広島県の地域振興策2017
雨のちくもり
中国新聞では2017年度広島県予算についての特集が組まれています。全国的な人口減少のなか、広島県では都市部と中山間地域の強化、子どもの貧困や格差解消、働き方改革などを中心に政策を打っています。
その起爆剤として、3月~11月に『ひろしま さとやま未来博2017』を展開します。(→こちら)このなかで廃校リノベーションという企画があり、江田島市の旧・沖保育園のリノベーション事業が盛り込まれています。(→こちら)
趣旨としては、建築家 隈研吾氏の監修のもと、若手建築家(東京大学隈研究室他)や地元の人々、県内外の若い世代が協働して廃校リノベーション計画をつくり、実行に移していくというもの。地域で一定の役割を終えた資源(廃校等)を生かしながら、中山間地域の元気づくりに繋げていきます。
江田島市では2009~2013年(H21~H25の5年間)の人口自然減は209人/年、社会減は322人/年であり、年間約530人の人口減が続いています。(→江田島市人口ビジョン・総合戦略概要版)今後、この傾向は当分続くと思われます。
しかし、広島・呉に近い地の利を生かし、自然豊かな地域資源を見直し、強みを伸ばしていくことで具体的な定住・移住施策を打って出る。教育・子育て等を中心に、1次産業の強化、光回線を十分に生かす企業誘致、起業家支援など横断的な戦略を展開していくことが、持続可能な町として生き残っていく道であると思います。
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