の駅」にしてはどうかと一般質問しました。このとき立地可能性を検討するとの答弁がありました。

 平成26年(20145月に旧・大君小のグランドを賃貸する(一部1,200㎡、賃料年額6065万円)ことで産業振興による地域の活性化や就労機会の拡充に役立ていただける事業者を公募型プロポーザル方式(企画提案方式)により募集(→H26.5.14)しました。平成266月定例会で再度「道の駅構想」について質問しました。

 答弁要旨は、『応募される事業者の産業振興施設の将来的な事業展開を見極め、旧大君小学校を活用した地域の賑わいづくりのなかで、「道の駅構想」を含めた検討を考える』でした。尚、平成20年の一般質問で『検討する』とあったが具体的な検討はしていないということであった。

 昨年(平成28)江田島オリーブファクトリーとしてオープンし、江田島市の新たな観光スポットの一つとして賑わいを見せています。(→H28.4.26)すでにオリーブ搾油工場のほか、レストラン部門、おみやげコーナー等もあり、大型バスを含む駐車場の整備、休憩機能・情報発信機能・地域連携機能を満たす付属施設を整備すれば「道の駅」として登録できるのではないか。

 もちろん防災拠点としての機能が備われば地域住民にとって安心・安全も確保されます。江田島市もそろそろ本腰を入れて検討すべきではないか。

<参考>
道の駅とは→こちら

モデル道の駅・重点道の駅→こちら

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2017年7月26日 (水)

ザリガニの島、江田島・能美島そして倉橋島

くもりのち晴れ

12698683_969877626419603_14179787_2 昨日も書きましたが、江田島市は一つの島でありながら、江田島・能美島という二つの「島」で構成されています。「Y」字型の島であり、右の腕(/)が江田島、左の腕(\)と胴体(│)が能美島。以前、江田島・能美島と隣の島、倉橋島はまるで“双子のザリガニ”(若しくは夫婦)と書いたことがあります。(→H25.8.10H28.5.9H29.3.27

Ikinbo_no_umi 江田島・能美島をザリガニの形だと教えてくれたのは小学生のときに読んだ一冊の本、『いきんぼの海』でした。(大柿公民館・図書室にあります。)
 江田島市大柿町出身の児童文学作家、山下明生さん(→柿浦小学校HP左下のPTA・地域)の作品です。はじめに次の文章があります。

 『ぼくのうちは、瀬戸内海の小さな島にあるんだ。地図があったら見てごらん。ほら、広島湾の入口に、ザリガニがはさみをひろげたような形の島があるでしょう。そのザリガニの右のはさみが江田島で、左のはさみが西能美島で、おなかの部分が東能美島。そして、そのおなかにくっつくように、まるでザリガニのたまごみたいなのがぼくたちの住んでいる沖野島。』

※いまは東能美島と西能美島は「能美島」になりました。(→海上保安部PDF

 この本が発行されたのは41年前の1976年(昭和51)で私は保育園児のころ。本では沖野島に橋はかかっていませんでしたが、私が小学生のころには小さな橋がかかっており、また、この本にあるように真珠の養殖もしていました。(いまでは唯一、沖美町の丸本真珠店さんが養殖しています。)深江小学校の遠足は沖野島でのミカン狩りが恒例でした。

 一時期、NTT(旧電電公社)の保養施設(マリントーク)があり、全国的なビーチバレーボール大会もありました。その後、ホリスアイランドと名前を変えてエステ・リゾート施設になりましたが、2008年(平成2011月末に閉鎖されました。江田島市にとって貴重な観光・宿泊施設のひとつでしたが、その後の見通しはたっていません。

 ただ、沖野島にある『おおがき海の駅』(江田島市も出資する第3セクターが運営→HP)ではイベントが開催(→H27.9.22)されたり、近くに深江地区オリーブ園(→参考)も開園し、また、マリンレジャーの会社(→こちら)もオープンしたことで少しずつ変化しています。
 将来的にも江田島市にとって交流人口増加に貢献するエリアであると思っており、どのようにPRしていくかが今後の課題です。

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2017年7月25日 (火)

囲碁の島、能美島2017

くもり一時雨

H29722igo 江田島市は一つの島でありながら、江田島・能美島という二つの「島」で構成されています。※平成20年から東能美島と西能美島が「能美島」へ統一。(→海上保安部PDF

 「Y」字型の島であり、右の腕(/)が江田島、左の腕(\)と胴体(│)が能美島。

 写真は722日の中国新聞から。能美町(能美島)の中町小学校6年生が全国少年少女囲碁大会の県代表として4年連続出場するという記事です。

H1910kouhoetajima 能美町高田(能美島)に瀬越憲作という日本の囲碁界に貢献した偉大な人物います。左は広報えたじま(H19年10月)の裏表紙から。呉清源(日本棋院名誉客員棋士→こちら)の師匠でもあり、創作の世界ですが、百田尚樹さんの小説『永遠の0』の主人公(宮部久蔵)も瀬越憲作師に学んだというエピソードが小説に書かれています。

 一方、江田島も素晴らしい人材が各界で活躍しており、「二つの島」が思いを一つにすれば、広島湾の中心に位置する江田島市の可能性は広がります。

 一昔の「世界の中心で愛を叫ぶ」(せかちゅう)ではないですが、「広島湾の中心で素晴らしい島を磨く」ことで広島市を中心とした広域連携に大きく貢献できる『恵み多き宝の島、ワクワクできる えたじま』になります。 

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2017年7月24日 (月)

農地取得の下限面積、10アールへ

くもり

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 農地法(第3条第1項、第2項第5項)により、農地の売買・賃貸等(土地の権利関係)については農業委員会の許可を受けなければならず、また、一定の面積以上(北海道では2ヘクタール、都府県では50アール)でなければなりません。
 ただし、下限面積については農林水産省令で定める基準に従い、農業委員会が市町村の全部または一部に『別段の面積』を設定することが出来ます。
 江田島市農業委員会は81日から農地取得等に関する下限面積を従来の20アール(2000㎡)から10アール(農地法施行規則の最下限)に引き下げることを決定しました。(→こちら
 理由としては、下限面積を引き下げることで農地の流動化、耕作放棄地の発生防止・解消及び新規の担い手の参入を促進するというものです。
 いま江田島市も耕作放棄地対策に力を入れており、地域固有の産物、商品開発・就農など、いろいろと戦略を練っています。オリーブ栽培やキュウリ・花等の新規就農制度(→HP)もそのひとつであり、また、将来的に6次産業化が広がることを目指しています。このたびの条件変更により、耕作放棄地の削減および農地流動化が進み、農業人口の増加に繋がることを期待したい。

(参考)過去ブログ→H29.2.2

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2017年7月23日 (日)

江田島ボウルの解体が始まる

くもり時々晴れ

20139619_1556769671063726_5195802_2 20139895_1556769681063725_1885179_2 私がUターンした頃は島唯一のボーリング場として営業していました。平成16年には2階のレストランで食事をした記憶があり、江田島ボウルで検索すると平成19年(2007)に閉鎖されたとありました。(→こちら

 この10年間、解体もされずそのままになっていた、いわゆる塩漬け土地・建物でした。

H29328zenkyofire_station_2_2H29338_fire_station_4 しかし、このたび江田島市が更地として9,000万円で購入することになり、所有者が建物を解体しはじめました。更地購入のあと新消防庁舎を建設する計画になっています。

 すでにブログでも書いていますが、今年の予算議会(2月定例会)が閉会した後、328日に急遽、この場所が当初建設予定地の鷲部公園から変更されました。当初予定していた鷲部公園よりも更地で用地取得すると今年度予算内の事業費が4千万円安くなるという理由からです。(→H29.4.3

H29526_project_of_fire_station  5月18日の臨時議会において消防本部庁舎の用地取得費に関する増額補正(8,760万円、合併特例債)の補正予算案が可決されました。

 補正予算が可決されて10日も経たない526日の市議会全員協議会で今後の事業計画や総事業費等の説明があり、概算事業費が21億円であることが分かりました。9千万円で更地を購入した後、浸水対策工事(擁壁、地盤改良、盛土)で45千万円かかることも判明して、議員の一部から疑問の声も上がっていると聞きます。

 当初の鷲部公園で進んでいた計画ですが、昨年11月の上本議員の文書質問(→こちら)に対する答弁書では「再検討しない(変更しない)」と言い切っていたものが、そして、2月定例会では鷲部公園での本年度予算案が可決されたにもかかわらず、何故急に変更したのか(→H29.6.29)。

 市民からは10年塩漬け土地であったことには理由があるはずであり、何らかの力が働いたのではないかと疑う声も聞きます。真偽のほどは分かりませんが、市民が不審に思う状況は決してよくありません。

 『協働のまちづくり』は『行政と市民の信頼関係』があって初めて成り立つものであり、市民代表の議会はしっかり行政をチェックし、市民に報告する責務があります。『透明性と対話』こそ、あるべき姿ではないだろうか。

※江田島市議会議員政治倫理条例→PDF
※江田島市議会基本条例PDF

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2017年7月22日 (土)

汚染土処理施設問題~住民説明会の開催へ

晴れのちくもり

H29722

 今日の中国新聞から。県の指導に基づいて、汚染土処理施設の建設計画を進める事業者が来週末、江田島市内4か所で住民説明会を開催することになりました。

 尚、6定例会で議員発議により「汚染土壌処理施設について、地元の合意形成を許認可の条件」とするように求める意見書および「業者への指導を県に要請するよう」市に促す決議が賛成15の全会一致で採択されています。(→H29.6.15

729日(土)
1330~ 江田島コミュニティーセンター
     (江田島町小用2丁目171
1700~ 農村環境改善センター 
     (能美町鹿川20112
730日(日)
1000~ 沖美町市民センター
      (沖美町畑995番地)
1500~大柿公民館
   (大柿町大原535番地2

(追記)

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 7月22/23の週末に説明会の案内が江田島市内全世帯に届いたのではないかと思います。(写真の赤線囲みは筆者が追加)

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2017年7月21日 (金)

えたじまのお魚、最高です

晴れ

 江田島市は広島県内の漁獲量の47%(平成26)を占める一大産地であり、牡蠣生産量は全国2位の漁業が盛んなところです。いま市では第2期水産振興ビジョンを策定中です。(→H29.5.17

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 私が幼少のころ、魚売りの行商(おばちゃん)が手押し車で地元産の魚を量り売りしていました。袋やザルに魚、エビ、イカなど入れて天秤で目方を量りながら値段を決めていた姿を不思議に思った記憶があります。

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 しかしながら今では魚売りの行商は見かけなくなり、「島」で獲れた魚を買うことが少なくなり、スーパー等で他県産を買うことがほとんどではないでしょうか。
 漁師さんから直接、新鮮な活きのいい地元産を買える「場」ができれば、そんなことを思案しつつ試行錯誤しています。(地産地消)漁師さんとの会話も楽しいはず。近いうちに港周辺が賑わう日がくることを願っています。「恵み多き宝の島、えたじま」、少しずつ島磨きをしながら「ワクワクできる島」づくりをしていこう。

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2017年7月20日 (木)

第2次財政計画の見直し公表

晴れ
 
 712日に中国新聞で掲載された江田島市の第2次財政計画(H27-H31)の見直しですが市HPに修正された計画が公表されました。(→HP)このたびの見直しで財政計画期間内の財源不足が当初の14億円から21億円に増加しました。(→H29.7.12

 尚、この財源不足は財政調整基金(貯金)を取り崩して補うことになります。財政調整基金は平成27年度決算時点の残高は54.4億円ですが、計画最終年度である平成31年度末には25.6億円に減少する見込みです。

H272nd_financial_plan_2 H292nd_financial_plan_2  左が平成27年5月に策定した当初、右がこのたびの見直しをした「今後の収支見通し」です。先日も書きましたが、財政計画自体は第2次総合計画に盛り込んだ事業計画のうち、期間内に予算化したものや税収等の増減予測もあるため、毎年見直しすることになっています。つまり、いつ事業化(予算化)するかによって数字が大きく動くということであり、次回見直しでも財源不足の数値は変動します。

Kikin_h29zaiseikeikaku 平成31年度の合併特例債発行期限をまえに、消防庁舎建替え(21億円)、認定こども園えたじま建設及び保育園の改修費(19億円)、能美海上ロッジに代わる宿泊施設(民設民営)の補助金(事業費の1/2、上限5億円)等の大型投資による市債発行(H31年度末の市債残高見込み204億円)もあり予算規模も膨らみます。

 人口減少・地価下落による市税減少、交付税の合併特例加算の縮減等で歳入は減少傾向です。第2次総合計画に沿った運営を計るには、歳出をどう圧縮していくかが今後の課題です。事務事業評価による事業の見直し(無駄な税金の使い道はないか、効果は出ているか=費用対効果)、職員の定員適正化(→第2次定員適正化計画概要版)、民間委託等(→アウトソーシング基本方針)の検討など第3次行財政改革(→こちら)をいかに実効性のあるものとして効果的に進めていくかがポイントです。

※江田島市における交付税の合併特例加算→H26.11.6
※合併特例債について→
市の説明資料

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2017年7月19日 (水)

意見書採択後のうごき

くもりのち晴れ

 本日、中国地方が梅雨が明けました。平年より2日早く、昨年より1日遅いそうですが、これから暑い日々が続きますので体調管理には気をつけましょう。
 昨日、2月定例会の議事録が公開されたことを引き合いに、「議会だより」では分からない詳細について議事録を読むに限ると書きました。
 2月定例会では片平議員と登地議員が汚染土処理施設について一般質問しています。この時点ではまだ反対協議会の決起集会及び署名活動は始まっていませんが、市としての考え方が示されているので参考にしてください。

(1)片平議員の一般質問→
こちら
(2)登地議員の一般質問→こちら  

 6月定例会で議員発議により「汚染土壌処理施設について、地元の合意形成を許認可の条件」とするように求める意見書および「業者への指導を県に要請するよう」市に促す決議が賛成15の全会一致で採択されました。(→H29.6.15)その後、県及び市が反対協議会等と意見交換をしたという話を聞きますが、行政がどのような役割を担うのか気になるところ。



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2017年7月18日 (火)

ドミナント・ロジックの転換を~学校統合編

雨時々くもり

 先日、平成29年度第1回定例会(2月定例会)の議事録が(→こちら)に掲載されました。議会中継(録画)があればより分かりやすいのですが、議会だよりには掲載しきれない、詳細部分を知ろうと思えば議事録を読むに限ります。

 2月定例会は市長の施政方針が示される議会であり、また、新年度予算案も上程されるので、さまざまな角度から一般質問も展開されます。

 このたびは明岳市長が就任して初めての予算編成であり、特に注目するものでした。(→H29年度施政方針

 行政課題においては、12月の所信表明でも述べられたとおり、「江田島市、そして市民にとって、何が最善かという点を、唯一の判断基準として、議会や市民の皆様と議論を尽くし、施策を進めていきたい」ということで、この点にも着目してみました。

 この2月定例会では酒永光志議員の一般質問にその一端が見受けられました。

酒永議員の質問趣旨
 同議員が昨年2月定例会の一般質問で中学校校舎の空調工事を4中学校同時にすべきという質問に対して、田中市長の答弁が『三高中学校は耐震化と併せて行なうこととし、平成29年度で実施計画、平成30年度には空調工事と併せて実施を想定する』とあったにも関わらず、平成29年度に予算計上していないことを問い質しました。

明岳市長の答弁趣旨
 学校統合検討委員会第2次答申(平成21年6月→こちら)を踏まえ、三高の子どもたちの教育環境をどうのようにしていくことが、未来ある子どもたちのためになるかを第一義(最も根本的な価値)として考えた結果、予算計上しなかったというものでした。

 その後、耐震工事の予算措置から三高中学校の統合についての議論がなされました。

 結論としては三高中学校が能美中学校と統合する目処となる新校舎が建設されて3年を過ぎており、責任を持って教育委員会と地域の皆さんに対し理解を求めていくというもの。(引き伸ばしはしない)

 つまり、統合時期に達しているので耐震化はしない、ということだと私は解釈しました。

酒永議員の一般質問に関する会議録抜粋(→PDF

※第2次答申では、三高中学校は能美中学校の新校舎建設の時期(平成25年9月完成)を目処に能美中学校に統合する。

 このたびの一般質問における市長のお考えもよく分かりますが、移住定住という観点と広島市との海生交流協定等を踏まえた新しい視点での解決策はないだろうか。

 統合ありきではなく、現に学んでいる生徒がいる中で耐震化を図り、未来への挑戦をすることも大切です。三高地区は切串地区と同じく広島市との海の玄関口(広島市に近い)であり、移住定住には小中学校という地域資源はなくてはならないもの。

 海上交通というインフラがあり、広島市の児童・生徒が船通学して三高地区の小中学校で学ぶことは出来ないだろうか。可能であれば、三高地区の児童生徒の増減推移に一喜一憂することはなくなるだろう。

 広島からも船通学で通いたい、学んでみたい(学ばせたい)学校に変わることで児童生徒数を増やすことができるのではないだろうか。

 例えば、小中一貫校という枠組みのなかで『学びの魅力づくり』に取り組むことで、将来的に『教育の島』として開花する可能性もある。(三高地区が江田島市のモデル地域になる。)

 学校統合検討委員会が第2次答申を策定した平成21年とは周辺環境も変わりました。

 広島市を核とした連携中枢都市圏(→広島広域都市圏)も形成され、また、広島市との海生交流協定(→こちら)が結ばれました。今、江田島市も市民のさまざまな活動がマスメディアに取り上げられ活気づいており、沖地区を筆頭に子育て世代の移住も増えています。

 校舎を耐震化していれば、将来的に学校統合になったとしてもリモートオフィス、シェアオフィス(→H29.7.7)など新たな活用方法もあるのではないだろうか。

 もうひとつの広島との海の玄関口である切串地区では中学校が平成21年4月に江田島中学校と統合され、耐震化されていない校舎がそのままの状態になっている。過去の答申にとらわれることなく、前向きな検討をもう一度してみる必要があると思います。

 学校統合におけるドミナント・ロジック(思い込みや既成概念)の転換で恵み多き『ワクワクできる島』えたじま、島磨きをすることで活路を見出すことができる。

※参考ブログ→白井亨・小金井市議会議員

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2017年7月17日 (月)

古民家とアユそして岸根

晴れ

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今日も朝から蝉が忙しく鳴いていました。午前中は実家近くの古民家を2年前に購入してリノベーションしている若いアメリカ人を訪ねました。昨日、我が家に来ていただいたのですが、現場を見たくて訪問です。少しずつですが作業も進んでおり、4月末時点と比較するとわかりやすい。(参考→H29.4.22H29.4.30

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 これから母屋の改修が始まります。彼からいろいろな面白い構想を教えていただきました。現時点でブログに書くことは控えますが、完成時にはまたご紹介いたします。

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午後から三高港へ。昨年オープンしたおしゃれなカフェ渚(→こちら)で遅めの昼食。そこで入手した情報を元に三吉地区の木下川へ。水が溜まっている場所にはアユがいました。数年前も地域の方から聞いていましたが、実物を見たのは初めてです。島なのに山里のような不思議な感覚です。恵み多き宝の島、えたじま。ワクワクできる島づくりに全力投球です。

木下川のアユ動画をどうぞ。


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 今夜のBSジャパンで放映された「ワタシが日本に住む理由」。沖美町岸根(がんね)に移住してきたオランダ人、メンデル・ヨンカースさんの特集です。(→BSジャパン)6年前に書いた岸根(がんね)の可能性の記事をご参考まで。(→H23.2.11
※今年の記事→H29.5.15

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2017年7月16日 (日)

さとやまイベント、国際交流スポーツ大会&第7回日本語教室

晴れ

20155729_1551279651612728_41132206520046596_1551279738279386_311794341 暑い一日でした。午前中は江田島体験民宿コンベイ(→HP)でピザづくりに挑戦しました。

 さとやま未来博2017に登録している地域イベントのひとつです。大阪からの若い宿泊客も急遽参加され、アットホームなところが気に入っていただけたのでしょう、1泊のつもりが2泊されたそうです。

20106582_1551297734944253_20052213320140082_1551297908277569_679584969 午後からはスポーツセンターで開催された国際交流スポーツ大会に参加。(とはいっても補欠選手です。)体育館ではバドミントン、能美中学校グランドでは8人制サッカー競技。各会場とも熱戦を繰り広げていました。

20108439_1551310194943007_359023735 スポーツセンターの一角を借りて、第7回日本語クラブ(宣伝と体験コーナー)も同時開催されました。

 競技の合間に外国人市民に来ていただき、日本語の学習やクラブでどんなことをしたいのか伺う事が出来ました。また、通常開催されているゆめタウンのクラブに次回以降参加してくれるという方もいらっしゃり、宣伝効果としては良い結果。

 日本語教室スタートアップ事業の2年目としては順調にいっていますが、最終年の来年度以降の体制づくりもこれからの課題です。

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2017年7月15日 (土)

海浜清掃と新たなスポット

くもりのち晴れ

20106520_1549685068438853_285810759 海の日を前に、江田島市内各漁協が主催した海浜清掃。私も生まれ育った地域の漁協の活動に参加。

 船でしか行けない美しい海岸に降り立ち、空き缶・ビン・ペットボトルの回収と流木などを焼却。大きな木が再度、海に流れて漁船と衝突しないよう処分しなければなりません。

20046493_1549924495081577_65004904619905411_1549924465081580_682578003 その後、大柿町大君、早瀬大橋近くの新たなスポット「江田島シーサイドせいわ」に行ってきました。オーナーさんが2年ほど前からコツコツと創り上げていき、先週オープンしました。手作り感満載の休憩所です。カレーやかき氷が食べれます。敷地内に野菜・果物も販売されている。

19990017_1549924538414906_289538324 目の前が海というのも開放感があっていいですね。私達、住んでいるものからすると至極極当たり前の光景なのに座って海を眺めていると不思議な感覚に陥ります。

 これから夏本番を迎える、恵み多き宝の島、えたじま。ドライブやサイクリング、海水浴の合間に市内外の方々が立ち寄る賑わいの場になることを祈っています。

江田島シーサイドプラザせいわ
住所:江田島市大柿町大君横走1889-2
電話:0823-57-2432住所:江田島市大柿町大君横走1889-2
Facebook→こちら

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2017年7月14日 (金)

大崎上島と江田島の連携を考える

晴れ

 昨日は九州南部が梅雨明けしたそうです。広島県地域も今日の天気では梅雨明けも間近のようです。(昨年は7/18

 広島県教育委員会が平成262月に策定した「今後の県立学校のあり方に係る基本計画」では、一学年一学級の小規模校は学校活性化地域協議会において活性化策を検討し、3年間(平成28年度まで)市町と連携しながら実施し、全校生徒が80人以上を目指すとあります。平成29年度から2年連続して80人未満の高校は統廃合の対象になります。

 このブログで何度か取り上げた大崎上島町で唯一の高校である広島県立大崎海星高校(→H27.7.7)についての町役場職員の記事をご覧ください。(→こちら

 人口8000人、高齢化率約50%の離島にある高校が町との連携によって魅力化の取り組みをしていることの紹介です。小さな離島に高校があるということ、それは保護者(生産年齢人口)の流出を抑制する意味においても、移住定住促進をする点においても重要である。

 もし高校がなくなると生産年齢人口(15歳以上65歳未満)の多くが流出する可能性があり、自治体にとっての影響は計り知れないという「存在意義」に気付く。高校支援において大崎上島町は公営塾(神峰学舎)を設置し、運営には地域おこし協力隊員が携わっている。また、町内の中学校を卒業する生徒が今後40人前後で推移するため、生徒確保のため町外の生徒を視野に宿舎を用意した。(→島留学(大阪)島留学(東京)

 本来、県立高校であるため地元自治体は支援に消極的である。人口が多いときには気付かなかった存在意義(地域の宝)を知ったからこそ町民の理解も得られたのだろう。

 一方、同じく小規模校であり、江田島市唯一の県立大柿高校も学校活性化地域協議会で活性化策を検討し、魅力化アップに力を入れています。昨年度には公営塾「おおがき暁塾」がスタートし、学生寮「二反田寮」を備え、全国募集を始めました。(→H27.9.5)またグランドの天然芝化も実施し、カヌー部・サッカー部が創部されました。

 その効果の現われだと思いますが今年は33人の新入生を迎え入れ全校生徒も78人にまで増えました。ただ、県教委の基準(2年連続80人未満)からすると来年度の結果如何では統廃合の検討対象になってしまいます。

 県立だから、ではなく、地域の宝として行政・市民・議会がひとつになって高校を活性化(魅力化)支援の機運が高まることで乗り越えられると信じています。

 大崎上島町と江田島市、お互い島である特殊性、船便の利便性のよさ、少子高齢化等で高校存続の危機にある。また両者とも民泊修学旅行生を受け入れている島でもあります。

 高校を地域の宝として、「まちづくり」の核と考え、お互いに情報交換することも大切で、県立のグローバルリーダー校を誘致し、「教育の島」を目指す大崎上島町(→H29.6.9)から知恵を借りることも必要だと思います。これこそ広域連携ではないだろうか。

※小規模校11校(大柿高校含む)を対象に県外からの生徒受入れについて希望校に対して平成27年度入学者選抜から実施可能になった。

 

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2017年7月13日 (木)

改選と課題

晴れ

 朝は霧がかかって海上は視界の良くないエリアもあったのではないでしょうか。7月も中盤に差し掛かりましたが、まだ梅雨明けには少し時間がかかりそうです。今年10月に市議改選を控え(→H29.3.4)、いろいろな活動が始まっています。平成1611月に4町が合併して13年目も8ヶ月が経ちました。合併前の旧・町会議員を経験した現職市議も6人になり、時代の移り変わりを感じます。

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 左は江田島市議会が発足してからの議員定数の変遷です。合併当初は在任特例により町会議員が1年に限って市議会議員に在職したことで定数54(実数52 ※合併直後は53)。その後、改選ごとに定数を削減し、現在は18です。今回の改選では定数は変わらず18のままで、次期議会では議員定数について市民のご意見を踏まえながら議論する必要があります。(→H28.12.5)また、平成264月施行の議会基本条例の見直しも含めた検討(改選直後には新人議員研修が必要)、議会報告会のあり方など議会改革について議会全体で協議すべきであり、場合によっては議会改革に関する特別委員会を設置して調査研究することが必要です。いま課題は山積みであり、スピード感をもって着実に解決していく粘り強さと探究心が求められます。

※第3期議会(H21.11.1~H25.10.31)で議会改革特別委員会が設置(→H23.6.23)され、平成25年8月までの25ヶ月(2年1ヶ月)で26回の委員会を開き議会基本条例(案)を取りまとめる。平成25年5月には旧4町それぞれ1箇所で委員会報告会および意見交換会を開催しました。(→江田島地区能美地区沖美地区大柿地区

第1回議会報告会の「議会基本条例」に関する資料PDF

議会改革についてブログで課題等を含めて書いておりますので参考までにご覧ください。(→カテゴリー「議会改革」

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2017年7月12日 (水)

第2次財政計画の見直し 財源不足21億円に拡大

くもり

H29712financialplanning 今日の中国新聞から。平成27年度~平成31年度までの第2次財政計画(→当初計画PDF)の収支を修正した結果、財源不足が21億円に拡大したという記事。(→見直した計画PDF

 計画自体は総合計画に盛り込む事業で期間内に予算化したものや税収等の増減予測もあり、毎年見直しすることになっています。
 今回は市消防本部の整備費21億円(→H29.6.30)、公営の認定こども園(→H29.2.27)や保育園の建設・改修19億円、能美海上ロッジに代わる新宿泊施設建設の補助金5億円を見込んでいる。

 市は今後、市職員の定数見直し(第2次定員適正化計画→PDF)、市業務の民間移行(アウトソーシング基本方針→PDF)の検討といった行財政改革により少しでも歳出削減を図る予定。市民代表である議会がしっかりチェック機能を果たすことが求められます。

※国が検討している基金増加による交付税削減の動きにも注視しなければなりません。(→H29.6.8

※参考→H28年9月総務常任委員会

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2017年7月10日 (月)

協力隊の出前講座@大柿中学校

くもり

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名の地域おこし協力隊員が大柿中学校の総合学習で日々の活動についてお話したそうです。(→江田島市地域おこし協力隊Facebook
 興味深いこととして、事前学習で江田島市のいいところ、課題、解決策などを話し合い、生徒の皆さんが将来の選択肢として次のことを問いかけたそうです。

 ①江田島に残る
 ②江田島に残らない
 ③定年後帰ってくる

のなかで、圧倒的に②『残らない』が多かったとのこと。

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 今年度、江田島市では「ふるさと再発見事業」として様々な取り組みがなされます。(→H29.6.19H29.6.26
 まずは江田島市のことをたくさん学んで、友達、家族、地域の方々といろいろ話をしてほしい。江田島市に関する新しい発見や長所・短所を知ることで、自分が現在、そして将来、何が出来るだろうと考える機会になればと思います。
 私たち大人も、子どもたちが一旦島を離れても、故郷を愛し(思い)、いつか島に帰って盛り上げたいと思ってくれる、そんな島磨きをしていきたい。 今回は江田島市に魅力を感じて、ミッションに対する可能性を信じて赴任され、将来的に定住を考えている協力隊員のお話を聞くことが出来たのは生徒にとって貴重な体験だったと思います。(峰尾亮平・隊員のFacebook→こちら

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2017年7月 9日 (日)

草木染めオリジナルTシャツづくり

雨のちくもり

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 今日は「さとやま未来博」の地域イベント、「草木染めオリジナルTシャツづくり」にスタッフとしてお手伝い。先日、TV番組「元就」にも取り上げられたHobo庵で約40人が集まって藍染めTシャツに挑戦しました。江田島市内だけでなく、呉・広島・竹原から、そして、遠くは山口県岩国市からfacebookでイベントを見つけて参加してくださいました。

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 藍染めの模様作りには型染め・しぼり染め・板締めなど色んな手法(→参考)があります。染め作業を終えて作品を広げて初めて分かる模様や想像以上(予想外)の出来栄えに参加者はみな驚きと感動を覚えていました。一時は大雨でしたが、雨も止み、セミの声がいっせいにボリュームアップ。

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 藍染め作業を終えて、流しそうめんに、BBQでお腹満腹のあとは、地元のエンターテイナー、「花咲かシジ・ハバ」によるギター&オカリナのミニ・コンサートもあり、参加者の皆さんは大満足して帰路に。恵み多き宝の島、えたじま。まだ梅雨は明けてませんが、これから本格的な夏を迎えます。

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2017年7月 8日 (土)

江田島からドライフルーツ・ベジタブルの特産品

くもり時々晴れ

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 今日の中国新聞に掲載された『島彩(しまいろ)』さんの新商品。平成22年に移住してこられた関戸さんご夫婦が『島のもったいない』を『特産品』へと願いを込めて活躍している記事です。

 これまで捨てられていた農作物を乾燥させてドライフルーツ・ベジタブルといった魅力ある商品へと取り組んでいます。私も試食しましたが、ミカン、アマナツ、キンカン、ミディトマト、ビワなどが商品化されています。すでにインターネット販売、江田島・呉・広島市内の特産品店・酒店、東京の広島県ブランドショップ『TAU』でも販売されています。(→中国新聞PDF

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 移住してこられた年に、『議会だより』の記事をお願いしたことがあります。写真の記事をご覧頂くと、このときの思いを自らが実践されていることが分かります。今後は商品数を増やし、また、耕作放棄地で自ら果樹・野菜を育て、商品化して販売する6次産業化に挑戦するそうです。
 『恵み多き、宝の島、えたじま』。住んでいる人も、訪れる人も『ワクワクできる島』であるために市民が一丸となって島磨きをしていきましょう。

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2017年7月 7日 (金)

江田島市の西海岸にシェア・オフィス

くもり時々雨

H2977share_office_in_okimi  今日の中国新聞から。使用されていない公共施設を活用したシェア・オフィスが沖美町に。改装する沖美町就業改善センターは瀬戸内海を見渡せる高台にあり、隣の敷地には、あの隈研吾さん監修の『ひろしま さとやま未来博』の廃校リノベーションの対象となっている旧・沖保育園があります。

H281010_renovation  左写真は昨年10月10日に開かれた旧・沖保育園でのリノベーション・ワークショップ。(→H28.10.10

 築35年の鉄筋2階建の建物の2階をシェア・オフィスに当てる予定で、約150㎡にテーブルとイスを10組前後置く。ビジネスには欠かせない無線LAN(高速光回線)も整備する。オープンは今年9月を予定しています。当面は利用料は無料。

 江田島市内全域で光回線が利用できるから、コーディネートしてくれる若者がいるから、応援する地域の人がいるから、そして広島という素晴らしい街の目の前にある自然豊かな『島』だから可能になった。

 恵み多き、宝の島、えたじま。『ワクワクできる島づくり』を目指していきましょう

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2017年7月 6日 (木)

えたじまスッポンで暑気払い

くもり

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 まだ梅雨は明けていませんが蒸し暑い日々が続きます。暑気払いということで「えたじまスッポン」鍋。ブログでも何度か取り上げていますが、夏の鍋は初めて。いまは産卵時期だそうで、沢山の卵も頂きました。(写真は野菜などを入れる前の状態)
 建設会社が新規ビジネスとして始めたスッポン養殖も一歩一歩、前進しています。(→H25.12.8中国新聞記事

(参考)過去ブログ記事
H23.4.3
H25.12.30
H27.3.29

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2017年7月 5日 (水)

ミニFMの活用

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H2975_fm_ohtake_2 今日の中国新聞から。大竹市で今年6月に開設したミニFMの「FMおおたけ」(→参考)を活用したファッションショーの記事。ラジオ生中継でその場にいけない方々にも臨場感あふれる情報提供ということで面白い試みです。

 一時、防災などの観点からも注目されたコミュニティ放送局は、市区町村内の一部の地域において、地域に密着した情報を提供するため、平成4年(1992)1月に制度化された超短波放送局(FM放送局)です。広島県内では以下の放送局があります。

レディオBINGO 77.7MHz(福山市)
エフエムおのみち 79.4MHz(尾道市)
FMちゅーぴー 76.6MHz(広島市中区)
FMはつかいち 76.1MHz(廿日市市)

FM東広島 89.7MHz(広島市中区)

 かつて江田島市でもインターネットラジオを配信していた方がいました。地域情報を住民の皆さんに発信するツールとしては面白い。

 現在はTwitter、Facebook、LineなどのSNSが情報交換の場となっていますが、地域情報や災害時の情報源としてコミュニティFMもまだまだ可能性のあるメディアと思います。

※日本コミュニティー放送協会→こちら

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2017年7月 4日 (火)

消防の広域化について

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 昨年6月定例会で広島市および呉市が中核となる連携中枢都市圏形成における広域連携について質問しました。再質問の一つとして消防広域化について触れ、昨年度(平成28年度)の新規事業に消防力適正配置等調査事業があったので、広域連携の協議のタイミングで呉市と消防行政の検討会議を立ち上げてみてはどうかと提言しました。
 過去には江田島・能美島・倉橋島の6町(江田島町、能美町、沖美町、大柿町、音戸町、倉橋町)が平成の合併を迎えるまでは、江能広域事務組合を構成し広域消防を実施していました。
人口25千人を切り、今後の人口推移を鑑みるに、江田島市の1市単独で消防行政を担うにはかなり荷が重く、消防本部庁舎建替えや鹿川出張所の老朽化対応の検討と広域連携の協議開始が重なったのでよいタイミングではないかと考えたからです。

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 少し遡りますが、消防の広域化については平成18年(2006)の消防組織法改正や市町村の消防の広域化に関する基本指針(消防庁)に基づき、平成24年度末を期限として国が推進してきた経緯があります。これに基づいて広島県も広域化推進計画を策定し、5ブロックの広域化の組み合わせをまとめました。(→広島県消防広域化計画)江田島市は中南部地域に属し、呉市・竹原市・東広島市・江田島市・大崎上島町の4市1町で構成されています。

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 江田島市が入っている中南部地域では竹原市が平成214月に東広島市へ事務委託することで統合しています。昨年6月の一般質問における消防長の答弁では「呉市からも東広島市からも話(広域化について)はない」ということでした。呉市が中核市に昇格し、呉市を中心とした江田島市を含む4市5町(三原市、竹原市、東広島市、江田島市、府中町、海田町、熊野町、坂町、大崎上島町)で連携中枢都市圏(→H28.5.31)を形成する協議が始まるタイミングだったので消防行政について呉市と意見交換することをお願いしましたが、その後、協議されたのかはわかりません。尚、消防庁の広域化推進期限は平成3041日まで延長されています。(→消防広域化マニュアル(平成26年3月策定)
 
現在、江田島市では消防本部庁舎建替えで総事業費21億円を見込んでおり、また、鹿川出張所の老朽化に伴う大規模改修若しくは建替えも目前に迫った課題です。本件について相手方もあることですが後手後手になっているように感じます。このまま江田島市単独で消防行政をどこまで維持できるか懸念されます。もう一度立ち止まって広域化の検討をすることはできないものだろうか。

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2017年7月 3日 (月)

台風3号の接近

晴れ

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 台風3号の接近により、午後6時ごろの予報では、明日(4日)昼前から昼過ぎにかけて非常に激しい雨の降るおそれがあります。6月末に纏まった雨が降った江田島市です。土砂災害や河川の増水等に警戒しましょう。また、台風3号は足の速い台風なので急な天気の変化もありますので今後の進路に注意してください。

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H29年度第6回日本語クラブ

晴れ

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 午後から『ゆめタウン』1階の文化教室をお借りしての日本語クラブ。今回で6回目になります。
 今日はアメリカ(1)、ベトナム(2)、フィリピン(2)、日本人ボランティア(8)の13人が集まりました。また、江田島市の日本語クラブを見学したいということで東広島(西条)から日本(1)、ベトナム(2)の3名が参加してくださいました。
 外国人市民が学びたいことを日本人ボランティアと1対1で取り組み、私は漢字を勉強したいという学習者とペアになり、『きへん』(木、梅、松、村、杉)、『さんずい』(水、海、泳、江)、『うかんむり』(雨、雷、雪、露)などの漢字と意味を一緒に学びました。

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 最後に学習者とボランティアの皆さんに今日やったことを発表していただいて締めくくりました。
 次回は7月16日(日)、中町のスポーツセンターで開催することになっています。ご興味のある方は江田島市市民生活部人権推進課へご連絡ください。(電話:0823-43-1635

※前回のクラブで作った七夕飾り(→こちら)ですが、市役所1階ロビーで飾ることは難しいそうです。日本語クラブを市民の皆さんに知っていただく良い機会だと思いましたが残念です。

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2017年7月 1日 (土)

オリーブもすくすくと

晴れ

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 今日から7月に入りました。一昨日の激しい雷雨もうそのようで、まるで梅雨明けしたかのような強い日差しの暑い一日でした。
 我が家のオリーブの幼果も少しずつ成長しています。また、昨年11月に強剪定した枝を使っての太木挿しも新緑がすくすくと伸びており、1年すると根もしっかりとしてきます。
 江田島市内ではサイクリストが島のコースを楽しんでいる姿もごく当たり前の光景になってきました。週末には島に行ってみよう、という市外の方々が増えてくるよう島磨きをしていきましょう。

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