基金の整理も必要
晴れ
3月も折り返し、いよいよ平成27年度も残すところわずかとなりました。市役所も部課長級の異動内示があり、また、組織改革も新聞で公表され、新年度に向けての準備段階に入りました。
左は平成26年度決算の基金推移について纏めたもの。江田島市には財政調整的なもの(財政調整基金、減債基金)や特定目的基金、国保・介護保険関係など23の基金(貯金)があります。
このなかで「ふるさと市町村圏振興基金」というものがあります。平成26年度決算時点で2億1,064万円の残高。調べてみると、旧自治省(現総務省)が1989年(平成1)、「ふるさと創生」を掲げて創設。参加市町村の出資金と都道府県の助成金で5億〜20億円規模とし、運用益を地場産業振興や文化振興などに充てるものとなっている。
広島県では平成18年度に広域行政圏及びふるさと市町村圏の廃止の方向性が出されて、江田島市と呉市で構成する呉広域市町村圏も廃止されました。平成20年に出された総務省の事務連絡「ふるさと市町村圏基金の取扱いについて」では、以下の通りです。
①ふるさと市町村圏基金については、広域行政機構および構成市町村の事業実施に必要な限度において、取り崩しができること。
②基金の造成に際して起債を行っている場合には、未償還額を除いた額の範囲内で取り崩しができること。
③市町村合併に伴いふるさと市町村圏が消滅し、又はその圏域が変更となった場合において、新たに設置された同種の基金の取扱いについても、同様とする。
合併して12年目の半ばにさしかかる江田島市です。第3次行財政改革・実施計画の2年目となる来年度には基金等についての整理も必要です。
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