雨
午前中は12月定例会の初日を傍聴しました。傍聴者は新聞社1社を含めて約30人。殆どが新市長の支援者であり、所信表明を終えた時点で数名、その後の休憩時間で多くが議場を後にされ、午前の会議終了時点ではマスコミ含め6人が残る。
市長所信表明ですが、議員及び関係者には読み原稿が事前に配布されます。これは当初予算における市長の施政方針もそうであり、私は一時期から原稿をブログで公開させていただきました。議会で発言した後は、市民に全容を知っていただこうという考え方です(情報公開)。(参考→H27年度市長施政方針、H28年度市長施政方針)
諸般の報告で、市長から江田島バスの第29期事業報告書について報告がありました。この報告書も議員及び関係者には配布されます。平成27年10月1日から平成28年9月末までの会計年度(9月決算)では、1,367万円の黒字です。しかし、市等からの諸々の補助制度があるため黒字ですが、実質的には赤字(営業赤字)であり、収益構造については、市民の皆さまに知っていただかなければなりません。(→H28.4.5)
第3次行財政改革実施計画において第三セクターに関する「財務諸表・経営状況の市民への公開」が目標とある以上、事業報告書は速やかに公開すべきであり、『透明性』のまちづくりの第一歩です。(→H28.2.10、第28期事業報告書)
【市長所信表明】
メモした限りでの内容(要旨)を記します。(読み原稿を入手できれば良いのですが...。) 左写真は12/14の中国新聞からで、あとからの添付です。
○市長選で多くの市民の信任を得て当選した。市政への大きな期待を受け、これからの人生をかけて『ワクワクできる島、えたじま』を目指す。
○合併してより第1次総合計画、第2次総合計画を策定し、取り組んでいる。これまでの市政運営において、歴代市長、議会、市民に敬意を表する。『熱意』、『誠意』、『創意』を基本として、『ワクワクできる島、えたじま』に向けて取り組む。
○少子高齢化対策として、重点的に取り組む3本柱
1.雇用の創出(仕事を作る)
カキ、地魚、ミカン(柑橘類)等の6次産業化、宿泊施設の建設、学校跡地への企業誘致
2.子育て環境(子育ての負担軽減に力を入れる)
遊具・駐車場を完備した子育て支援センター等の整備
奨学金返還免除制度、高校生の通学補助(→H28.12.9)
※子育て支援センター等については、新規ではなく、既に予定されてます。今年1月の第1回全員協議会(→H28.1.21)で、旧・江田島小学校跡地を財務省から購入し、「文教・福祉 交流ゾーン」と位置づけ、認定こども園・子育て支援センター並びに世代間交流用の多目的用地として活用する計画であると報告がありました。諸条件が整えば平成28年12月を目処に土地取得について議案を提出する予定とあったので、まもなくではないでしょうか。
3.健康寿命の延伸
ふれあいサロン、サークル支援
人工芝グランドの整備
※私が昨年から提言(→会報24号)していることで、是非、実現してほしい。
→財源編(H27.6.19)
→施設編(H27.6.19)
シルバー人材センターの支援(?)
地域包括ケアの推進
○取り組み対する2つの考え方
1.江田島市にとって何が最善かを唯一の判断基準とする。
2.職員の役割は、市民の喜びを増やし、悲しみを減らすこと。自覚を持って全力で挑戦してほしい。
○施策等の詳細については、平成29年度当初予算における施政方針で明らかに。
以上ですが、議会だより(平成29年2月1日発行)や議事録(3ヶ月後に公開?)で内容を確認してください。尚、市長の選挙公約についてまとめた記事もご参照ください。(→H28.12.7)
その後の議案審議ですが、2議案について書き留めます。
議案72号 江田島市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案について
人事院勧告にともなって、一般職の職員の給与に関する条例の一部改正に連動し、議員の期末手当(ボーナス)を0.1ヶ月増額するもの。
中下議員の反対討論のあと、酒長議員の賛成討論を経て、賛成多数で可決。討論概要については、議会だより(平成29年2月1日発行)をご参照ください。
議案75号 公の施設の指定管理者の指定について
シーサイド温泉のうみ・サンビーチおきみの指定管理者を休暇村サービスに指定するもの。(→H28.11.30) 片平議員から質疑がありました。(要旨)
Q. 能美海上ロッジが休館するため、3施設から2施設になるが、なぜ、指定管理料は約1,000万円と変わらないのか。
A. 収支の比較的良かったロッジがくなり、より赤字が拡大する可能性がある。
Q. 指定期間が5年から2年になるのは?
A. (市長所信表明にある)新たな施設建設計画があるため。
※田中・前市長からは、10月の全員協議会で、今年度中に民間宿泊施設誘致のための制度整備(要項など)をすると報告がありました。一部議員から、市で建設して公設民営化の手法でどうかという質問がありましたが、市長からは、市が建設すると手続き等(基本設計・実施設計など含め)で4~5年かかるが、民間だと半分の期間で可能とのコメントもありました。(→H28.10.14、H28.8.24)
※12月定例会1日目の日程等は続きをクリックしてください。
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