定住促進、あれこれ
晴れ
全国の自治体ではいろいろな工夫を凝らして定住促進を進めています。そのひとつに島根県浜田市の介護人材確保のためのシングルペアレントの受入れ(モデル)事業があります。平成27年度から始まったこの事業、市外のひとり親家庭を対象に、市内の介護施設で親が働くことを条件に支援するというもの。支援内容は左写真の通りです。
昨年、江田島市内の介護施設を訪問した際、介護職が不足気味であるというお話と、上述の浜田市の例をお聞きしました。なるほど、都会で暮らすシングルペアレントには、待機児童等の問題もあり、また、生活支援(中古車の提供や家賃補助などの手厚い支援)は魅力的であり、一方で、自治体にとっては定住促進(人口増加)という互いのメリットがマッチングする仕組みとも思いました。
しかし、現実には厳しい状況であることもわかりました。募集時点では順調に応募があり、スタートしましたが、時間が経つにつれて辞退する人も出てきたという。(→こちら)浜田市では、研修生が介護職の仕事内容などを十分に理解しないまま研修を始めてしまったことや、市側が研修生の家庭の事情や希望を十分にくみ取れていなかったためと原因分析している。
新しい試みを行うことは大切なこと。試行錯誤を重ねながら目標設定し、どうすれば目標を実現できるか、継続していくことこそ新たな未来が待っていると思います。時には軌道修正をし、もちろん、勇気ある撤退も時には必要。人口減少社会に突入し、全国の自治体が定住促進という分野で、いろいろなアイデアを出して取り組んでいます。江田島市だから住んでみたい、と思わせる施策について、皆でアイデアを出しながら、実践していく環境になればと思います。
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