オリーブ振興計画
晴れ
昨年11月に江田島市オリーブ振興計画が策定されました。期間は平成28年度から平成36年度までの9ヵ年度となっています。(→市HP)前期4年(平成31年度)を折り返しとして、中間見直しが行われます。
平成22年度からスタートしたオリーブの島構想。農業従事者の高齢化や担い手不足などによる耕作放棄地に対する農業振興策の一つとし、「オリーブ」を新たな品目として位置付け、耕作放棄地の解消策として栽培を進めるほか、収穫物を活用した6次産業化を図ることを目的としています。
これまでの実績として、平成27年度までに植栽面積24.6ha(うち耕作放棄地15.3ha)、本数12,661本、収穫は平成27年度で3,400kg、搾油量290リットルまで伸びました。市が造成した深江地区オリーブ園(→参考HP)では、平成26年度時点で2,444本が植えられております。
振興計画にある基本的な方向性は、①育てる(植える、実らせる)、②加工する(搾る、商品化)、③売る(販売、売り込む)、④使う(食卓で使う、地域で使う)という項目で、施策の展開方向と主な取り組みが取りまとめられています。
左写真にある推進体制に基づいて、本計画が目標に向かって江田島オリーブの躍進に繋がることを期待しています。そのためには関係機関・団体との連携強化とPDCAサイクルをどう回していくか、ということにかかっているのではないでしょうか。(事務事業評価という手法の確立)
参考までに、江田島産をPRする施策について(1)港や道路など玄関口でのPRは既に中町港、小用港(モデル園)に植樹されており、(2)ランドマークとなる古木の植栽は江南交差点で実施しています。(→H28.12.26)
左はオリーブ公園のイメージ図(なんとなく、沖美町の鹿田公園に見えます)。市としては、オリーブ栽培を観光事業と位置づけ、オリーブを利用した観光農園や食農体験ができる拠点整備を推進することを目標にしています。オリーブだけでなく、花(主要産業の一つ)も含めての公園になれば面白いと思っています。
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