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2017年3月

2017年3月31日 (金)

ふるさと納税、返礼品調達価格に上限

 平成20年度から始まった『ふるさと納税』。ふるさと納税をめぐっては、全国で自治体が豪華な返礼品を用意する一方で、大都市では税収が減少していることが問題になっています。(→参考

 これにともない総務省は明日4月1日付で『返礼品の調達価格を寄付額の3割以下に抑えること』を全国の自治体に向けて通知を出すことになりました。

 通知には強制力はありませんが、従わない自治体には、総務省が、今後、見直しを個別に働きかけることで実効性を担保していきます。

Result_h20h2812 江田島市のHPでは、平成20年度からの寄附件数・金額を公開しているとともに使用目的や活用実績、返礼品カタログも案内しています。(→市HP

 また、寄付金のポータルサイト『ふるさとチョイス』を活用することで簡素な手続きになっています。(→ふるさとチョイス江田島市ふるさと寄附条例施行規則

 今年1月からの返礼品カタログも一新し、生産者を紹介し、その『声』も掲載することで、寄付者がその後も通信販売等で買い求めたり、また、江田島に来てたいただくことに繋げようとしています。(→最新カタログH27.12月までH28.12月まで

Result_h24h27_2 左写真は江田島市への寄附額と江田島市民の他市町村への寄附額に関する平成24年度~平成27年度(4年間)の合計をまとめた表です。(平成28年12月定例会、片平議員の一般質問に対する答弁から作成)

 市民が他自治体に寄附(946万円)したことによる江田島市の住民税の減収額は4年間で166万円。寄付金が1,250万円であり、返礼品の調達価格と166万円を差し引いた金額が江田島市にとっての増収になります。

 尚、返礼品は平成27年度からスタートしており、1万円以上の寄付者に5千円相当です。平成27年分を単純に件数で割ると26,310円/件であり、すべての方に返礼品を送ったと仮定して、223件x5,000円=111万円。4年間で973万円の増収ではないでしょうか。(平成26年度以前は広報えたじま1年分)

 今後、総務省通知で、返礼品合戦が収束していくと思いますが、これからも江田島市の特産品PRの一助になることを期待します。

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2017年3月30日 (木)

ライブカメラで江田島をアピール

晴れ

H29livecamera  平成28年度も残すところ1日になりました。左は平成29年度の新規事業、ライブカメラ(景観カメラ)設置事業(295万円)の予算説明資料から。

 設置場所は①小用港②サンビーチおきみの2箇所です。光回線の有効活用と観光振興の組み合わせ。将来的にはWi-Fiステーションも整備してほしい。(参考→H28.12.28

 小用港では対岸の呉も見渡せ、広島・呉との定期航路もあり、江田島市の海の玄関口としての光景を、そして、サンビーチおきみからは、江田島市の西海岸の美しい夕陽が映える海も見渡せる。

 お隣の呉市はライブカメラ映像配信(→こちら)をしており、江田島市が設置するのもこういったイメージだろうか。呉港から江田島方面を見ることが出来ます。(→こちら

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2017年3月29日 (水)

請願と意見書について

くもり

 『請願』とは、日本国憲法第16条に認められた国民の権利の一つで、国または地方公共団体の機関に対し、文書により希望や要望を申し出るものです。地方議会に請願を提出する場合は、地方自治法の規定(第124条)により、議員の紹介により提出しなければなりません。

 国や広島県に対して、改善や要望を希望するのであれば、直接、政府機関や国会へ、あるいは広島県知事や広島県議会へ請願書等を提出することもできますが、一市民にとっては国や県は遠い存在で、難しいことのように感じてしまいます。

 このような場合、身近な市議会に持ちかけることも出来ます。江田島市議会も国や広島県などの関係機関へ意見書を提出する権限(地方自治法第99条)を有しています。請願者が議員の紹介で『○○○へ意見書の提出を求める請願』を議会へ提出して採択されると、議長名で意見書を関係機関に提出することになります。(→参考

 一方、『陳情』という制度もあり、こちらは請願のように憲法で保障された権利ではありませんが、国又は地方公共団体の機関に対し、実情を述べ適当な措置を要望すること。『請願』も『陳情』も要望等を述べるという点で趣旨は同じですが、大きな相違点としては、『議員の紹介の必要性の有無』という点です。議員の紹介がある請願のほうが議会で審議される可能性が高いかもしれません。ただ、採択されるには、請願・陳情どちらにしても議会が納得するだけの理由(公益性など)がポイントになります。

 尚、請願・陳情についての取り扱いについては、江田島市議会会議規則に規定されています。(→会議規則抜粋PDF)

憲法第16条
何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。

地方自治法第124条
普通地方公共団体の議会に請願しようとする者は、議員の紹介により請願書を提出しなければならない。

地方自治法第99条
普通地方公共団体の議会は、当該普通地方公共団体の公益に関する事件につき意見書を国会又は関係行政庁に提出することができる。

意見書
市民生活にかかわりの深い事柄について、その実現を図るため議会の意思を意見としてまとめた文書。

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2017年3月28日 (火)

汚染土処理施設反対運動 その1

晴れ一時くもり

H29324_teshima H29324teshima  左は3/24(金)の中国新聞から。国内最大規模の産業廃棄物不法投棄事件の現場となった香川県の手島(てしま)。

 住民の草の根運動から県を動かし、県が産廃の完全撤去を約束してから17年経って3月28日に完了するという記事の一コマです。

 いま江田島市内で関東以西からの汚染土を処理する施設を地元企業が建設中であり、地元住民および漁業関係者を中心に反対運動が始まったところです。(→H29.3.26

 これまでの経緯を聞く限り、事業計画する企業は、いったん立ち止まって『市民の声』や『江田島を愛するファンの声』に耳を傾けてほしいと思います。もちろん、事業者としては県の指導に基づいて建設着工をしており、適正であるという認識だと思います。

 しかし、現時点で、県の見解は、『①現状は、地元の合意形成ができていないという認識、②認可の判断は、合意形成ができて以降になる』。また市としても『地元住民、漁協の相互理解が不十分であり、もう一度、最初から話し合いを始め、結論を出すべきだ』との見解であることを受け止めていただければと思います。(→H28.2.8中国新聞

 昨日、私のブログ記事を見て、『署名したい』が用紙はどこにあるの?という方の声を聞いたので『署名フォーム』をアップします。(ダウンロード→嘆願署名用紙PDF

 署名用紙の送付先は、協議会事務局です。(事務局: 鹿川漁業協同組合、住所: 〒737-2302 広島県江田島市能美町鹿川4779−1、電話:0823-45-2075) 署名用紙は最寄りの江田島市内11漁協に持ち込んでもいいそうです。(→漁協名簿

Blognoumimap  今回の動きは、江田島市や県の水産業だけの問題ではないことをブログで書いています。(→H29.3.14) 『風評被害』の直撃を受けるのは水産業ですが、左写真の通り、農業・福祉・教育、そして定住・移住にも『風評被害』の影響を受ける可能性があります。

 近隣に広大附属小学校の同窓会が運営する施設(参考→こちら)もあり、交流人口増加策をどう考えるか、市民のみさなんも自分事として考えてほしい。まずは、企業と(漁協も含めた)市民との信頼関係構築が大切です。その橋渡しを江田島市ができないものか。

(参考)3/26反対協議会を見学した県外の子育て世代ブログ→こちら

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2017年3月27日 (月)

広島市、呉市との人事交流が始まる

雨時々くもり

H29327_jinji 3/25(土)中国新聞記事から。江田島市役所の部課長級人事異動(4月1日付)が掲載されていました。

 画期的な人事として、広島市・呉市と1人ずつ派遣しあう人事交流を初めて実施する。これは広島市、呉市が中核となる広域連携(連携中枢都市圏H28.4.1H28.5.31)の構成員である江田島市としては願ってもないこと。

 尚、合併してから広島県とは人事交流をしており、現在も続いています。(土木建築部長、企画振興課長など)

Etajimanoumikurahashi 呉市から来られる職員が産業企画課長になります。現在、第2期水産振興ビジョン農業振興ビジョンを策定しています。以前、私が市に提言したこととして、呉市の局地的な地域(倉橋島=音戸、倉橋)との連携があります。(→創新28号

 柑橘類、オリーブ、トマト、牡蠣、カタクチイワシ、チリメン等、お互い共通した農水産物を生産している地域であり、また、昨年2月に広島県が策定している江能倉橋地域半島振興計画もあります。(→H28.5.9

 地形的に2つの島はまるで「ザリガニ」夫婦のようであり、サイクリングでは「かきしま海道」で繋がっています。このたびの人事で両市にとって素晴らしい連携ができることを期待しています。 

(補足)保健事業の連携に関する人事もありました。福祉行政において喫緊の課題もあります。(→H28.722, H28.9.26)新体制で最適な江田島モデルの構築を願っています。

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2017年3月26日 (日)

1万人の署名を目指し、決起集会

くもり一時雨

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 左写真は始まる前の写真で 、マスコミの方から聞いた数字としては最終的に約350人が集まったのではないでしょうか。(追記:翌日の新聞では約400人)

17498410_1391750247565670_198330060 17424688_1391750237565671_413982021  来賓として平口洋・衆議院議員(自民党副幹事長、前・環境副大臣)、沖井純・県議会議員山本勇二広島県漁業協同組合連合会長が出席され、自然豊かな江田島の海を守っていこうという内容のお話しがありました。

17498590_1391750244232337_813627966  市議会からも登地靖徳・副議長をはじめとして数人が参加し、また、沖まちづくり協議会や鹿川自治会、漁業関係者等からの賛同アピールもありました。

 まとめとして、山下江弁護士(江田島まちづくり推進協議会代表理事)が、4月いっぱいで1万人の署名を集めましょう、というお話しもありました。未成年者でも大丈夫です。江田島市民以外のかたも歓迎するとのコメントもありました。

17498968_1391750300898998_378798226  最後に若手漁業者も壇上にあがり、会場全体で、『汚染土えたじま持ち込み反対!』、『えたじまの自然と環境を守ろう!』のシュプレヒコールで閉会しました。

 一昨日(→H29.3.24)にも書きましたが、最終的に市民の代表である市議会議員で構成する議会に『建設反対の請願』を提出することになるでしょう。まずは事業者と住民(漁業関係者含む)との相互理解が必要です。

H29327(追記)平成29年3月27日の中国新聞(→PDF

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2017年3月24日 (金)

汚染土えたじま持ち込み反対協議会と全国の動き

晴れ

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 先日も少し触れましたが3月26日(日)に農村環境改善センターで【汚染土えたじま持ち込み反対協議会・結成大会】(→PDF)が開催されます。また、汚染土壌処理施設についての嘆願・署名活動も始まりました。ただ、多くの市民の方はこの問題についてあまりご存じないようです。 
 2月14日に開催された企業による説明会(→H29.2.14)でも意見が出ましたが、『風評被害』が最も恐ろしい。
 牡蠣生産量で国内(かつ県内)第2位、イワシ(カタクチイワシ)等の漁獲量で広島県1位であり、平成26年における牡蠣以外の漁獲量は8,611tで広島県内生産量(漁獲高)の47.6%を占めている江田島市です。

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 処理施設の立地は、広島湾の牡蠣養殖業者が採苗(稚貝の採取)する『大黒神島』周辺海域であり、『風評被害』による『広島の牡蠣』に多大な影響を及ぼす可能性があります。大黒神島沖合の最大の牡蠣イカダ群は812台。うち江田島市以外の養殖業者(大野、地御前、広島市、海田市、倉橋島、倉橋西、芸南、吉浦、早瀬、音戸、早田原、安芸津の各漁協所属)が298台(36.7%)。
 また、移住者が多い沖美町の沖地区であり、汚染土処理施設があることによって、『自然豊かな西海岸』で子育てをしたいと思う世代がどのように感じるか。サンビーチおきみが明日からリノベーション・オープンします。(→こちら)近隣にはトマト(→こちら)・イチゴ(→こちら)栽培もされています。福祉施設(→こちら)もあります。そして
平成25年6月に国立大学法人広島大学から取得した沖美臨海教育場ですが、改めて附属小学校の同窓会『一般財団法人とよあし会』に施設等譲与(対価なしで与える)しており、附属小学校児童および江田島市内の小中学校の行事・里海学習事業等に利用される施設もあります。(→H27.5.21
 水産(広島湾全体の)、農業、観光、定住促進、福祉、教育など江田島市民全体で『島の将来像』という視点で今回の問題を考えなければならないと思います。また、市民代表の議員で構成する市議会も
委員会等で調査を含め、論議を尽くし、議会としての意見集約も必要です。
 一方、事業者としては新規産業を立ち上げ、雇用の創出をめざしています。ただ許認可権を持つ広島県の現時点での見解は以下のとおり。(→H29.2.8中国新聞
①現状は、地元の合意形成ができていないという認識
②認可の判断は、合意形成ができて以降になる 

 県の指導に基づく手続きを踏んで整備に着手した事業者としては、県の見解についてどのように思われているのか気になるところ。

 参考までに、全国では同様の施設について住民の反対運動が展開されている事例がありますが、軒並み地域住民の運動が活発です。また、市議会・町議会も反対請願を採択し、許可権者(知事)へ意見書を提出しています。

(1)宮城県塩釜市

 水産業関係者を中心とする市民団体『塩釜の環境を考える会』が1万人を超える反対署名を集め、市議会も反対請願を採択。最終的に企業が
汚染土壌処理施設の計画中止を今年2月に発表しました。(→参考)尚、運び込まれる予定の汚染土壌は主に仙台市を中心とする宮城県内であった。企業は住民説明会等の報告書をきめ細かくHP等で公開しています。(→参考

※宮城県の『汚染土処理施設の設置等に関する指導要綱』ではインターネットを利用する方法その他地域住民等が容易に知ることができる方法により公開しなければならないと規定しています。(→こちら


(2)千葉県鋸南町

 採石業者が採石場跡地に汚染土埋立処理施設を計画。住民らが町民の6割に上る反対署名を集め、また町議会も設置反対の請願を採択し、許可権者である千葉県知事に意見書を提出しています。(→議会だより意見書
 操業に伴う生活環境悪化や漁場の汚染を懸念した住民と漁協が操業差し止めを求めた仮処分を提出し、昨年7月に千葉地裁木更津支部が操業差し止めを命じる仮処分決定を出しています。(→参考

(3)三重県紀北町


 
トンネル工事などで出る汚染土壌を運び込み、基準値を超える鉛やカドミウムなどの特定有害物質を取り除くことを目的とした施設の建設計画。現場が浄水場の上流にあるということで、飲み水などへの悪影響を懸念した住民が反対運動を起こし、署名活動。今年の2月には町議会が住民の請願を受けて採択し、許可権者である県知事に意見書を提出。(→参考

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2017年3月23日 (木)

平成29年4月「学割パス」スタート

くもりのち晴れ

201703231311140001  明岳市長の公約第一弾、定住促進通学費支援事業(ワクワク検証事業)【2840万円】が平成29年度からスタートします。(補助期間は平成29年度から平成31年度の3ヵ年で、成果検証を行ったうえで事業継続の可否を含めた見直しを行う→H29.2.25

 学割パスは定価の約33%割引(価格一覧表→PDF)であり、通学世帯の経済負担を減らし、子育て支援や定住促進などにつながることを目的としています。

 学割パスは、通学定期券の割引商品で、割引額は市が負担します。各交通事業者の窓口で直接購入でき、また、学校の種類や購入者の住所などは問わないということです。(→市HP)定住や移住促進に繋がることを祈っています。

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2017年3月22日 (水)

さとやま未来博2017、もうすぐ始まる

晴れ

Kokorozashi  広島県の中山間地域(江田島市は全域指定→こちら)を舞台に3月25日から11月26日までの期間でさとやま未来博2017(→こちら)が開催されます。この期間、県内の各地でさまざまな催し物があります。

 地域の未来づくりを楽しみながら関わっていこうとする人や地域の未来に新しい変化を起こそうとする若い世代の動きが着実に広がっています。

 広島県及び県内19市町などで構成する実行委員会がこうした動きを県内全域でもっと大きなうねりにしていくため、官民一体となった人材交流プロジェクトをスタートさせました。

 このプロジェクトは、中山間地域への共感と誘客促進のための「シンボルプロジェクト」と、地域づくりに取り組む人々の多様な活動を後押しする「ココロザシ応援プロジェクト」(→こちら)の2つを中心に展開されます。

※シンボルプロジェクトには江田島市の旧・沖保育園を活用した廃校リノベーションもあります。(→こちら

Tikumori  ココロザシ応援プロジェクトは住民たちの地域活動を広く発信し、その取り組みや里山に関わる人を増やす試みで、1件につき事業費の半額を最大50万円補助する仕組みになっています。昨日時点で272件の地域づくりを採択しているそうです。(昨年12月までの第3期募集までの資料では江田島市内で13件)

 上の写真は江田島市内でのプロジェクトの一つです。里山に繁茂する竹林の減竹を目的として、竹の伐採と古くから飲用されている『竹水(ちくすい)』(→参考)の採取を行うイベント。伐採した竹を活かした『ものづくりワークショップ』等も企画しているそうです。タケノコが旬の時期に、竹林の素晴らしさを学ぼうというもの。

 このような動きが積み重なることによって、人口減少に悩む中山間地域の活性化に繋がるのだと思います。ひとつでも多くのイベントに参加してみたい。『恵み多き島、ワクワクする島』を目指していきましょう。

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2017年3月21日 (火)

民泊研修会の開催予定

雨のちくもり

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 2011年(平成23)7月にモニターツアーからスタートした民泊事業ですが年を重ねるごとに利用者が増加しています。
 平成28年度は左写真のとおり、小中高を合わせて24校、2,408人が江田島市に来ていただきました。民泊は合計で2,149人になります。

H29_plan_of_minpaku  来年度(H29)は更に増え、小中高を合わせて28校、4,0248人が民泊・体験で来島し、民泊は3,873人を予定しています。これに先立ち、今週金土(3/24-25)で民泊研修会が開催されます。詳細は市HPをご覧ください。(→こちら

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2017年3月20日 (月)

新教育長、決まる

晴れのち雨

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 3/18(土)の中国新聞から。来年度からの新しい江田島市教育長に関する人事案が議会で同意されたという記事。
 新教育長は『島』出身であり、以前は江田島市教育委員会・学校教育課長も歴任され、現在、大柿中学校長。江田島市の教育行政および『現場監督(中学校長)』の経験を生かして、『教育の島、えたじま』を構築すべく、活躍されることを願っています。

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2017年3月19日 (日)

桜?

晴れ

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 三連休の半ば。今年は1月から寒暖の差が激しい日々ではなかったのでしょうか。気がつくと身近な地域でも桜(?)が咲いています。(大柿町小古江)
 『さくら開花予想2017』というHP(→こちら)ありますが、江田島地域は3月31日になっています。

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2017年3月18日 (土)

江田島と呉の日本語ボランティア研修に参加

晴れのちくもり

17353078_1381883421885686_517955912 午前は第2回日本語ボランティア講座【実践編】午前の部に参加しました。(第1回→H29.2.18
 テーマは、『カードや小道具などを使った日本語活動を考えてみよう!』ということで、まずは導入部分として次のことを参加者(13名)に考えてもらいます。

Q1.「日本語を教える」としたら何から教えますか?どう教えますか?

Q2.「○○語を習う/その国に2年住む」としたらどんな内容を学びたいですか?

 学んだことですが、Q1もQ2も同じ答えになりました。あいさつ、自己紹介ができる、文化・習慣、交通機関の利用、困ったときに役立つ言葉、緊急時使える(病気、災害等)などなど。

 つまり、一番必要な言葉は『生活するための言葉』。このことを日本語教師の間では、『サイバイバル日本語』(→参考)というそうです。

 まったく日本語が分からない外国人に日本語を教えるにはどうすればいいのか。その答えは、『小道具を使おう!』です。幼児教育等で使う絵カード(→参考)が最適。「りんご」の絵を見ると、外国人も「りんご」は分かります。そして色(赤)、甘い(酸っぱい)など様々な単語を伝えることができます。「好き」、「嫌い」なども会話を通して学べます。『小道具』を使うことによってバリエーション(派生)が膨らみます。(上写真)は小道具(絵カード、子ども銀行券など)を使って外国人に『生活の日本語』を伝える練習。

※江田島市は、今年度の文化庁の日本語教育事業(地域日本語教育スタートアッププログラム(→H28.8.24)に採択され、3年間で日本語教室を立ち上げることを目標にしています。

17352206_1382055515201810_512158458 午後から呉市広まちくづりセンターで開催されたH28年度呉市日本語ボランティアスタッフ研修会(呉市文化スポーツ部文化振興課)に参加しました。今回のテーマは『防災・減災から考える多文化共生』。

 まず初めにNPO法人安芸高田市国際交流協会(→こちら)の明木一悦 理事が『災害時における外国人支援』と題して講演されました。安芸高田市の災害時多言語支援、外国人コミュニティーが支える多言語支援、そして熊本地震の支援活動で分かったこと等、大変興味深いお話しを拝聴しました。この場で全てをお伝えできませんが、江田島市にとっても参考になる事柄が満載でしたので、整理整頓して行政に提案したいと思います。

17308808_1382055528535142_52416980717353481_1382055531868475_833652544 第2部はワークショップによる『呉市で大災害(土砂)が起こった場合、何をすれば?』についてグループ討議です。

 呉市民でない私は、呉市にどのような国籍の市民が、どういった事情で滞在し、どのような仕事をしているか、また、どういった地域に住んでいるか分かりません。

 しかし、同じ斑に事情通がいたので、その情報を元にグループ・ディスカッション。詳細はこの場で語れませんが、結論として、①いつ起こるか分からない災害対策は平時から②日頃から地域に外国人市民とのコミュニケーションの場があること、これが一番大切であることを学びました。

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2017年3月16日 (木)

H29年2月定例会の予定 その3

晴れ

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 傍聴には行けませんでしたが、本日から2月定例会が再開され、7議員が一般質問。片平議員からは【汚染土壌処理施設事業計画について】の質問があり、市長がどのように答弁したのか、また、最終的にどのような議論がなされたのか気になるところ。
 2月14日の汚染土浄化施設に関する説明会(→H29.2.14)から早くも1か月が経ちました。左のチラシは知り合いの方からいただいたものです。3月26日(日)に開かれる【汚染土えたじま持ち込み反対協議会・結成大会】(→PDF)の開催告知です。
 現在、第2期水産振興ビジョン農業振興ビジョンを策定中であり、交流人口増加及び定住・移住促進策等も含め『将来の島づくり』にとって重要な局面です。広島県が許可権者といえど、行政もしっかり市民の声を聞き、対応を判断することが大切です。もちろん、市民代表の議会も他人事ではすまされません。委員会等で調査を含め、論議を尽くし、議会としての意見集約も必要です。

 2月定例会は明日も開催されますが、以下の内容となっています。本日の一般質問の続きの後、同意2件、平成29年度予算案(12件)、発議1件が予定されています。

一般質問

質問者
質問内容
山本一也 人権に関する法律について

報告(2件)

番号
案件名
報告第4号 専決処分の報告について(三高小学校屋内運動場耐震補強及び大規模改修工事(建築)請負契約の変更について)
報告第5号 専決処分の報告について(沖美市民センター新築工事(建築)請負契約の変更について)

同意(2件)

番号
案件名
同意第1号

教育長の任命につき同意を求めることについて

同意第2号 教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについて

議案(12件

番号
案件名
議案第1号

平成29年度江田島市一般会計予算

議案第2号 平成29年度江田島市国民健康保険特別会計予算
議案第3号 平成29年度江田島市後期高齢者医療特別会計予算
議案第4号 平成29年度江田島市介護保険(保険事業勘定)特別会計予算
議案第5号 平成29年度江田島市介護保険(介護サービス事業勘定)特別会計予算
議案第6号 平成29年度江田島市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算
議案第7号 平成29年度江田島市港湾管理特別会計予算
議案第8号 平成29年度江田島市地域開発事業特別会計予算
議案第9号 平成29年度江田島市宿泊施設事業特別会計予算
議案第10号 平成29年度江田島市交通船事業特別会計予算
議案第11号 平成29年度江田島市水道事業会計予算
議案第12号 平成29年度江田島市下水道事業会計予算

発議(1件)

番号
案件名
発議第1号

安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交代制労働の改善を求める意見書(案)の提出について

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2017年3月15日 (水)

外国人技能実習生による事件から4年

晴れ

170315mainichi_np 今日の毎日新聞から。2013年(平成25)3月14日に起こった中国人技能実習生による殺傷事件から4年が経ちました。

 この事件を契機として、江田島市も外国人市民への支援を推進しています。記事によると来年度から月1~2回の日本語教室を開くとありますが、教室開催にはボランティアスタッフや運営組織が必要になってきます。

(1)ボランティアスタッフについて

 江田島市は文化庁の日本語教育事業(地域日本語教育スタートアッププログラムH28.8.24)により、3年間で教室の立ち上げを目標としており、昨年6月にボランティア基礎講座(→H27.6.11)が開催され、今年から実践編(→H29.2.18)が始まり、今週土曜日には第2回実践編が開催される予定です。

 何も特殊な技術が必要ということではありません。日本語教室は、日本語を教える、ではなく、日本人・外国人がお互いに学ぶ場所であり、江田島市での日常生活をキーワードに会話をする、ということです。より多くの市民の方がスタッフになっていただいて、外国人市民と一緒に『島みがき』が出来ればと期待しています。

(2)運営組織について

 これまで人権推進課を中心として料理教室、相談員(フィリピン人・中国人)の配置、スポーツ交流等を行ってきました。日本語教室の定期的な開催をするには呉市のような国際交流協会等の運営組織が設立されることが望ましいと考えます。(参考→H29.3.5

 行政も近隣市町と意見交換をしながら、こういった団体設立に向けて検討することも重要であり、市民レベルでも話題になる日がくるよう広報活動等が必要です。また、外国人市民が特に多い地区では積極的に地域行事への参加を働きかけるのも大切であり、自治会組織等との意見交換や協力要請も必要でしょう。

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2017年3月14日 (火)

H29年2月定例会の予定 その2

晴れ

 2月28日からの2月定例会。休会中に平成29年度予算案について予算審査特別委員会の審査を終え、3月16日(木)10時から再開されます。まず一般質問がなされます。(定例会日程→市HP)お時間のある方は傍聴してください。

一般質問

質問者
質問内容
片平 司 (1) 健康寿命の延伸について
(2) 汚染土壌処理施設事業計画について
林 久光 下水道整備について
酒永光志 (1)市立三高中学校の耐震化について
(2)街路灯(防犯外灯)の安全対策について
登地靖徳 市長の施政方針を問う
平川博之

本市の防災対策について

上松英邦 健康寿命の延伸について
野﨑剛睦 主要施策等について

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2017年3月13日 (月)

酒蔵見学

くもり

17190884_1374039402670088_349115887 17155276_1374039406003421_266845600  先週土曜日は三宅本店(呉市)を見学。かつて海軍御用達の日本酒は赤道付近を航行した軍艦に乗せても腐食することなく高品質を保っていたという。

 労働集約型産業であったお酒造りも今は一部を除いて機械化が進んでいます。土曜日だったのでラインは止まっていましたが工場内は近代化設備で埋まっていました。

 いま江田島市では水産業振興ビジョンを策定中ですが、一次産業の牡蠣養殖業に自動殻むき機の導入も検討項目に入っています。人手不足で外国人技能実習生に依存していますが、人に代わって機械が作業を担う日が来るのだろう。

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2017年3月12日 (日)

艦これ@えたじま 2017

晴れ

17264342_1375167029223992_131947607 17265105_1375167019223993_108065200  気持ちよく晴れた一日でした。能美海上ロッジを主会場に『艦隊これくしょん』(同人誌の即売会など)が開催されました。

 250~300人の県内外からお客様が呉海自カレーや今が旬の江田島産ワカメ入りうどん、カキのバター焼きを堪能され、暖かい春の江田島を満喫されました。

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2017年3月10日 (金)

サンビーチおきみ、4月からフルオープンへ

晴れ

12592759_964687493605283_26363160_212647394_964687480271951_54444010_2 3月末の能美海上ロッジ休館にともない、4月からはサンビーチおきみがフルオープンします。(→市HP)これまでは3施設(能美海上ロッジ、シーサイド温泉のうみ、サンビーチおきみ)の一体的運営では収益構造によりサンビーチおきみの期間限定運営でした。指定管理者制度を導入するにあたって議会に対する説明は、『冬場の季節は過去の実績として利用者が少なく大幅な赤字の原因となる。能美ロッジの補完的な施設として位置づける。』(参考→H21.4.24

 交流人口100万人を目指す江田島市にとって、このたびの能美海上ロッジ休館は大きな痛手であり、宿泊施設不足を少しでも解消するためフルオープンに至ったというものです。
 近年はSEA TO SUMMIT IN ETAJIMAのメイン会場(→H26.6.1)になっており、今年も6月17/18日に開催予定です。(→モンベルHP)かつては沖美水軍フェスタ(→H21.9.5)を開催したこともあります。今後は近隣の鹿田公園のオリーブ公園化整備計画(→H29.3.2)もあり、賑わいのある地域として再生することを期待したい。

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2017年3月 9日 (木)

新たな観光スポット、オリーブ古木

晴れ

17190656_622914837908651_318058407617156258_622914861241982_3871598960 一昨日(3/7)、江田島市の新たな観光スポットが登場しました。以前、ブログでも紹介(→H28.12.26)させていただきましたが、江南交差点に植樹されたオリーブ古木のお披露式がありました。樹齢は推定400年の古木で品種はオヒブランカ(スペイン産)です。(写真:地域おこし協力隊員提供)

 オリーブの樹が最初に日本にやってきたのは江戸時代末期といわれ、本格的に栽培されたのは明治時代から(→参考HP)。江田島市にやってきた古木は海外からはるばる運ばれてきたのでしょう。(おそらく海上輸送→参考HP

 江田島市が『オリーブの島構想』を掲げてから7年経ちますが、オリーブ農場造成オリーブオイルの商品化レストラン・オープン地域おこし協力隊(オリーブ隊)赴任オリーブ振興計画など着々と体制が整いつつある中でのモニュメントです。スタート時から応援している一人として喜ばしい限り。(これまでの記事参考:カテゴリー『オリーブ』→こちら

17191140_622914891241979_88913655_2 江南交差点の他に大君交差点にも古木(約350年、品種:レチン)が植樹されたそうです。左写真のように大君交差点から江南交差点を『オリーブ・ストリート』と銘打つのも面白い。途中の柿浦小学校には樹齢60年を越えるオリーブもあります。

 一方、もう少し広域的に見ると、本土(呉市)から音戸大橋を渡った倉橋島にも農園(音戸町田原、倉橋町伊目木→こちら)があり、早瀬大橋の袂には大君オリーブ園、そして能美島(江田島市)の玄関口(大君)と江田島への入口(江南)の2箇所に巨大なオリーブが植樹されました。

 呉から江田島のサイクリングロードは『かき島海道』ですが、この沿線に市民の家庭や農地にオリーブが植栽されており、『牡蠣とオリーブ』のコラボレーション。以前にも書きましたが、江田島・能美島・倉橋島の連携によって新たな可能性があるのではないだろうか。(→H28.5.9

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2017年3月 8日 (水)

大学入試改革を期に『教育の島』を目指そう!

晴れ一時雨

20170308_193800 昨日の中国新聞から。国が検討を進める大学入試改革を見据え、広島県内の私立中学校入試で暗記だけでは正解が導き出せない問題を出題したという記事。(参考→H28.8.12

 現行のセンター試験から2020年度の開始を目指す『学力評価テスト(記述式問題導入)』に移行すると、早ければ現在の中学2年生から対象になります。私学は少子化の中、『進学校』として生き残るために、早くも『柔軟な思考』を兼ね備えているであろう中学生候補を求めている。故に、『塾産業』も右習えになるだろう。

 このたびの大学入試改革を『吉』と捉え、『江田島方式』を創ってみてはどうか。江田島市のように『コンパクトな”まち”』であればスピード感を持って推進できる。第2次総合計画(→教育)、総合戦略(→教育)で、江田島市の将来のあるべき『教育に関する方向性』を示しており、さらに磨き上げることが必要。

 まさに総合計画・総合戦略に掲げる主な取組の『江田島市内の校種間(小・中・高・特別支援学校)連携の推進 』の具体的な施策として、島で唯一の高校である県立大柿高校の存続と『大学入試改革』や『次期学習指導要領』に対応する『江田島教育プログラム(仮称)』を策定(構築)すべきである。

 『大学進学』を目標に船に乗って広島・呉に通っている島の子ども達もいる。今回の大学入試改革を視野に、昨日書いた記事(→H29.3.6)にある『地域未来塾』を一つの手法として早期開設を念頭いれながら江田島市総合教育会議(※注釈)で速やかに議論されることを願います。『ワクワクできる島』えたじま」への第一歩です。

(注釈)江田島市総合教育会議
 市長と教育委員会が、十分な意思疎通を図り、本市の教育の課題やあるべき姿を共有して、より一層民意を反映した教育行政の推進を図るための会議。

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2017年3月 7日 (火)

広島県、地域未来塾開設へ支援

晴れ時々くもり一時雨

201703070946320001_2 今日の中国新聞から。広島県が平成29年度、中学生の放課後学習を無料で支援する「地域未来塾」の市町による開設への補助制度を開始します。

 事業費は国・県・市町村が1/3づつ負担する仕組です。事業主体となるのは市町村教育委員会で、中学校や公民館で放課後に週2回程度を想定しています。初年度は23市町のうち数市町でのスタートを見込んでいます。(江田島市は含まれていないと思います。)
 「地域未来塾」については、以前、ご紹介しています。(→H28.2.8)広島県立生涯学習センターの平成26年度研究報告書も参考にしてください。(→こちら

 江田島市では共働き家庭の児童を小学校の教室などで預かる「放課後児童クラブ」(→HP)はありますが、小学校向けの「放課後子ども教室」はありません。このたび県が進める中学生版を開設するには人材(財)・場所等も含めて大きなハードルがあるだろう。

 しかし、子育て世代の移住・定住を進めていくには「教育環境の充実」は重要なファクターであり、是非とも「教育の島」を目指してほしい。(参考→H28.1.14H28.10.7)「『ワクワクできる島』えたじま」で子どもを育てたい!という島づくりにしていこう。

201703070946530001 同じく中国新聞から。先日も掲載しました(→H29.2.15))が、島根県の「教育魅力化」に関する記事。任意団体「学校魅力化プラットフォーム」(岩本 悠 代表→ブログ)が4月から日本財団の支援を受け、成果を挙げてきた教育魅力化事業を全国に発信するというもの。

 地域の未来を担う人材育成を目標に、学校や行政、住民の連携を支援。連携のモデルづくりや島根県内では、地域資源を活用した教材や成果の評価手法を検討する。また、学校を核にした地域創生モデルを全国に展開する試みであり、魅力化に関心のある高校や自治体を募ってコニュニティーを形成することも視野に入れる。(→参考)是非とも、江田島市もこのプログラムに参加し、「島留学」や移住・定住の足がかりにしたいものです。

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2017年3月 6日 (月)

江田島市農業振興ビジョン(案)の意見募集

くもりのち晴れ

201703061735240001

 このたび農業振興ビジョンが策定されることになります。江田島市では水産業振興ビジョン(→H29.2.20)はこれまで策定されたことはありますが、農業全般としては初めてではないだろうか。尚、オリーブ振興計画は策定されています。(→市HP
 農業の振興に関する具体的な推進方策を明らかにし、農業者や農業関係機関・団体との連携を図り、農業行政の基本指針となるべく「江田島市農業振興ビジョン」の策定を進めています。
 ①担い手②生産③環境という視点から、『復活!島の農業~地域特性を活かした農業の実現~』を農業振興の基本方針案としています。
 平成29年3月6日(月)から平成29年3月27日(月) までの期間で意見募集(パブリックコメント)を実施しますので、これぞという意見を投稿してみてください。(→市HP)

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2017年3月 5日 (日)

国際交流関係団体をどう考えるか

くもり

170305nihongosalon_at_kure75578_1366850546722307_647294526164 午前中は市内事業者と国際交流協会等について意見交換をしました。江田島市では人口の3%が外国人市民であり、これからも割合は増えていくと予測されます。

 今後、市や地域(市民)が多文化共生社会についてどのように取り組んでいくか方向付けしていくことが求められます。(→H29.2.16

 午後からは呉市役所1階の国際交流センターに出向き、呉市国際交流協会(→HP)の職員及び外国人相談員(呉市総務部秘書広報課)と意見交換をしてきました。呉市では中心部や広地区ではボランティア団体等の日本語教室(サロン)等はあるが、島嶼部(倉橋町・音戸町など)で日本語教室が実現できておらず、今後の課題もあるとのこと。

17098456_1366850560055639_392508190 17103765_1366850553388973_715925754 その後、『にほんごサロン』を見学をしました。毎週日曜日に呉市役所1階の国際交流センターで開催されており、ボランティアスタッフが外国人市民のニーズに応じて少人数の班に分かれてテーブルを囲みます。日曜日には必ず日本語サロンに行くよう会社から言われている外国人市民もいるそうです。

 先生のお話では、日本語能力試験(→参考)を目指す班、日常会話程度の班など多様でり、また、四季折々のイベント(春・お花見、夏・七夕、秋・紅葉狩り、冬・書初めとトンド祭り)で交流を図っているとのこと。

 江田島市では文化庁の地域日本語スタートアッププログラムに採択され(→こちら)、3年間で日本語教室を立ち上げることになります。この事業の一環としてボランティア講座を開催しています。

 将来的には、教室の運営、ボランティア養成、交流事業等のコーディネート等をするNPO法人や国際交流協会等が必要になってきます。外国人比率が県内でもトップクラスの江田島市に国際交流関係団体がないのも課題かもしれません。(参考→広島県内国際交流関係団体等の状況

 行政も近隣市町との意見交換をしながら、こういった団体設立に向けて検討することも重要であり、市民レベルでも話題になる日が来ることを。

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2017年3月 4日 (土)

江田島市議選 9月24日告示

晴れ時々くもり

H29_etajimaelection_3 昨日の中国新聞から。今年10月末の任期満了に伴う市議選は9月24日告示、10月1日投開票に決定したという記事。

 定員は18としていますが、任期1年を切って定数問題について一度も議論されていないことは残念です。現状維持にしても議員間での議論は必要であったと思います。(参考→H28.12.5

 一方、地方の悩みとして、過疎地域等では地方議員のなり手不足という現象が起こっています。(→H28.12.27)10万人都市である三原市においてもこの問題が表面化しています。(→H29.2.12

 江田島市議会(定数18)では現在、50代以上の議員で構成されており、都市部のような20代、30代、40代、そして女性の議員はいません。17名の議員のうち、65歳以上が64.7%(11名)を占めます。

 このたびの改選において、幅広い世代や女性が立候補し、島の未来を市民と一緒に考える機会になること、そして、無投票にならないことを願っています。

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2017年3月 3日 (金)

H29年度予算案(その8)~地域

晴れ時々くもり

201702231409400015

江田島市の平成29年度予算案は、最も重視すべき課題として、「人口減少」の改善を図り、住む人も、訪れる人も「『ワクワクできる島』えたじま」づくりに向けた3つの挑戦のための施策を展開します。第2次江田島市総合計画の施設体系別に紹介していますが、今回は『地域』編です。

えたじま向上委員会事業(290万円)

201702231409400031

 『地域づくりに興味がある』または『地域の現状に危機感を持っている市民』が、地域活性化を図るための具体的な活動に内容に協議して、自らが実行する取り組みを支援するもの。
 大変興味深い事業です。行政支援としては、①協議の場の設定②実行経費(補助)になります。私の身近なところでも、複数の異業種交流会などが開催されています。
 この事業に応募者(団体等)があり、地域力向上に繋がるワークショップが開かれることを願っています。参考までに単発ですが、昨年9月に『交流と定住サミット』を開催しました。(→H28.9.22)10月に県立大柿高校の存続についても開催を試みましたが時期的なもので実現しませんでした。

縁作り!えたじま海生交流事業(20万円)

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 平成26年に広島市と締結した『江田島市・広島市海生交流協定』(→H26.4.17市HP)に基づき、広島市民の来訪機会を提供して、江田島市を知ってもらおうというねらい。
 平成27年12月~平成28年1月にかけて広島・呉市民、それぞれ1000人に実施したアンケート調査結果で、約5割が良い印象を持つ一方で、「分からない・よく知らない」との回答が約4割でした。(→H28.8.13交流人口100万人を掲げる江田島市として、PRも大切ですが、イベントへ招待することをしてみようということです。

江田島空き家物語(仮)ウェブサイト構築事業(50万円)

201702231409400033

 空き家情報を市のHPで紹介しています。(→こちら)この仕組みをもっと便利に出来ないか。そして、持ち主の不動産に対する思い入れ等、業界紙等では得にくい情報も提供して成約率を上げていく(流動化促進)を検討しているようです。最終的には、以前書きましたマッチングシステム(→H29.2.9)に繋がっていけば面白い。
 現在、江田島市空家等対策計画を策定中であり、パブリックコメントを募集しています。(→市HP定住・移住促進と空家対策は切っても切れない関係であり、関係部署の連携とそれに関係する事業者・市民との情報共有とシームレスな共同戦略が求められます。

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2017年3月 2日 (木)

H29年度予算案(その7)~基盤

くもりのち雨

201702231409400014

 江田島市の平成29年度予算案は、最も重視すべき課題として、「人口減少」の改善を図り、住む人も、訪れる人も「『ワクワクできる島』えたじま」づくりに向けた3つの挑戦のための施策を展開します。第2次江田島市総合計画の施設体系別に紹介していますが、今回は『基盤』編です。

鹿田公園外都市基幹公園等整備事業(1,000万円)

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 江田島市にある5つの都市基幹公園等(鹿田公園、江田島公園、能美運動公園、鹿川水源地公園、江田島市総合運動公園)の今後の整備内容・手法等の基本方針を検討します。
 尚、鹿田公園については、オリーブ公園としての整備を見据えての基本設計を行う。
 以前、『オリーブ振興計画』(→こちら)について書きましたが、そのときのオリーブ園のイメージ図は鹿田公園でした。(→H29.1.10

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 その他の公園についてですが、市長の公約にあった『新たな人工芝グランドの整備』についても検討されていることでしょう。私案としては、江田島市総合運動公園がよいのではないかと思います。人工芝グランドだけでなく、子ども広場を隣接した形で実現していただければ、必ずや市民の交流の場、市外からの交流人口増加に貢献すると考えます。(参考→H27.6.19施設編H27.6.19財源編

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2017年3月 1日 (水)

H29年度予算案(その6)~安全・安心

晴れのちくもり

201702231409400013

 今日から3月です。ウグイスの声も聞くようになりました。江田島市の平成29年度予算案は、最も重視すべき課題として、「人口減少」の改善を図り、住む人も、訪れる人も「『ワクワクできる島』えたじま」づくりに向けた3つの挑戦のための施策を展開します。第2次江田島市総合計画の施設体系別に紹介していますが、今回は『安心・安全』編です。

津波避難見える化事業(162万円)

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 南海トラフ地震の津波を想定し、市内の避難経路となる市道等500箇所にと面表示材再生及び委託費。人口の3%を超える外国人市民がいる中で、『やさしい日本語』(フリガナ等の表示)も必要になってくると思います。

ジュニア防災ジュニア養成事業(38万円)

 備蓄用防災テントを有効活用し、小学生及び保護者を対象とした防災キャンプ(1泊2日)を実施し、子育て世代にも防災意識の普及啓発を図る。対象者として市内小学生及び保護者40人を想定。

消防庁舎建設事業(1億4,533万円)

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 消防本部庁舎および能美出張所庁舎の耐震不足、多種多様化する災害へ対応するための各種諸室や収納スペース不足解消のため、庁舎建設を予定。昨年10月の全員協議会では、消防本部(署)庁舎は江田島町鷲部都市公園、出張所庁舎(鹿川)は現在地での立て替えとする(参考→H28.10.12)ことの報告がありました。


大型化学高所放水車整備事業(1億3,177万円)

201702231409400043_2

 消防力の整備方針が改正され、大型化学車と大型高所放水車の機能を集約させた車両の使用が認められたため、更新時に合わせて整備するもの。これにともない大型化学車・大型高所放水車を廃止する。台数を減らすことで車両維持管理等のランニングコスト削減がどの程度であるか予算委で確認してもらいたい。

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