バス路線について考える
くもり時々晴れ
今日の呉中央桟橋から。小用港からきたフェリーとその沖には松山行きフェリーが航行しています。
昨日の雨のおかげで対岸の江田島がくっきりと見渡せます。穏やかな瀬戸内の景色をもっとPRしなければ。
3月に江田島市が「地域公共交通網形成計画」を策定しました。(→市HP)パブリックコメントで「循環バスの検討」を意見提出しましたが、市の対応は「貴重なご意見を頂いております。頂いたご意見の趣旨を踏まえ、必要な検討を経たのちに、実施すべき関連施策の推進に取り組みます。」ということである。3月18日に開催された平成27年度第5回江田島市公共井交通協議会においても委員から同様の意見が出ました。残念ながら前向きな回答はありませんでした。
今年8月には市役所が大柿分庁舎へ移転し、また、大谷リハビリテーション病院が能美町中町に病院建設をしています。(移転時期は不知)確実に人の流れが変わります。
左は江田島バス㈱の直近3か年の収支状況です。市等からの補助金は毎年6~7千万円。また、スクールバス運行受託で教育委員会から2,500万円/年の収入があります。利用者数が少ない中、ニーズ調査も兼ねて、まずは社会実験から取り組んでみる価値はあると思います。是非とも検討してもらいたい。(循環バスの検討を→H28.2.6)
また、現在は第三セクターですが江田島市(企業局含めて)が約98%の株主であり、直営に近い。(→こちら)両備グループ代表の小嶋光信氏の持論である地方都市における公共交通の生き残り策の選択肢として「公設民営(民託)」(→こちら)も視野に入れるべきであろう。第三セクターでは責任の所在が不明確になるという悩ましい問題(→参考文献)もあり、公設民営の手法が解決への近道ではないだろうか。
(参考)
広島市の循環バス運行社会実験→こちら
緑井まちづくり循環バス(広島市安佐北区)→こちら
秋田県大仙市の循環バス→こちら
鳥取県米子市循環バス→こちら
鳥取市循環バス→こちら
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