ふるさと納税、返礼品調達価格に上限
雨
平成20年度から始まった『ふるさと納税』。ふるさと納税をめぐっては、全国で自治体が豪華な返礼品を用意する一方で、大都市では税収が減少していることが問題になっています。(→参考)
これにともない総務省は明日4月1日付で『返礼品の調達価格を寄付額の3割以下に抑えること』を全国の自治体に向けて通知を出すことになりました。
通知には強制力はありませんが、従わない自治体には、総務省が、今後、見直しを個別に働きかけることで実効性を担保していきます。
江田島市のHPでは、平成20年度からの寄附件数・金額を公開しているとともに使用目的や活用実績、返礼品カタログも案内しています。(→市HP)
また、寄付金のポータルサイト『ふるさとチョイス』を活用することで簡素な手続きになっています。(→ふるさとチョイス、江田島市ふるさと寄附条例施行規則)
今年1月からの返礼品カタログも一新し、生産者を紹介し、その『声』も掲載することで、寄付者がその後も通信販売等で買い求めたり、また、江田島に来てたいただくことに繋げようとしています。(→最新カタログ、H27.12月まで、H28.12月まで)
左写真は江田島市への寄附額と江田島市民の他市町村への寄附額に関する平成24年度~平成27年度(4年間)の合計をまとめた表です。(平成28年12月定例会、片平議員の一般質問に対する答弁から作成)
市民が他自治体に寄附(946万円)したことによる江田島市の住民税の減収額は4年間で166万円。寄付金が1,250万円であり、返礼品の調達価格と166万円を差し引いた金額が江田島市にとっての増収になります。
尚、返礼品は平成27年度からスタートしており、1万円以上の寄付者に5千円相当です。平成27年分を単純に件数で割ると26,310円/件であり、すべての方に返礼品を送ったと仮定して、223件x5,000円=111万円。4年間で973万円の増収ではないでしょうか。(平成26年度以前は広報えたじま1年分)
今後、総務省通知で、返礼品合戦が収束していくと思いますが、これからも江田島市の特産品PRの一助になることを期待します。
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