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2017年2月

2017年2月28日 (火)

H29年度予算案(その5)~生活・環境

晴れ

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 江田島市の平成29年度予算案は、最も重視すべき課題として、「人口減少」の改善を図り、住む人も、訪れる人も「『ワクワクできる島』えたじま」づくりに向けた3つの挑戦のための施策を展開します。第2次江田島市総合計画の施設体系別に紹介していますが、今回は『生活・環境』編です。

犯罪被害者等支援事業(42万円)

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 新規事業としては、犯罪被害者等支援条例に基づく支援事業で、被害者に対して被害直後の迅速な支援を行なうために見舞金を支給したり、支援活動員養成講座の受講経費の補助制度を設けるというもの。

※犯罪被害等支援条例は2/28の定例会で議決されました。

海岸漂着物等清掃業務委託事業(414万円)

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 昨年に続いて海岸漂着物清掃業務委託に414万円を計上しています。左写真は平成28年度予算資料からの抜粋です。今年度の成果としてどうであったか、これは秋の決算委員会で成果と課題として現れますが、江田島市だけでなく多くの自治体にとって漂着ゴミは悩ましい問題です。(→H29.2.1

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2017年2月27日 (月)

H29年度予算案(その4)~福祉・保健

晴れ

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 江田島市の平成29年度予算案は、最も重視すべき課題として、「人口減少」の改善を図り、住む人も、訪れる人も「『ワクワクできる島』えたじま」づくりに向けた3つの挑戦のための施策を展開します。第2次江田島市総合計画の施設体系別に紹介していますが、今回は『福祉・保健』編です。

定住促進奨学金返還支援事業(1220万円)

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 市長選の公約に掲げていた事業を盛り込んでいます。奨学金を利用した子育て世代の負担軽減やUIJターンによる移住促進に繋げるねらい。
 対象となる奨学金が限定されており、次のとおり。
1.江田島市奨学金
2.その他市長が認める奨学金等
 となっており、IJターン者を何処まで取り込めるか、そして江田島市に居住してもらうための雇用の場をどうアピールするか、戦略も必要になります。
 補助期間を3年として、UIJターンの動向並びに市民満足度調査等の結果による成果検証を行なった上で、事業継続の適否を含めた見直しを行なう。

(仮称)認定こども園えたじま新築工事(6億9,366万円)

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 来年度予算案で最大規模の事業になります。江田島小学校区にある老朽化した江田島保育園、認定こども園こよう(小用)、宮ノ原保育園、飛渡瀬保育園を統合して、新たに『(仮称)認定こども園えたじま』を新設するもの。
 予定地は旧・江田島小学校跡地であり、国から用地を取得する予定になっています。中国財務局の資料(第117回国有財産中国地方審議会開催結果議事録)では小学校跡地の利用について、本件以外に、学童・市民農園子育て支援センターも利用計画に入っています。

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201702280741010005_2 左写真は第117回国有財産中国審議会の資料から。土地10,707.16㎡、処理区分は時価売払であり、利用計画は認定こども園、子育て支援センター、学童・市民農園敷地となっています。

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 ご参考までに、子育て支援センターおよび学童・市民農園についても計画図が示されています。

 2月定例会の議案第24号に『土地の取得について』がありますので、おそらく、このたびの土地購入についての議案でしょう。取得価格及び(仮称)認定こども園えたじま以外の利用計画についても説明があるものと思われます。議会の審議(質疑応答)に注目してみましょう。

障害者施設整備費等補助事業(3,000万円)

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 平成26年3月に閉園(→H26.3.26)した旧・高田保育園施設を利用した事業計画。障害者就労継続支援A型事業所(→参考)の開設にかかる施設整備費等を補助します。
 プロポーザル方式受託者特別審査会を設置し、事業所を選定することになります。

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2017年2月26日 (日)

H29年度予算案(その3)~産業・観光

晴れ

201702231409400010 江田島市の平成29年度予算案は、最も重視すべき課題として、「人口減少」の改善を図り、住む人も、訪れる人も「『ワクワクできる島』えたじま」づくりに向けた3つの挑戦のための施策を展開します。第2次江田島市総合計画の施設体系別に紹介していますが、今回は『産業・観光』編です。

魅力ある宿泊関連施設整備事業(925万円)

H29noumilodge 今年3月末で休館(実質、閉鎖)する能美海上ロッジに替わる新たな観光拠点の整備事業です。行政の動きが遅いと思われる方もいるでしょう。平成27年3月に整備検討委員会が提言書を作成してから2年が経ち、昨年4月に発生した熊本地震を受けて、指定管理者(休暇村サービス)から旧耐震施設の海上ロッジについては平成29年3月末の契約満了以降の指定管理の応募はできないとの通告を受けての休館。(→H28.8.23
 来年度は上限5億円の整備等に係る補助金を債務負担行為で計上し、民設民営公募によるプロポーザル方式で受託者を決定。想定スケジュールは以下のとおり。

平成29年    5月 民設民営公募開始
平成29年  8月 プロポーザル方式受託者特別審査委員会
平成29年    9月 基本契約締結
平成29年 10月 工事着工
平成31年    5月 オープン

ライブカメラ(景観カメラ)設置事業(295万円)

H29livecamera 光回線を利用した事業としては面白い。特にサンビーチおきみからの映像は江田島市の風光明媚な光景を世界中にお知らせできる魅力あるものになるでしょう。国内の交流人口だけでなく、inbound誘致(→H29.2.11)の宣伝ツールにもなりえます。

 

しごとの場創出事業(106万円)

H29jobmaking 廃校施設を無償で貸し付けて参入企業を募集して雇用機会の創出を目的とする新規事業です。
 まずは対象となる廃校施設がどこなのか、予算概要にも示してほしい。また(仮)江田島市しごと場創出事業プロポーザル方式受託者特定審査委員会がどういったメンバーで構成されるのか。
 行政でよくありがちなのが、既に大凡は決まっているが、『公募』という形をとって公平性を担保することがある。(参考→H28.9.13H28.11.28

えたじまブランド開発関連事業(36万円)

H29etajimabrand 新規に採用する地域おこし協力隊(えたじまブランド請負人H28.12.17)と商工会との連携による地域資源を活用した新たなビジネス創出によって地域活性化を図る事業。
 キーとなるのは地域おこし協力隊。商工会と協力隊員のコーディネート役を行政担当部署が責任を持って行なわないといけないし、将来的に協力隊員が島に定住するためのフォローも重要です。

6次産業化対策事業(581万円)

H296jiindust 1次産業という地域資源をどう生かすか。新たに6次産業化・地産地消推進協議会を設置して推進戦略を策定する。
 戦略策定委託料に469万円。コンサルに作ってもらって承認するだけでは、絵に描いた餅になりかねない。協議会が単なる承認機関にならないよう願うとともに、もっと市民を巻き込む工夫と職員自ら現場に出向き、声を吸い上げながら戦略を構築することが求められます。そして何よりもPDCAサイクルをしっかり回していくことが必要で、議会もこの点をチェックすることが大切です。

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2017年2月25日 (土)

H29年度予算案(その2)~教育・文化

晴れ

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 江田島市の平成29年度予算案は、最も重視すべき課題として、「人口減少」の改善を図り、住む人も、訪れる人も「『ワクワクできる島』えたじま」づくりに向けた3つの挑戦のための施策を展開します。第2次江田島市総合計画の施設体系別に、今回は『教育・文化』編です。

定住促進通学費支援事業(ワクワク検証事業)【2840万円】

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 市長選の公約であり、また、就任式で『市外に通う高校生の通学費補助について『早急にたたき台をつくり、新年度予算に計上したい』(→H28.12.7)と話された内容を盛り込んでいます。
 これまでの江田島市では平成26年度から県立大柿高校に通う生徒に対してのバス定期代補助制度(1/2補助→H26.2.24)をスタートさせましたが、今回は対象を市外への通学・市内への通学に拡大し、公共交通機関(船舶及びバス)、補助率を1/3とする。
 この事業は期間を平成29年度~平成31年度の3年間とし、市民満足度調査の結果等による成果検証を行なった上で事業継続の適否含めた見直しを行ないます。
 資料を見る限り、校種が書かれてません。島から広島などに小中学生や大学生も通っていますが、どの範囲までを考えているのだろうか。『市内への通学』とあるが、教育委員会が所管の大柿高校活性化補助金に通学支援のための路線バス定期代補助と市内の小中学生のバス定期補助等との棲み分けがどうなのか気になるところ。

ふるさと再発見事業(340万円)

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 合併して13年目に入った江田島市。第2次総合計画に掲げる「伝統文化・文化財の保存」に基づき、進める事業であると思います。(→H28.12.15
 ふるさとの偉人紹介そして、生誕150周年を迎える漆芸家、六角紫水(大柿町大原出身→参考)に関する企画も実施する予定。また、文化財の適切な保存・管理などについて情報収集・整理を開始することになります。

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2017年2月24日 (金)

H29年度予算案(その1)~3つの重点テーマ

晴れ

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 先日発表された江田島市の平成29年度予算案では、最も重視すべき課題として、「人口減少」の改善を図り、住む人も、訪れる人も「『ワクワクできる島』えたじま」づくりに向けた3つの挑戦として、重点テーマが示されています。当初予算概要(→こちら)にそって何回かに分けて内容をみてみたい。
 まずは3つの重点テーマにそって主な取組み項目が示されています。

1.しごとの創出

 将来を支える若い世代が、江田島市に住み続けるための「しごと」を創ります。

 ①新たな宿泊観光関連施設の整備
 ②廃校施設跡地などを活用した企業誘致
 ③6次産業化や地産地消の促進
 ④農業・漁業の担い手確保
 ⑤起業・創業の促進
 ⑥しごとと人のマッチング

2.子育てしやすい環境づくり

 「江田島市で子育てしたい」と感じることができるような、安心で魅力的な子育て環境を構築します。

 ①通学費等の子育て世代の負担軽減
 ②安心な保育サービスの実施
 ③豊かな教育環境の確保・提供
 ④次世代を担う子どもの誕生の応援
 ⑤公園お整備内容の検討

3.健康寿命の延伸

 市民の皆様が元気でいきいきと暮らす、「健康寿命」日本一の江田島市を目指します。

 ①市民の主体的な健康づくりの促進
 ②高齢者の活躍の場の確保
 ③疾病の予防や早期治療
 ④高齢者が安心して暮らせる仕組みづくり

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 この3つの重点テーマを第2次江田島市総合計画の施策体系として主な事業として列記したのが左写真です。次回からは分野ごとの施策などを紹介します。

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2017年2月23日 (木)

H29年度予算案 明らかに、そして概要を公開

くもり

201702230740270001 今日の新聞から。江田島市の平成29年度予算案が発表されました。最も重視すべき課題である「人口減少」の改善を図り、住む人も、訪れる人も『ワクワクできる島』えたじま」づくりに向けた3つの挑戦として、「しごとの創出」「子育てしやすい環境づくり」「健康寿命の延伸」を重点テーマとし、予算に折り込んでいます。

 一般会計158億円は合併直後に続いての大型予算となりました。投資的経費として、「認定こども園えたじま」建設(6億9300万円)、消防庁舎建設事業(1億4500万円)などの大型案件が計上されています。市税収入は0.5%減の25億1500万円を見込む。

 9特別、2企業会計を加えた当初予算案の総額は282億6400万円になります。尚、プライマリーバランス基礎的財政収支)は4億1300万円の赤字。(2年連続赤字)

 明岳市長が初めて編成した予算案では、市長選の公約の一部を盛り込んだ積極型となっています。(通学定期代の補助、奨学金利用者の返金一部支援、6次産業化対策事業など)

 年間500人ペースで進む人口減少の減速を課題に掲げ、待ったなしの状況の中で、財政調整基金の約1割を取り崩すことに「今、この時しかない」と、(市民に)理解を求める。

H29budget_hyoshi 今回の予算案から市も情報公開に積極的になりました。左はHPで公開されている『平成29年当初予算案の概要』の表紙です。

 これまで市議会に対してはノモクロの概要書を定例会前に事前配布・説明していましたが、今回はカラー刷りのPDFをHPに公開するという画期的な試みです。新聞では書ききれない内容ですので、ぜひ、ご覧ください。(→HP

 先日、『予算編成過程と事務事業評価』(→H29.1.19)について書きましたが、予算編成過程もHPで公開し、江田島市が第3次行財政改革で取り組む事務事業評価シート(→PDF)とリンクさせる形で検討することも今後の課題です。

 もちろん、決算審査(主要事業の成果と課題)にも事務事業評価シートを利用することで、PDCAサイクルをうまく回す手法を検討してほしい。H29年度予算案の概要を熟読しながら、明日以降、記事を書いていきたいと思います。

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2017年2月22日 (水)

H29年2月定例会の予定

晴れのち雨

 昨日の議会運営委員会で2月定例会の議事日程が決定しました。会期は平成29年2月28日(火)~3月17日(金)の予定で、初日および2日目の日程は以下のとおりです。(→市HP
 3日目以降の日程は、市長施政方針を受けて一般質問の受付が開始されるため、3月14日開催の議会運営委員会で決定する予定です。
 尚、2日目には市長施政方針のあと、平成29年度予算案が上程されます。その後、予算審査特別委員会が設置され、一旦、休会して各分科会ごとに予算審査がなされます。

■初日(2月28日)の内容(予定)

  会議名
日時
内容

平成29年

第1回定例会(初日)

平成29年2月28日(火)
午前10時開会

1 開会

2 諸般の報告

3 会議録署名議員の指名

4 会期の決定

5 議案審議等

 (1)報告

 (2)諮問

 (3)条例制定,改正等

 (4)土地の取得

報告(3件)

  番号
案件名
報告第1号 江田島市国民保護計画の変更に関する報告について
報告第2号 専決処分の報告について(江田島庁舎耐震補強及び改修工事(建築)請負契約の変更について)
報告第3号 専決処分の報告について(認定こども園おおがき増築及び大規模改修工事(建築)請負契約の変更について)


諮問(2件)

諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦について
諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦について

議案(12件)

番号
案件名
議案第13号 江田島市公共施設整備基金条例案について
議案第14号 江田島市犯罪被害者等支援条例案について
議案第15号 江田島市職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部を改正する条例案について
議案第16号 江田島市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例案について
議案第17号 江田島市個人情報保護条例及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例案について
議案第18号 江田島市交流プラザ設置及び管理条例の一部を改正する条例案について
議案第19号 江田島市税条例等の一部を改正する条例案について
議案第20号 江田島市太陽光発電設備設置促進のための固定資産税の特例措置に関する条例の一部を改正する条例案について
議案第21号 江田島市集会所設置及び管理条例の一部を改正する条例案について
議案第22号 江田島市指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する規準を定める条例の一部を改正する条例案について
議案第23号 江田島市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案について
議案第24号 土地の取得について

■2日目(3月1日)の内容(予定)

  会議名
日時
内容

平成29年

第1回定例会(2日目)

平成29年3月1日(水)
午後1時30分開会

1 議案審議
   補正予算(案)
2 市長施政方針
3 平成29年度各会計予算(案)一括上程

議案(8件)

   番号 案件名
議案第25号 平成28年度江田島市一般会計補正予算(第4号)
議案第26号 平成28年度江田島市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
議案第27号 平成28年度江田島市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第28号 平成28年度江田島市介護保険(保険事業勘定)特別会計補正予算(第3号)
議案第29号

平成28年度江田島市介護保険(介護サービス事業勘定)特別会計補正予算(第1号)

議案第30号 平成28年度江田島市地域開発事業特別会計補正予算(第2号)
議案第31号 平成28年度江田島市水道事業会計補正予算(第3号)
議案第32号 平成28年度江田島市下水道事業会計補正予算(第3号)


市長施政方針

議案(12件)

   番号 案件名
議案第1号 平成29年度江田島市一般会計予算
議案第2号 平成29年度江田島市国民健康保険特別会計予算
議案第3号 平成29年度江田島市後期高齢者医療特別会計予算
議案第4号 平成29年度江田島市介護保険(保険事業勘定)特別会計予算
議案第5号 平成29年度江田島市介護保険(介護サービス事業勘定)特別会計予算
議案第6号 平成29年度江田島市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算
議案第7号 平成29年度江田島市港湾管理特別会計予算
議案第8号 平成29年度江田島市地域開発事業特別会計予算
議案第9号 平成29年度江田島市宿泊施設事業特別会計予算
議案第10号 平成29年度江田島市交通船事業特別会計予算
議案第11号 平成29年度江田島市水道事業会計予算
議案第12号 平成29年度江田島市下水道事業会計予算

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2017年2月21日 (火)

東広島市のCCRC構想

晴れ

201702210734520001  昨日の中国新聞記事から。東広島市が広島国際大学などと連携して、中高年の移住者が住民と交流しながら医療・介護を受けられる日本版CCRC(Continuing Care Retirement Community)を設ける構想を練っており、年度内の基本構想策定を目指しているという記事。

 日本版CCRCは、「東京圏をはじめとする高齢者が、自らの希望に応じて地方に移り住み、地域社会において健康でアクティブな生活を送るとともに、医療介護が必要な時には継続的なケアを受けることができるような地域づくり」を目指すものであり(→参考)、地方創生の施策のひとつとして国が推進しています。

 一方、隣の呉市が地方版総合戦略(→P37)に呉市版生涯活躍のまち(CCRC)構想を掲げており、今後の両市の動向を注視していきたい。(参考→H27.9.24

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2017年2月20日 (月)

第2期水産振興ビジョン(案)の意見募集

雨のちくもり

201702201707450001

 このたび第2期江田島市水産振興ビジョン(案)が策定され、平成29年2月20日(月)から平成29年3月21日(火)までの期間で意見募集(パブリックコメント)を実施します。(→市HP
 平成22年7月に策定(→こちら)して以来の改定版になります。(参考→H28.6.27)(案)を策定した趣旨・目的及び背景は、以下のとおりです。ぜひ、この機会に意見を提出してみてください。(参考・関連→第2次総合計画総合戦略

 『水産業を取り巻く状況は、生活スタイルの変化による消費者の魚離れが進み、魚価の低迷、消費の減少、経済成長に伴う漁場環境の悪化、漁業者の減少及び高齢化、また、担い手・新規漁業者の確保など、多くの課題を抱えている。これらの課題を克服し、「かせげる水産業」の実現に向けた水産振興施策を展開するため、第2次江田島市総合計画の策定を機に、江田島市水産振興ビジョンの改定を目指す。』

(案)の概要

【計画の基本方針】
 かせげる水産業を目指します
【計画の目標】
 Ⅰ 水産資源の維持・増大
 Ⅱ 出荷・販売方法の改善
 Ⅲ 生産量の維持
 Ⅳ 販売活動の推進
 Ⅴ 漁業経営の維持・改善
 Ⅵ 未来を担う漁業者等の支援
【計画の区域】
 江田島市内全域
【計画の期間】
 平成29年度から8年間
【計画事業(主なもの)】
 ① つくり育てる漁業の取組強化
 ② 資源管理型漁業の推進
 ③ 漁場の整備
 ④ 品質管理の強化
 ⑤ 採苗の安定化と生産量の維持
 ⑥ 産地ブランドの構築
 ⑦ 漁業経営の基盤確保
 ⑧ 漁業経営の合理化
 ⑨ 観光事業との連携
 ⑩ 担い手の育成
 ⑪ 新規漁業者の確保
 ⑫ 青年部活動等の支援

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2017年2月19日 (日)

島の病院 おおたに

晴れ

H29219ootani 今日の新聞折込から。3月3日に江田島市の新たな医療施設、『島の病院おおたに』がオープンします。

 近くには温泉施設(シーサード温泉のうみ)もあり、また、江田島湾(海)を見渡せる場所にあります。そして、対岸は広島市。

 メディカルツーリズム(→参考)というのがあります。日本の医療技術は最高水準にあり、外国からも治療を求めてやってくるという。呉市が来年度、台湾観光客誘致の方針を掲げています。(→H29.2.11)江田島市のInbound戦略の一つになりはしないか、可能性について検討してみてはどうだろう。

 広島市に近く、温泉という地域資源も生かせる、江田島湾に面した素晴らしい自然に囲まれ、身体ともにリフレッシュできる環境にあると思います。

 いま能美海上ロッジの建替の検討に入っている江田島市。このエリアに医療機関が移転したことを『吉』として、この一帯が賑わいのあるエリアになる施策を考えていきましょう。なんとなくワクワクしてきます。

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2017年2月18日 (土)

第1回日本語ボランティア講座実践編

晴れ

16730383_1349567935117235_665317195  日本語ボランティア講座実践編に出席しました。市職員(嘱託含む)、日本人市民、外国人市民(ベトナム・フィリピン)の約20人が参加しました。

 1コマ目の東京外大の伊東祐郎先生からは、住みよい地域社会を作るために、”地域日本語教室”は、どんな貢献ができるだろうか、という問いかけを中心に講義を受け、ワークショップ(以下、WS)をしました。日本語を教える、ではなく、日本人・外国人がお互いに学ぶ場所とういことを学びました。

16807085_1349567938450568_722635923  2コマ目は、群馬大学の結城恵先生の講座、地域で『暮らす』地域で『人財』をみつけよう・つなげよう!

 江田島市に住んでいる外国人住民の日常生活を知って、住みよい町作りを考え、住みよい地域社会を作るために、”地域日本語教室”はどんな貢献ができるだろうか、という視点でWSを通して学びました。

H29218_library  3コマ目はひろしま国際センター(→HP)の犬飼康弘先生の講座。楽しくなくっちゃ続かない!日本語活動を組み立ててみよう!

 図書館で本を借りる場面を題材として、必要な日本語は何か、どのような情報が必要かを考えてみる。教科書的には、受付カウンターで『本を貸してください』、『図書カードを見せてください』という会話になります。

 しかし、実際には、『お願いします』の一言で終わる。参加したベトナム人市民に話を聞くと、ベトナムでは無料で本を貸し出す『図書館』はないそうです。(お金を払って本を借りる『貸本屋』はある。)

 今日学んだことは、『日本語教室』ということで堅苦しく考えるのではなく、日常の生活をお互いに楽しくするために、どうあるべきか考えてみよう。そして、外国人市民と一緒に地域作りをしていこう、ということでした。

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2017年2月17日 (金)

広島県の地域振興策2017

雨のちくもり

201702160750270001  中国新聞では2017年度広島県予算についての特集が組まれています。全国的な人口減少のなか、広島県では都市部と中山間地域の強化子どもの貧困や格差解消働き方改革などを中心に政策を打っています。

 その起爆剤として、3月~11月に『ひろしま さとやま未来博2017』を展開します。(→こちら)このなかで廃校リノベーションという企画があり、江田島市の旧・沖保育園のリノベーション事業が盛り込まれています。(→こちら

 趣旨としては、建築家 隈研吾氏の監修のもと、若手建築家(東京大学隈研究室他)や地元の人々、県内外の若い世代が協働して廃校リノベーション計画をつくり、実行に移していくというもの。地域で一定の役割を終えた資源(廃校等)を生かしながら、中山間地域の元気づくりに繋げていきます。

 江田島市では2009~2013年(H21~H25の5年間)の人口自然減は209人/年、社会減は322人/年であり、年間約530人の人口減が続いています。(→江田島市人口ビジョン・総合戦略概要版)今後、この傾向は当分続くと思われます。

 しかし、広島・呉に近い地の利を生かし、自然豊かな地域資源を見直し、強みを伸ばしていくことで具体的な定住・移住施策を打って出る。教育・子育て等を中心に、1次産業の強化、光回線を十分に生かす企業誘致、起業家支援など横断的な戦略を展開していくことが、持続可能な町として生き残っていく道であると思います。

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2017年2月16日 (木)

国際化と多文化共生をどう考える?

晴れ

201702161418300001  先日も書きましたが、2月18日(土)に日本語ボランティア講座実践編が開催されます。昨年6月に開催された基礎講座(→H28.6.11)の内容を踏まえ、日本語教室で活動するときの具体的な方法や活動内容について考えていく講座です。

 『国際交流?自分には関係ない?』と思っていらっしゃる方もいるでしょう。

 しかし、日本人同士でも、お互いが理解しているとも思えません。言葉(言語)や文化習慣の違いは、ハッキリしていて気づきやすいものです。

 『多文化共生の時代』といわれる今、国籍を超えた『個人』を基本に地域社会のあり方を考えていかなければなりません。

 結局、国際交流とは、地域のこと、江田島市のこと、そして自分のことを考える一つの切り口だと思います。たとえば、江田島市における『四町融和』もある種の『異文化融合』であり、『国際交流』といえるのではないでしょうか。

201702161414580001_2  さて、第2次総合計画では国際化・多文化共生の推進について左写真のとおり掲載されています。今年2月1日時点で外国人市民は748人であり、人口の3.05%を占めます。

 地域によってばらつきがあり、沖美町では実に8.24%になります。今後、日本人の減少(自然減・社会減)もあいまって、ますます外国人比率が上昇すると推測されます。

201702161413490001 201702161413490002  左は2月1日現在の江田島市全体と各町ごとの外国人市民の数とその比率をグラフ化したものです。因みに、江田島市では平成23年11月1日分からHP(→こちら)で外国人市民の合計数を記載し、平成25年4月分から旧町単位で人数を公開しています。

 日々生活していると、こういった数字の違いも見落としがちであり、各町の比率が1.36%~8.24%と開きがあると、市民の感覚も異なるでしょう。また、国籍も多様になっているため、従来のように漢字・英語が理解できる外国人市民も少数派になってきました。そういった意味では『やさしい日本語』(小学校低学年程度)というものが威力を発揮します。(参考→H27.12.20

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2017年2月15日 (水)

教育の魅力化をどう展開するか

晴れ

H29215_shimanehigh_school  今日の中国新聞から。島根県の教育魅力化に対する意気込みについての記事。全国各地で人口減少を食い止めようと頑張っていますが、島根県は教育で移住・定住へ対象拡大を目指しています。

 島根県のねらいは、子育てのしやすさで、若い世代に県内を移住・定住の地に選んでもらうことにあります。そのための施策として『高校魅力化・活性化事業』を展開しており、現在8校から新たに11校を追加する予定です。

 来年度は高校だけでなく、松江・出雲市を除く17市町村の小中学校や特別支援学校へも対象を広げ、『教育の魅力化事業』を展開する。

 いま、江田島市唯一の高校である県立大柿高校も、この3年間、学校存続のため頑張っており、来年度から定員120人に対し80人以上を目標に『学校の魅力化』に取り組んでいます。(参考→H28.12.16

 市としてもバス定期代補助、公営塾、市外出身者への下宿代補助制度の創設、グランドの芝生化への補助、台湾との交流への支援等をして、存続への協力体制を構築しています。

大柿高校のHPから
  →大柿高校サッカー部保護者会ブログ
  →大柿高校PTA会長のブログ

 広島市・呉市に近い地の利を生かした『ワクワクできる島』づくりの施策として、『教育の充実』は不可欠であり、総合戦略(→PDF)にもあるように江田島市内の校種間(小・中・高・特別支援学校)連携の推進について、子育て世代が魅力を感じる戦略を展開していくことが大切です。

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2017年2月14日 (火)

汚染土浄化施設の説明会

晴れ

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 17時から汚染土浄化施設の説明会が農村環境改善センターで開催されたました。10分前に会場に着いたら180人(マスコミ情報)を超える漁業関係者及び市民が出席していました。以下に私のメモ書きを記します。(不備があればご容赦ください。)
 事業者および全11漁協からの要請で江田島市(市民生活部(環境課))が中立の立場で議事進行を務め、事業者からの説明のあと、質疑応答という形式で約1時間半(市に対する質問は受け付けない)
 広島県の汚染土壌処理施設の設置に関する要綱に基づけば、地域関係者との意見調整(同意)を経て、施設の着工に至る。現在、施設としては80%が完成しているとの説明があった。すでに昨年4月から企業が処分場の整備をしていたということは、意見調整が済んでいることになる。
 ここで『地元関係者』がどの範囲かという疑問が出てくる。『地元調整に関する関係地域の指定』については、広島県が江田島市に照会することになっており、市がどのように県に回答したか、という新たな疑問も出てくる。広島県の指導に基づいて、企業が地元調整(同意を得る)をしているのであれば、手続的には問題ないと思われます。
 2/8の中国新聞記事(→PDF)では、広島県は処理場の「周辺100メートルを関係地域」と設定したとある。(おそらく江田島市の回答に基づく)しかし、処理施設の設置場所である能美金属工業団地(団地の協同組合代表理事は、現在、処理施設を建設予定の企業代表者)は、設立当時から周辺海域に関係する4つの漁協組合との信頼関係に成り立っており、団地内の企業進出や工場新設・増設・撤退等については関係4漁協に事前通知することになっていると聞く。

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このたびの『地元調整』では、4漁協のうち、1組合(沖漁協)にしか説明がなされていない。あとの3漁協は、周辺からの情報を受けて、昨年12月27日に初めて企業から説明を受けている。(企業が施設整備を開始して約9か月後)施設に汚染土を搬入するのも殆どが船舶による海上輸送であり、汚染土から分離されたセメント原料(有害物質含む)も海上輸送を利用します。船が接岸できる桟橋や荷役設備を増設するには、4漁協の同意がなければ難しい。
 仮に、県が許可しても処理施設に汚染土を運び込むための桟橋・荷役設備がなければ、トラックによる搬送しか手段がなく、操業は覚束ないだろう。今日の説明会を見る限り、企業と漁協関係者および住民との信頼関係を構築するには大変厳しい状況であると感じました。

※上の写真は施設予定地について。左は加筆したもので右が事業者からの原図。

(追記)参加者からでた意見の一部
・漁協関係者からは風評被害に対する補償についての質疑あり。設置場所近隣海域は広島県産牡蠣のタネ(稚貝)を採取(採苗)する場所であり、また、イワシ(ちりめん)・ナマコ漁などにも影響があることを認識しているのか、など。
・地元、沖美町住民からは、広島県産ならまだしも、なぜ、関東(東京方面)から汚染土をわざわざ、自然豊かな島に持ってくるのか。

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2017年2月13日 (月)

企業立地奨励条例の変遷

晴れ

 早晩冷え込む日々が続いています。江田島市では産業の振興雇用機会の拡大を図るため、企業立地奨励条例(→PDF)を制定しています。

 条例目的の実効性を担保するため、条件設定など、ここ5年以内に4回の改正を行なっています。直近の改正は平成28年2月(→こちら)であり、その前は平成26年2月(→こちら)の改正です。(→H28とH26の新旧対照表

 二つの改正における対象と適用業種の変更ついて以下に示します。尚、平成28年改正時、条例案を提出する2月定例会前の全員協議会(議会に対する事前説明会)では特定の企業進出(若しくは増設)がターゲットにあるわけではないと説明を受けた記憶があります。

平成26年改正
対象: 【工場等
 ①製造の事業
 ②学術的研究及び試験
 ③宿泊施設
 ④遊園地、ゴルフ場及びマリンレジャー施設
 ⑤その他  特に市の産業振興に寄与すると認められる事業に供する施設

平成28年改正
対象: 【産業施設等
 市の産業の振興に寄与すると認められる事業の用に供する施設等(風俗営業又は性風俗関係特殊営業の用に供する施設を除く)

 平成26年改正条例及び平成28年改正条例の制定後、申請企業の実績があるのか、もしあれば、どのような工場(若しくは産業施設)の新設(若しくは増設)が実行(予定)されたのか気になるところ。人口増加策(定住・移住促進)には、雇用の場の創出は欠かせない要素です。

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2017年2月12日 (日)

三原市ダブル選のゆくえ

晴れ

H29211mihara  今日の中国新聞から。今年4月9日に告示される三原市長選・市議選は現時点ではともに無投票の可能性もあるとの記事。先日、大崎上島町議選のことを書きました。(→H29.1.31地方政治の担い手不足が10万人都市でも表面化していることに驚きも感じます。

 ある市議のコメントとして、『市議だけの報酬では選挙もあって経済的に厳しい。年金制度もなくなった。議員の魅力も薄らいでいる』とある。今後、このような地方議会のニュースは増えてくると思われます。

 一方、『地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書』について全国の地方議会(道県議会も含む→朝日新聞)で賛否両論の議論がありました。広島県議会は昨年9月定例会(→参考ブログ)で、江田島市議会は昨年12月定例会で可決されています。

 尚、意見書であるため、これが実現するかどうか分かりません。何はともあれ、地方議員のなり手不足という問題が深刻になり始めていることに危機感を感じています。

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2017年2月11日 (土)

呉市、近隣3市町と連携して台湾観光客誘致へ

晴れ

H29211_kure_budget 今日の中国新聞から。呉市の来年度(H29)予算案の概要についての記事です。目を引くのが『台湾との連携』です。
 台湾北部の基隆市(Keelung、キールン)との姉妹都市提携(1172万円)が盛り込まれています。基隆港は貿易港であるとともに軍港機能も備えており、呉市と共通するものがあります。また、台湾は『呉(うー)』という名字も多いことも理由の一つのようです。

 産経ニュース(→こちら)によると、呉市は江田島、熊野、坂の近隣3市町と連携し、台湾観光客の本格誘致に乗り出すと発表した。これは呉市が連携中枢都市圏形成にむけた取組みであると思います。(→H28.5.31)江田島市が連携について呉市とどのように具体的な話をしているのか知りたいところ。

 江田島市と台湾について考えてみると、旧海軍兵学校というのもありますが、意外と繋がりがあります。灘尾弘吉・元衆院議長(大柿町大原出身)は、台湾との交流を支援する日華議員懇談会の初代会長(→参考)であり、また、戦前の台北帝国大学で医学を教え、戦後も国立台湾大学教授及び附属病院最高顧問を務められ台湾医学会に貢献した河石九二夫氏(→こちら)もいらっしゃいます。(後に広島大学医学部長、大柿町大原出身)

 今年度は、灘尾基金を活用して大柿高校と台湾の学校の交流を行う計画もありました。(→H29.1.17H29.3.2)また、サイクリングの島として頑張る江田島市であり、2012年5月には台湾の自転車メーカー、ジャイアント社の会長が島内でツーリングを楽しんだこともあります。(→H24.5.11)台湾の方は温泉も好きだと聞いており、コンテンツとしては十分なものがあり、呉市との連携による江田島市としての台湾観光客誘致戦略も立てやすいのではないだろうか。

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2017年2月10日 (金)

日本語ボランティア講座実践編の案内

晴れ

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 広報えたじま2月号から。日本語ボランティア講座実践編開催についての記事です。
 昨年6月に開催された基礎講座(→H28.6.11)の内容を踏まえ、日本語教室で活動するときの具体的な方法や活動内容について考えていく講座です。先日も書きましたが、今年1月1日時点で外国人市民は752人であり、人口の3.05%を占めます。
 今年度、江田島市は文化庁の地域日本語スタートアッププログラムに採択され(→こちら)、3年間で日本語教室を立ち上げることになります。この事業の一環として今回の実践編が開催されます。
 ご興味のある方は、是非とも参加していただければと思っています。今回の講師陣はその道の大家であり、貴重なお話も聞くことができるでしょう。

【実践編の概要】

日時: 2月18日(土) 9時~15時
場所: 市役所4階会議室(大柿町大原)
対象: 市内での日本語ボランティアあるいは外国人市民との交流等に興味のある方
定員: 40~50人程度
講座内容:

第1部 『みんな毎日どんな生活をしているの?みんなの活動範囲を知ろう』
     講師 伊藤 祐郎さん(東京外国語大学大学院教授)

第2部 『一緒にできることって何だろう?活用できるリソースを探そう!』
     講師 結城 恵さん(群馬大学教授)

第3部 『楽しくなくっちゃ続かない!日本語活動を組み立ててみよう!』
     講師 犬飼 康弘さん(ひろしま国際センター講師)

【文化庁HPからの抜粋】

 『「生活者としての外国人」を対象とした日本語教室がこれまで開設されていない地域(以下,「空白地域」という。)となっている地方公共団体に対し,地域日本語教育の専門家を派遣することにより日本語教室の設置に向けた支援を実施し,もって各地に日本語学習環境が整備され,日本語教育の推進が図られることを目的とします。

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2017年2月 9日 (木)

空き家マッチングシステムのデモ版公開

くもりのち晴れ

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 先日ご紹介した江田島市を題材とした『空き家マッチングシステム』。
 開発者がデモ版の公開をしました。(→デモ版)使い方などのマニュアル記事もありますので参考にしてみてください。(→マニュアル
 まだ開発途中であり、いろいろ試行錯誤しながら手直しすることもあるでしょう。使い勝手のいいシステムにしてくことで空き家バンク制度が充実することを願っています。 

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2017年2月 8日 (水)

汚染土処理場の整備計画

晴れのちくもり

201702080734200001 今日の中国新聞から。(→PDF)江田島市沖美町にある能美金属工業団地内(→HP)に汚染土壌処理場建設計画があるという記事。昨年末あたりから一部で騒がしくなっていた案件のようです。

 記事によると、昨年4月から処理場として整備を進めていたとあります。企業は昨年7月に団地内の11社から同意を得て、近隣の沖漁協には昨年3月に説明して『同意を得られた』とある。一方で、沖漁協(組合長)は、『話は聞いたが、建設に賛成したわけではない』と反論している。


 現時点での許認可権を持つ広島県の見解は以下のとおり。
①現状は、地元の合意形成ができていないという認識
②認可の判断は、合意形成ができて以降になる

 一方、地元自治体の江田島市は、『地元住民、漁協の相互理解が不十分であり、もう一度、最初から話し合いを始め、結論を出すべきだ』という見解。

 今回の計画では、処理する汚染土壌は、土壌汚染対策法が定める有害物質25種のうち、水銀とPCB(ポリ塩化ビフェニール)以外の23種という。輸送手段としては、船舶による海上輸送が想定され、水産業が盛んな江田島市(→H27.10.2(牡蠣)H27.10.3(漁業生産高))にとっては大変気になるところ。また、移住先として人気のある沖美町エリアであるため、定住・移住促進に影響が出る可能性もあります。

 今後、企業が漁協関係者等への説明会を開くとあり、動向を注視します。

(参考)汚染土壌の積替保管・海上輸送事業をしている企業
①JFEエンジニアリングのHP→こちら
②JFE環境→こちら

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2017年2月 7日 (火)

空き家マッチングシステムの可能性

くもり

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 年始にお会いした知人からの吉報。(→H29.1.7)江田島市を題材とした『空き家マッチングシステム』のポートフォリオで優秀賞を取ったというもの。(→参考
 彼は江田島市が募集する地域おこし協力隊に魅力を感じていた一人であり、いまも江田島市のことを思い続けている。何かできないかと思って考えついたのが空き家マッチングシステムです。(→参考
 いま交流人口の増加を目指し、最終的には移住・定住に繋げていこうとしている江田島市。一方、空き家問題も深刻であり、約1,500軒もの空き家が存在し、うち約700軒がそのまま住める状態である。こういった状況をブレークスルーするため、江田島市も今年度末に空家対策計画を策定することになっています。(→H28.12.30

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 定住・移住促進と空家対策は切っても切れない関係であり、関係部署の連携とそれに関係する事業者・市民との情報共有とシームレスな共同戦略が求められます。今回の『空き家マッチングシステム』が空き家バンク制度(→市HP)の強力なツールになれば面白い。

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2017年2月 6日 (月)

内航海運と定住促進

晴れ時折雨

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 このたびは、船員を養成する海上技術学校(→参考)の3年生109人(4校)が大成丸に乗船し、航海及び機関の技術研修をしており、航海スケジュールで広島港に一時寄港です。

16427361_1333289116745117_30451534616473690_1333268520080510_835000621 最終的に船乗りとして就職するには、3月に学校を卒業して、さらに9月まで航海訓練をして入社するそうです。船内にある操舵訓練のシミュレーター・システム(右写真)はまるで本当に船を運転しているほどリアルな映像画面でした。

 さて、内航海運業界では長年、船員不足に悩んでいます。一昨年、海上自衛隊の江田島地区基地懇談会で幹部自衛官に、早期退職者が江田島市に定住していただけないものか、お話したことがあります。

 いの一番に、『働く場所がないから難しいのでは。』という答えが返ってきました。内航海運の船員不足についてお話し、江田島市に職がなくても、船員として仕事(雇用ニーズ)は十分あり、相応の収入もあることを伝え、是非とも検討してほしいとお願いしました。(もともと海上自衛官は艦隊勤務になれば、洋上生活であり、民間商船に乗船するのと変わらないという理屈です。)

 同様のことを市役所職員にもお伝えし、海自との意見交換をしてはどうか、と提言しています。私の提案について、その後、どうなったかは分かりませんが、安心して家族が暮らせるまちであることをPRをすることで退職自衛官(家族)の定住・移住も期待できるのではないだろうか。

 もちろんニーズ調査は必要です。海上自衛官にとって江田島は『聖地』だからこそ他地域よりも可能性があるように思います。何はともあれ、人口減少・少子高齢化に苛む江田島市、まだ手付かずの分野であれば、速やかに調査研究のアクションを起こしてはどうだろう。

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2017年2月 5日 (日)

模擬議会@三次市

雨のちくもり

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 今日はNPO法人ひろしま創発塾主催の模擬議会in三次市に参加しました。(参加人数約20人)今年で9回目の模擬議会です。
 今回の議案は『妖怪博物館整備・活用事業』。模擬市長が提案し、会派ごとに修正案をワークショップ形式(WS)で検討。(参考:過去開催→第5回江田島市第6回竹原市第8回大竹市)まず、市長から全員協議会という形式で議会に事業内容が報告がなされ、質疑応答。それから各会派ごとにわかれて検討作業に入ります。

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 午前のWSのあと、議会報告会という形式で各会派から中間報告がなされ、質疑応答。その後、再度WSで中間報告を踏まえて最終案にまとめます。
 いよいよ最後は、本会議です。会派ごとに修正案を提案し、質疑応答を重ねます。その後、討論にうつり、反対討論および賛成討論のあと表決を行います。

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 表決は市長案から内容が離れている順番で行います。今回は修正案3、市長原案の4案となりましたが、最終的に原案に近い修正案が賛成多数で可決されました。
 昨年、選挙権が18歳以上に引き下げられました。こういった模擬議会などを通じて、若い世代に地方自治の仕組などを学べる機会ができればと思っています。

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2017年2月 3日 (金)

行政懇談会の早期実現を

晴れ

201702031647230001 201702031654090001  左は議会だより49号(→H29年2月1日発行)から。12月定例会の一般質問で、酒永・片平両議員が行政懇談会の開催について市長に問いただしています。

 市長答弁では、各種団体から要請があったら、積極的に議論の場に赴き、さまざまな方と前向きな議論を重ねたい、ということである。また、総務部長からは、市民懇談会の実現に向けて制度設計を考える、という前向きな答弁があります。

 かつて田中市長の2期目スタート時に、市民との対話について質問しましたが、後ろ向きの発言(→一般質問始まるH20.12.24)であり、結局、開催されませんでした。やはり、市政を運営していく上では、『透明性』と『対話』が大前提であり、市民との信頼関係があってこその『協働のまちづくり』であると思います。(→批判からは何も生まれないH28.12.6)行政懇談会等の早期開催に期待したい。

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2017年2月 2日 (木)

農地取得の下限面積

晴れ

201702030750230001_2 1月26日の中国新聞から。農地取得に関する下限面積に関する記事です。農地の売買や貸し借りする際の最低面積(下限面積)は農地法で定められていますが、地域の実情に応じて農業委員会が変更できることになっています。(法では北海道を除き50アール)

 江田島市の下限面積は全域20アール(2000㎡)。広島県内の23市町のうち、19市町が全域か一部で下限面積10アールとしているようです。耕作放棄地が増える中、また、新規就農を促すためともいえますが、記事には農業だけで生活できるには一定の面積も必要との意見もあります。

 いま江田島市も耕作放棄地対策に力を入れています。地域固有の産物、商品開発・就農など、いろいろと戦略を練っています。オリーブ栽培やキュウリ・花等の新規就農制度(→参考市HP)もそのひとつ。それぞれに磨きをかけながら、恵み多き島を生かす農業政策をどんどん推進していきましょう。

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2017年2月 1日 (水)

押し寄せる漂着ごみ

晴れ

201702020740500001 いよいよ今日から2月がスタートしました。左は今日の中国新聞から。『海に聞く 瀬戸内海再生』として特集記事が連載されています。ただいま第2部小さな脅威に入っています。

 江田島市は全国第2位の牡蠣生産地です。季節によって量は違いますが、島のいたるところに漂着ごみが押し寄せてきます。

 特に目立つのが発泡スチロール、プラスチックパイプ、ペットボトルなど。市としても2011年(→H23.7.6中国新聞記事PDF)には漂着発泡スチロール対策を試みましたが解決には至っていないのが現状です。

 毎年、漁協組合を中心に7月には海岸掃除、また、幹部候補生学校もボランティアで長瀬海岸の清掃活動もしていただいておりますが追いつきません。

 海は世界にも繋がっており、こういったゴミが国際的な問題にもなっています。まずは、漂着ごみについて、一度、考えてみることも大切なことです。

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