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2016年1月 7日 (木)

カワウ対策の動き

晴れ時々くもり

10286806_951237978283568_1768797674 左は今日の中国新聞から。(→PDF)カワウが急増して食害が深刻化しているという記事。広島県の調査によると江田島市内では大柿町引島が集団営巣地(コロニー)やねぐらとして確認されており、生息数は50羽というレポートになっています。

 県では農林水産局水産課が中心となってカワウ対策協議会を設置し、県内の関係機関が連携して、基本的な知識や取組み実施情報の共有化を図り、対策を実施することによってカワウとの共存を図ることを目指しています。

 江田島市においても放流稚魚、定置網などで食害を受けています。市としては鳥獣被害防止計画を策定して対策を講じています。(→こちら)これまでの捕獲数は以下の通りです。(平成21年度から主要施策の成果に関する報告書に記載。)

年度 捕獲数
平成21年度  14
平成22年度  22
平成23年度  63
平成24年度 155
平成25年度 124
平成26年度 124

 小さな自治体として対応するには限界があります。鳥は空を飛んで自由に移動できます。昨日まで広島市や廿日市市管轄エリアにいたのに今日は江田島市、そして明日は呉市へ渡ることも。もしかしたら、その後は山口県や愛媛県で漁をしているかもしれません。

 少なくとも都道府県単位で対策を考えなければならない。そういった意味で広島県の担当部署の仕事振りに期待しています。

 尚、環境省が平成25年(2013)に特定鳥獣保護管理計画作成のためのガイドライン及び保護管理の手引き(カワウ編)を作成しています。(→こちら)また手引きを読む前の基礎知識としてのパンフレットもあります。(→こちら
※環境省→「カワウの保護管理ポータルサイト

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