内航海運と定住促進
晴れ時折雨
先週の土曜日(2/4)午後から独立行政法人海技教育機構(→HP)が所有する内航海運練習船大成丸(→こちら)の視察会に参加するため、宇品波止場公園横の一万トンバースへ。
このたびは、船員を養成する海上技術学校(→参考)の3年生109人(4校)が大成丸に乗船し、航海及び機関の技術研修をしており、航海スケジュールで広島港に一時寄港です。
最終的に船乗りとして就職するには、3月に学校を卒業して、さらに9月まで航海訓練をして入社するそうです。船内にある操舵訓練のシミュレーター・システム(右写真)はまるで本当に船を運転しているほどリアルな映像画面でした。
さて、内航海運業界では長年、船員不足に悩んでいます。一昨年、海上自衛隊の江田島地区基地懇談会で幹部自衛官に、早期退職者が江田島市に定住していただけないものか、お話したことがあります。
いの一番に、『働く場所がないから難しいのでは。』という答えが返ってきました。内航海運の船員不足についてお話し、江田島市に職がなくても、船員として仕事(雇用ニーズ)は十分あり、相応の収入もあることを伝え、是非とも検討してほしいとお願いしました。(もともと海上自衛官は艦隊勤務になれば、洋上生活であり、民間商船に乗船するのと変わらないという理屈です。)
同様のことを市役所職員にもお伝えし、海自との意見交換をしてはどうか、と提言しています。私の提案について、その後、どうなったかは分かりませんが、安心して家族が暮らせるまちであることをPRをすることで退職自衛官(家族)の定住・移住も期待できるのではないだろうか。
もちろんニーズ調査は必要です。海上自衛官にとって江田島は『聖地』だからこそ他地域よりも可能性があるように思います。何はともあれ、人口減少・少子高齢化に苛む江田島市、まだ手付かずの分野であれば、速やかに調査研究のアクションを起こしてはどうだろう。
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