能美海上ロッジのゆくえ~リース方式の研究
くもりのち雨
昨日の中国新聞から。東広島市が来年4月1日オープンする芸術文化ホール『くらら』の開館に合わせて西城岡町駐車場を民間の力を借りて整備。民間が建設する3階建駐車場を借りる「リース方式」で、10年にわたり賃料を払った後、施設の無償譲渡を受ける。賃料などを合算した7億1,800万円の債務負担行為(→参考)を議会で可決したという記事。
いま、江田島市では能美海上ロッジの建替えが大きな関心事。能美海上ロッジ等整備検討委員会の提言書(→こちら)では建設手法(資金面)としてPFI方式とリース方式を比較すると、リース方式の手法が時代に即していると提言しています。(ただし、運営は指定管理制度)公共施設の用途目的、財政に対する長期的影響など色々な側面から検討しなければならない。
先日、PFI方式の研究について書きましたが(→こちら)、リース方式も含めて最適な整備手法について早急に市の整備方針をまとめなければなりません。「第2次総合計画」(平成27年3月策定)には「施設整備方針に基づき、必要な整備を行う」、「公共施設のあり方に関する基本方針」(平成26年12月策定)には「建築後40年を経過しているものもあり、短期的に今後のあり方を検討し、それに基づいた対応を図る」とあります。(現在の指定管理は平成29年3月31日まで。)
参考までに財政調整基金について。この基金は自治体が財源に余裕がある年に積み立て、不足する年に取り崩すことで財源を調整し、計画的な財政運営を行うための貯金です。平成18年度末で5億3千万円の基金が平成25年度末で41億5千万円になっています。
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