第1回江田島市まち・ひと・しごと創生有識者会議
雨のちくもり
午後から第1回江田島市まち・ひと・しごと創生有識者会議を傍聴しました。今年度中に江田島市版の人口ビジョンおよび総合戦略を策定するにあたっての会議です。(参考→過去ブログ)
広島県立大学の市村匠教授(地域連携センター長、経営情報学科)を座長とし、委員12名の委員で構成されています。(事務局:企画振興課)メンバーは市自治会連合会、市PTA連合会、認定こども園保護者会、田舎暮らしを楽しもう会、商工会、観光協会、農業委員会、漁業振興協議会、市金融懇談会、呉公共職業安定所(ハローワーク呉)、県子育て少子化対策課、県CCMO(県政コミュニケーション・マーケティング総括監)。
傍聴者は議員3名、報道機関1名を含む11名。本日の協議事項は以下のとおり。
①まち・ひと・しごと創生法の概要等について
②第2次江田島市総合計画の概要等について
③地方人口ビジョン及び地方版総合戦略の検討体制等について
市役所の外部としてはこのたびの有識者会議が推進組織。構成する委員として、国が推奨しているのは住民代表および産業、行政、大学、金融、労働、メディアのいわゆる、産官学金労言。江田島市の場合は、PTA・こども園保護者会、移住者の会、県CCMOをメンバーとしているのが特色。一方、市役所の内部として市長を本部長とした組織を編成しています。
※PDCAサイクルの確立として外部識者を含む検証機関の設置及び客観的な検証の実施についてはもう少し時間がかかると思います。
④江田島市人口ビジョン・江田島市総合戦略のたたき台について
委員からの意見概略は以下のとおり。傍聴者には資料配布がなされていないので細かい点はご容赦ください。(一部、私の解釈で書いているかもしれません。)
・移住して13年になるが江田島市全体で認識(危機感)が薄い。住民はもちろん、行政も危機感を持ってほしい。
・戦略のたたき台として結婚・出産のアイテムが手薄と感じる。
・起業していただきたいが具体的な施策を練ることが重要。
・財政計画の中身を見ないと事業の現実性(資金面)が判断できない。
・市内融資先の60~70%が高齢化、後継者がいない。
・総務省のICT利活用促進(ノウハウ)、地域オープンデータの活用が重要。
・本気でやらないと。(絵に描いた餅ではだめ)市のほうからも具体的な提案を。
・マーケティング的には「お客」を創り出さないと生き残れない。広島が近いという利点を活かして耕作放棄地を利用した企業ファームというのもあり。
・「えたじま」を隠すとたたき台はどこにでもある総合戦略。オリジナリティーが欲しい。
尚、策定スケジュールとしては、9月までに人口ビジョン・総合戦略素案をまとめ、パブリックコメントを実施。来年度予算編成をにらんで10月末を目処に策定する。
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