シーサイド温泉・サンビーチの指定管理候補者決まる
晴れ
11月も今日で終わりです。能美海上ロッジは来年3月末で休館ですが、その他の施設については来年4月からの指定管理者について事業者選定がありました。選定委員会で以下の事業者を候補者として選定し、12月定例会で議会の議決を得ることになりました。(→募集要項、選定結果)
【指定管理者の候補者】
名 称 株式会社休暇村サービス
所在地 東京都台東区上野7-6-5 上野KYビル5階
代表者 代表取締役社長 田邉 文隆
尚、募集要項に記載されていたこと等、私たち市民が知っておきたい点を以下の通り掲載します。今後の市政や議会の動きをチェックするときの参考になればと思います。
①指定期間 平成29年4月1日から平成31年3月31日まで(2年)
※これまで5年間という期間を、今回は2年に区切りました。おそらく、能美海上ロッジの建替え等の時期を勘案したものと思われます。12月定例会で議会側からも期間についての質問があるでしょう。もしくは11月24日の臨時議会後の全員協議会で報告・質疑があったかもしれません。お知り合いの議員に聞いてみるのもいいでしょう。
②指定管理料の取扱い
指定管理業務に係る対価として,指定管理料を年額 10,286,000 円(消費税及び地方消費税を含む)を上限とし,会計年度(4 月 1 日から翌年 3 月 31 日まで)を基準と して,四半期毎に支払うものとする。
※これまで3施設での指定管理料が約1,000万円。(→H21.4.24)このたび2施設になっても同様の金額であることについて議会はどう判断するのか。また、『上限』とするということは、満額なのか、それとも支払額に幅があるのか、議会はどう質疑する(した)のか、気になるところ。
③ 収益に関する取扱い
本業務の運営により総収益(営業収入と営業外収入の合計額から,営業費用及び営 業外費用を控除した額)が発生した場合は,その収益金額の 2 分の1相当額を江田島市に納付するものとする。
※平成21年9月から指定管理制度を利用しています。初年度(H21.9~H22.3の7ヶ月)は約1,500万円の黒字により、735万6千円が市に納付されました。市が指定管理料として584万円を支払っていたので実質151万6千円のプラス。(→H22.6.4)それ以降は、赤字が続いて納付実績はなし。
※下記のモニタリングチェックにも絡んできますが、指定管理料(税金)を支払う以上、黒字であろうが、赤字であろうが、指定管理業務(本業務)の運営収支は公表すべきであると考えます。宝塚市が参考になると思います。2月定例会の一般質問時に提言しております。→宝塚市立温泉利用施設(ナチュールスパ宝塚)
※江田島市は現在、第3次行財政改革(H27~H31)を推進しています。指定管理者制度等については、2月定例会で質問したように、運用方針・モニタリングチェックなどを早急に実施することが必要。(→創新No.27)過去ブログ(→H28.1.5)でも掲載しており、3月23日に開催されたH27年度第2回行財政改革審議会(→議事録)においても言及させていただいております。(→H28.3.23)
④審査委員について
このたびは外部審査委員2名を含む選定委員会で審査され、かつ、結果が公表されました。このことについては評価できます。
外部委員及び結果公表等については、平成26年の市営船の指定管理者移行について、交通問題調査特別委員会が提言して導入されたことにより始まったということを知っておいていただければと思います。(→H26.4.25、H26.8.19)
⑤サンビーチおきみ
この施設は旧・沖美町時代に建設されたものを江田島市が引き継いでおり、山村振興等農林漁業施設として条例(設置・管理)で決められております。参考までに、次の条文を掲載します。
江田島市山村振興等農林漁業施設設置及び管理条例
(設置) 第1条 地域にある美しい自然,伝統文化や多様な農林漁業生産活動を生かし,就業機会の確保を図り,都市住民等の農村滞在型余暇活動を促進し,農林漁業及び関連産業の振興を図るため,江田島市山村振興等農林漁業施設(以下「施設」という。)を設置する。
(事業) 第3条 施設においては,次に掲げる事業を行う。
(1) 都市との交流を深める事業及びその事業を行うための場所の提供
(2) 地域特産品及び加工品の販売のための場所の提供
(3) 前2号に掲げるもののほか,目的を達成するために必要な事業
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