江田島と呉の日本語ボランティア研修に参加
晴れのちくもり
午前は第2回日本語ボランティア講座【実践編】午前の部に参加しました。(第1回→H29.2.18)
テーマは、『カードや小道具などを使った日本語活動を考えてみよう!』ということで、まずは導入部分として次のことを参加者(13名)に考えてもらいます。
Q1.「日本語を教える」としたら何から教えますか?どう教えますか?
Q2.「○○語を習う/その国に2年住む」としたらどんな内容を学びたいですか?
学んだことですが、Q1もQ2も同じ答えになりました。あいさつ、自己紹介ができる、文化・習慣、交通機関の利用、困ったときに役立つ言葉、緊急時使える(病気、災害等)などなど。
つまり、一番必要な言葉は『生活するための言葉』。このことを日本語教師の間では、『サイバイバル日本語』(→参考)というそうです。
まったく日本語が分からない外国人に日本語を教えるにはどうすればいいのか。その答えは、『小道具を使おう!』です。幼児教育等で使う絵カード(→参考)が最適。「りんご」の絵を見ると、外国人も「りんご」は分かります。そして色(赤)、甘い(酸っぱい)など様々な単語を伝えることができます。「好き」、「嫌い」なども会話を通して学べます。『小道具』を使うことによってバリエーション(派生)が膨らみます。(上写真)は小道具(絵カード、子ども銀行券など)を使って外国人に『生活の日本語』を伝える練習。
※江田島市は、今年度の文化庁の日本語教育事業(地域日本語教育スタートアッププログラム(→H28.8.24)に採択され、3年間で日本語教室を立ち上げることを目標にしています。
午後から呉市広まちくづりセンターで開催されたH28年度呉市日本語ボランティアスタッフ研修会(呉市文化スポーツ部文化振興課)に参加しました。今回のテーマは『防災・減災から考える多文化共生』。
まず初めにNPO法人安芸高田市国際交流協会(→こちら)の明木一悦 理事が『災害時における外国人支援』と題して講演されました。安芸高田市の災害時多言語支援、外国人コミュニティーが支える多言語支援、そして熊本地震の支援活動で分かったこと等、大変興味深いお話しを拝聴しました。この場で全てをお伝えできませんが、江田島市にとっても参考になる事柄が満載でしたので、整理整頓して行政に提案したいと思います。
第2部はワークショップによる『呉市で大災害(土砂)が起こった場合、何をすれば?』についてグループ討議です。
呉市民でない私は、呉市にどのような国籍の市民が、どういった事情で滞在し、どのような仕事をしているか、また、どういった地域に住んでいるか分かりません。
しかし、同じ斑に事情通がいたので、その情報を元にグループ・ディスカッション。詳細はこの場で語れませんが、結論として、①いつ起こるか分からない災害対策は平時から、②日頃から地域に外国人市民とのコミュニケーションの場があること、これが一番大切であることを学びました。
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