H29年度予算案 明らかに、そして概要を公開
くもり
今日の新聞から。江田島市の平成29年度予算案が発表されました。最も重視すべき課題である「人口減少」の改善を図り、住む人も、訪れる人も「『ワクワクできる島』えたじま」づくりに向けた3つの挑戦として、「しごとの創出」「子育てしやすい環境づくり」「健康寿命の延伸」を重点テーマとし、予算に折り込んでいます。
一般会計158億円は合併直後に続いての大型予算となりました。投資的経費として、「認定こども園えたじま」建設(6億9300万円)、消防庁舎建設事業(1億4500万円)などの大型案件が計上されています。市税収入は0.5%減の25億1500万円を見込む。
9特別、2企業会計を加えた当初予算案の総額は282億6400万円になります。尚、プライマリーバランス(基礎的財政収支)は4億1300万円の赤字。(2年連続赤字)
明岳市長が初めて編成した予算案では、市長選の公約の一部を盛り込んだ積極型となっています。(通学定期代の補助、奨学金利用者の返金一部支援、6次産業化対策事業など)
年間500人ペースで進む人口減少の減速を課題に掲げ、待ったなしの状況の中で、財政調整基金の約1割を取り崩すことに「今、この時しかない」と、(市民に)理解を求める。
今回の予算案から市も情報公開に積極的になりました。左はHPで公開されている『平成29年当初予算案の概要』の表紙です。
これまで市議会に対してはノモクロの概要書を定例会前に事前配布・説明していましたが、今回はカラー刷りのPDFをHPに公開するという画期的な試みです。新聞では書ききれない内容ですので、ぜひ、ご覧ください。(→HP)
先日、『予算編成過程と事務事業評価』(→H29.1.19)について書きましたが、予算編成過程もHPで公開し、江田島市が第3次行財政改革で取り組む事務事業評価シート(→PDF)とリンクさせる形で検討することも今後の課題です。
もちろん、決算審査(主要事業の成果と課題)にも事務事業評価シートを利用することで、PDCAサイクルをうまく回す手法を検討してほしい。H29年度予算案の概要を熟読しながら、明日以降、記事を書いていきたいと思います。
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