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2017年2月 8日 (水)

汚染土処理場の整備計画

晴れのちくもり

201702080734200001 今日の中国新聞から。(→PDF)江田島市沖美町にある能美金属工業団地内(→HP)に汚染土壌処理場建設計画があるという記事。昨年末あたりから一部で騒がしくなっていた案件のようです。

 記事によると、昨年4月から処理場として整備を進めていたとあります。企業は昨年7月に団地内の11社から同意を得て、近隣の沖漁協には昨年3月に説明して『同意を得られた』とある。一方で、沖漁協(組合長)は、『話は聞いたが、建設に賛成したわけではない』と反論している。


 現時点での許認可権を持つ広島県の見解は以下のとおり。
①現状は、地元の合意形成ができていないという認識
②認可の判断は、合意形成ができて以降になる

 一方、地元自治体の江田島市は、『地元住民、漁協の相互理解が不十分であり、もう一度、最初から話し合いを始め、結論を出すべきだ』という見解。

 今回の計画では、処理する汚染土壌は、土壌汚染対策法が定める有害物質25種のうち、水銀とPCB(ポリ塩化ビフェニール)以外の23種という。輸送手段としては、船舶による海上輸送が想定され、水産業が盛んな江田島市(→H27.10.2(牡蠣)H27.10.3(漁業生産高))にとっては大変気になるところ。また、移住先として人気のある沖美町エリアであるため、定住・移住促進に影響が出る可能性もあります。

 今後、企業が漁協関係者等への説明会を開くとあり、動向を注視します。

(参考)汚染土壌の積替保管・海上輸送事業をしている企業
①JFEエンジニアリングのHP→こちら
②JFE環境→こちら

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