H28予算委(総務分科会) その1
くもり一時小雪
夜になって一段と冷え込んでおり、江田島市の南部に位置する大柿町でも小雪がちらついています。今日は予算審査特別委員会の総務分科会が開催されました。まず初めに消防本部に関する一般会計予算案から審議。
左は消防本部の新規事業のひとつ。消防力適正配置等調査事業として480万円計上されています。本年度、消防本部庁舎の耐震第二次診断で耐震基準のIs値が0.34と基準値0.9を大幅に下回わったことが報告されました。
これにより耐震化ではなく、建替えを念頭に江田島市全域を勘案した消防施設整備の在り方について検討します。(→第1回全員協議会(4))
江田島市人口ビジョンが示す将来人口、第2次総合計画・総合戦略及び市財政計画や中枢連携都市圏制度等も踏まえ、消防の広域化も選択肢の一つとして検討するよう要望しました。
消防本部のあと総務部・企画部・危機管理監・会計・監査事務局が所管する一般会計予算案について執行部の説明後、質疑がなされました。
左は総務課の新規事業として「暮らしのガイドブック外国語版」リニューアル事業で131万円を計上。平成23年度作成したものを作り直します。前回は英語・中国語・タガログ語(フィリピン国籍用)を作成したが、今回は英語・中国語・やさしい日本語の3パターンを作成する予定。
現在、人権推進課で取り組んでいる「やさしい日本語教室」での成果を取り入れるとのこと。(→第1回、第2回、第3回)単に窓口をお知らせするのではなく、外国人市民に行政サービスの制度説明も含めたものにするようお願いしました。(例えば、年金制度、国保制度、出生届、火葬制度など)
11月に参加した多文化共生ワークショップでも南米系の移住者が同様のことを言っていました。一つヒントになるガイドブックとして東広島市が参考になることも担当課に伝えております。(→東広島市HP、英語版、中国語版)
左は会計課の新規事業としてトータル収納サービス導入事業。納付された税等の収入金の情報の一括電子データ化を外部委託(広島銀行)することにより収納事務の効率化を図る。
費用対効果については720万円かかっていたものが導入により530万円になるというが、税に関する消込作業のみであり、導入後の会計課全体の業務効率化につながるか注視しなければならない。導入時期は平成29年1月を予定している。
その他について以下に概略を記します。(全て網羅されていないことをご了承ください。)尚、明日の分科会2日目で付託された予算案について採決及び付帯意見を取り纏めます。
【防災情報監視システム事業】 679万円
雨量計4箇所、海面監視カメラ1箇所及び河川監視カメラ1箇所を設置し、防災監視システムとして運用。
【地域おこし協力隊事業】 1,891万円
5名予定(→こちら)のうち県立大柿高校魅力アップ支援員以外は決定。欠員については2次募集をかける予定。HP、ブログ、Facebook等による情報発信も行われる予定。協力隊員が孤立化しないためのフォロー体制構築を要望。
【公金管理運営協議会】
マイナス金利等、経済情勢を見据えた基金運用方針や協議会運営をお願いしました。会計課内で基金運用等の職員スキルアップについて派遣制度も含めた意見交換(検討)があったことの報告あり。
【恵み多き島マーケティング事業→こちら】 432万円
非常勤特別職員の呼称は予算書で見ると地方創生参与。報酬は240万円を計上しており月額20万円を見込む。産業建設分科会でもお願いしたが、商工観光・農林水産の振興ビジョン策定等にも積極的に取り組んでいただきたい。
また、大柿高校の魅力アップ支援、総合戦略のPDCAシステム構築においてもマーケティングに長けた地方創生参与のノウハウを活用することを要望。
【ふるさと納税特産品】
今年度商品化した江田島産オリーブオイル(→こちら)。特産品としてラインナップできるよう企業への働きかけを要望。
【生活航路対策事業補助金】 3,150万円(H27年度2,671万円)
三高航路の赤字補てん。広島県が1/2、残りの1/2を江田島市と広島市が負担する。江田島:広島=68:32の割合。(昨年は70:30)
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