H27年9月定例会の一般質問
晴れ
9月定例会の一般質問について「議会だより」原稿を作成いるところです。録音CDを聴きながら文字おこしをしています。
分量が多いため再質問・再答弁を省略し、市長の当初答弁(文書で頂く)をもとに簡略したものを以下に記します。ここから「議会だより」掲載の為、更に600字に纏めなければなりません。
本当は音声を公開したいところです。文字にしたり、簡略表現にしてしまうと良い意味でも悪い意味でも議員と市役所とのやり取りの微妙なニュアンスが伝わりません。そういった意味では、是非、議会を傍聴してください。
広島県内の14市で唯一、議会中継(録画含む)していないのが江田島市となりました。(→過去記事)
(1)地域おこし協力隊募集の進捗状況について
【胡子】平成26年12月定例会(→こちら)で、早ければ本年度後半には募集にたどりつけたいとの回答であったが現在の進捗状況を伺う。
【市長】5月から7月にかけて各自治会や市役所内部及び外部団体を対象に制度説明を実施し、オリーブの振興や定住促進事業、大柿高校の魅力づくりなど6件の活用希望がありました。事業内容や協力隊員の必要性を十分に精査し、12月の募集開始に向けて準備を進めます。
(2)外国人市民支援事業について
【胡子】平成27年9月1日現在で外国人市民は555人で、人口の2.2%を占めます。第2次総合計画・実施計画にある国際化・多文化共生の推進、日本語教室の開設や外国語通訳の設置等を早急に進める必要があるが市はどう考えているか。
また、市長部局及び教育委員会も含め全庁横断的に外国人支援事業について取り組む必要があると思うが。
【市長】スポーツ交流会、食文化交流会(→第1回、第2回)などの交流活動やゴミ出しカレンダー、防災情報(→こちら)など行政情報の多言語化に取り組んでいます。
日本語教室は今秋の開校に向けて準備を進めています。また外国語通訳の設置の必要性については十分認識しています。相談窓口支援や医療機関への派遣、各種パンフレットの翻訳など、外国人市民の支援ニーズの把握と合わせて検討します。
全庁横断的な取組については副市長を本部長として部局間の情報共有を図り、効率的な施策推進に努めます。
(3)総合戦略にかかる「江田島市への新しい人の流れをつくる」ことについて
①定住促進の検証について
【胡子】平成19年度から取り組んでいる定住促進事業により平成26年度までに105世帯、229人が江田島市に移住されている。今年3月の中国新聞記事(→こちら)では移住者の5割にとどまる50歳以下の定住促進に力を入れたいとあったが総合戦略にどのような方策を考えているか。
【市長】定住後のサポートや検証のため行っている移住者交流会の声を踏まえて議論を進めています。子育て世代を中心に組織した庁内定住プロジェクトチームの検討結果を施策に反映していくことにより、若い世代の定住促進に努めます。
②職員の市内居住促進について(→趣旨)
【胡子】職員採用試験受験案内に採用後は市内居住できる者と条件を付す検討はできないか。(※県内では竹原市が条件を付している。→PDF)
【市長】これまで新規採用職員は採用時に江田島市内を現住所としています。今後も特に居住条件を付すことなく、広く募集を行いたいと考えています。
【胡子】将来を見据え、職員服務規程に市内居住の規定を設けることを再検討(→こちら )し、市内居住の奨励策も検討できないか。
【市長】憲法の「居住、移転及び職業選択の自由」や地方公務員法の平等取扱の原則から難しいと考えます。職員の市内居住については粘り強く呼びかけてまいります。
③交流人口の増加策について
【胡子】総観光客数100万人(→こちら)を目標とするには宿泊施設の整備も重要施策。今年3月に江田島市国民宿舎能美海上ロッジ等検討委員会が提言書(→こちら)を取り纏めたが整備計画の検討作業の進捗状況は。
【市長】宿泊施設を公設で建設するには多額の費用を要し、税金の投入が必要であり、運営にあたっては、現実的な事業収支予測を把握する必要があります。
これまで3回の内部会議を開催し、庁内検討組織の構成や検討スケジュール、整備手法のまとめ方等について検討を進めています。整備方針を判断するには能美海上ロッジ等3施設事業評価報告書の詳細な補完調査・分析とリサーチをする必要があります。
本年度に、まずこの調査などを実施し、来年度中には、公設での宿泊施設整備の必要性の判断を含め、結論を出したいと考えています。
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