H27年度第1回江田島市「やさしい日本語教室」
晴れのちくもり
午前中は大柿公民館で開催された第1回江田島市「やさしい日本語教室」に参加しました。(市職員も含めて約20人の参加者)
12月1日現在の江田島市の人口は25,190人、うち外国人は666人で2.6%を占めます。つまり1000人に26人が外国人市民ということになります。
今日は公益財団法人ひろしま国際センター 日本語常勤講師の犬飼康弘先生を講師として「やさしい日本語」についてワークショップ形式も取り入れながら学びました。冒頭では、江田島市・広島県の外国人居住者についての○×クイズがありました。さて、みなさん、どうでしょうか?答えは、この記事の一番下にある<続きを読む>をクリックしてください。
①江田島市に多いのは、中国・フィリピン出身の人である。
②江田島市の外国人数は、江田島市の公立中学生数より多い。
③広島県内の外国人の70%以上が日本語学習の経験がある。
今回の題材として、「災害対策としての やさしい日本語」の紹介もありました。阪神大震災や東日本大震災でわかったことですが、災害時の外国人に対する情報が半日遅れであったいう。防災行政無線でも外国人にも分かりやすい日本語での放送や紙媒体としての配布物もやさしい日本語表記であったら大難が小難になります。「やさしい日本語」にする方法としては、①難しい単語を避け、簡単な言葉を使う、②重要な用語はやさしい日本語を加える。
・余震 → 余震<あとで 来る 地震>
・避難所→ 避難所<みんなが 逃げるところ>
・高台 → 高台<高い 場所>
・津波 → 津波<とても 高い 波>
災害関係の他に、ゴミ出し、市役所での転入手続きなど、様々な事例紹介がありました。大人が小学校低学年や保育園児に話すように、難しい言葉をやさしく、理解できる言葉に置き換えることから始めてみることだと学びました。最後に「日本語教室」の機能として、以下のことが挙げられます。いかにして【場】を創造するか、が大切です。
①居場所 : そこにいたい、いて楽しい、ありのままの自分でいられる
②交流 : 情報交換の場、地域活動への入り口
③地域参加 : 交流の結果としての地域(イベント)参加、教室の出口
④国際理解 : 多様性の存在を認める場、私たちも学ぶ場
⑤日本語学習:お互いにコミュニケーションの仕方を学ぶ場
(参考)弘前大学HP→こちら
答えはすべて○。
①中国が1/2、フィリピンが1/4の割合。
②平成27度の江田島市内4中学校の全生徒数は456人。
③県内の外国人は、一般永住者・特別永住者が約半数。留学生や技能実習生を合わせると70%を超えます。つまり、何らかの形で日本語学習をした外国人は70%以上。
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